週末リオ旅行記3日目・フラメンゴ戦でロナウジーニョを見る
サッカー馬鹿さんたちのお楽しみと言えば、やはり、リオでのサッカー観戦。
旅行の終盤、いよいよその時が近づいてきました…。日曜の午後5時キックオフの、フラメンゴ対クルゼイロ戦に向かいます。
本当はマラカナンスタジアムで見られたら最高なんだけど、マラカナンは現在、リニューアル工事中。ワールドカップに向けてのことですが、果たして間に合うのかしら〜というノロノロペースです…大丈夫なのかなぁ。
そんなわけで、もともとは陸上競技場として作られたエンジェニャォンという会場へ行くことに。ニテロイからローカルバスに乗る時、同じくフラメンゴのユニフォームを着たファンの兄さんが一緒だったので、この人に着いていけば間違いない!ということで。
途中、何人か赤黒の服の人が乗り込んできて、ニテロイ応援隊が結成され(笑)、心強い限り。だって、行く先は、ガイドブックにも載っていないようなかなりローカルな場所なんだもの。バスではきっとたどり着けない…。
橋を渡り終えた頃、赤黒軍団がバスを降りたので、それに続いた私たち。しばらく歩いて、古い教会の前を通って、大きな通りに出たところで別のバスに乗りました。もうなんだかわからないけど、この人たちと一緒なら…。
っと、無事に会場近くのバス停で降りることが出来ました。ここまで来たらもう、赤黒軍団で埋め尽くされた道路を、彼らに着いて歩くのみ!
普通の住宅街の中にポツンと現れる、巨大な運動競技場という風情のエンジェニャオンに到着です。
チケットは事前にリオ市内のフラメンゴ練習場で購入済みだったのでバッチリ。
と思ったら、入り口が2階と1階で分かれていて、いったん出戻り…。はぁぁ。
ようやく中に入れたと思ったら、もうかなりのファンで埋まっていたよ。さすがフラメンゴ、ブラジル一、二を争うファン数を誇る人気クラブだけあります。
結局、まぶしい西日を遮る屋根のない、非常に暑いスタンド席に座ることに…。ほんとにね、ここ、暑かった〜。
みんなハダカでしょ?(かわいい女児まで!)おでこに手をかざしてるでしょ?かなり強烈な西日でありました。
試合はなかなか面白かった。ホナウジーニョも出ていたしね。ちょっと遠いけど一応、ホナウジーニョの写真も撮ったよ。
この日は一眼レフを持って試合観戦。サンパウロでもサルヴァドールでもしたことない行動ですが、リオならなんとなく大丈夫かなぁと思って。
そしたら、もう、周りはカメラ所持者だらけ、一眼のブラジル人もいたから、私だけが目立つこともなく、大丈夫でした。時代は変わったなぁ。5年ほど前はスタジアムでカメラなんて危なくてありえなかったんだけどなぁ。
なんとこの日、フラメンゴはバンバン得点を決め、5対1でクルゼイロを下したのでした。これだけゴールが入ると、それだけ楽しく叫び騒ぐことができるから、いいね♪
フラメンゴファンたちの大喜びようを見るのがまた楽しいんだ、これが。
ところでフラメンゴファンの応援、というか野次は、かなり激しいです。熱いです。
会場内ウエーブが何周もありました。あの大観衆が次々にうねりを上げていく様子、見ていてゾクゾクしますよ。
そして放送禁止系の用語を大合唱する様子もすごい。チームカラー、応援団のカラーというのは本当にチームによって個性があるけれど、フラメンゴはとにかくすごいっす。民衆パワー炸裂です。
ちなみに大敗したクルゼイロ(ミナス州のチーム)は、もう2部落ちが決定しちゃったみたいで、かなり肩を落として試合途中で応援団が席を去ってゆきました…。気の毒に…。
(→ここ訂正!!!我が家のサッカー評論家から訂正が入りました。クルゼイロファンの皆さんゴメン!!クルゼイロはまだ2部落ち決定ではありませんでした!まだ一縷の望みがあるんですって…。頑張れクルゼイロ!とおわびを込めて応援しよう!!!)
ここは子連れ(しかも幼児連れ)のファンも多く、女の子だけのグループもいたりして、なんだかアットホームでした。
みんなに愛されるフラメンゴなんだなぁ、ということをひしひしと実感。
早くマラカナンが復活してくれれば、もっと楽に試合観戦できるのにねぇ。ここ、ロケーションがちょっと悪すぎるし、なんせ陸上競技場だからピッチがとても遠くて見ずらいんだわ。
試合後、通りにあふれる人々にまぎれつつ、なんとかタクシーをつかまえてセントロのホテルに戻り、フロントに預けた荷物を引き取り、その足で空港へ。
本当はセントロからすぐのサントス・デユモン空港からの便を予約していたのに、航空会社(GOL)の都合で便が変更され、遠いガレオン空港まで行くことに…。タクシー代もずいぶん変わってくるし、所要時間もかなり違うので、相当イヤだったんですけど。まぁ仕方なし。
そんなこんなで、リオの週末・弾丸ツアーでしたが、みんなのやりたいことをすべて実現でき、最高の週末となりました。
これでもまだまだ行きたいところ・やりたいことはたくさんあって、リオの魅力は尽きることがありません。
時々、ファベーラの麻薬組織撃退作戦が繰り広げられるから、そういうタイミングをちゃんと見届けてから旅行する必要があるけれど、そういうことを差し引いても、リオは素敵な街だと思います。
ブラジルに来るなら、やはり、リオははずせないですねぇ〜♪