~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

語学習得には期間を定めた具体的目標が必要なのだ


今日から久々に大学通いをしている。
前にも通っていたことのある、バイーア州立大学、通称UFBA(ウフィバ)の外国人向けポルトガル語コースだ。
もうポル語の勉強はいいや、とりあえず言いたいことは言えるし通じるし、小難しい論文とか政治経済ネタでもない限り、だいたい読めるしわかるし。
もうお金を払ってポル語を学ぶことはしなくてもいいや、という心境でいたんだけれども。
かと言ってじゃあプロ級にポル語が出来るかというと、その自信はない。本格的な翻訳や通訳を、はいいいですよ、って胸張って引き受けられるほどの自信はない。
けど、まぁ、日々の生活に困らないし…
でも、今のレベルで満足しているわけではないから、何かやらなきゃ…


そんな感じのここ数年だったんだけど、このほど、一念発起して、ポル語をまた頑張ることにした。
10月の末に全世界で実施されるポルトガル語レベルチェックテスト(Celp-Bras、セウピ・ブラス)を受けることにしたのだ。ついに!
この試験の存在はもうずいぶん前から知っていたし、いつか受けよう受けようと思っていたけれどなんとなく受けることなく今まで来てしまった。
で、いつまでもそれじゃいかん、と急に思いたち、その日にネットで試験の申込をし(これが結構しちめんどくさい)…


やるからにはいい結果を残したい、ってことで、試験対策講座ってやつにも申し込んだ次第。
週3回、朝の9時から正午近くまで。これ、かなり時間を取られるんだけど、でもでも、やるからにはやらねば!



そして今日がその講座の初日だった。メンバーの顔ぶれはバラエティ豊かで、国籍も様々。そしてみなさんポル語がすでにかなりお上手である。
これは楽しい。


先生が、かねてより教わってみたいとずっと思っていたM先生だったのもとてもラッキー。
と言うか、事前調査により、M先生がこのクラスを担当することを知っていて、だからこそ週3回頑張ることに決めたんだけれども。
それは大正解。
評判通り、とてもいい先生のように思われる。思われる、というのは今日がまだ初日で、M先生の良さがまだわかりきっていないからね。


この試験は、とにかくひたすら書いて書いて書きまくる試験。もちろんヒアリングの要素やスピーキングの試験
(面接)もあるんだけど、比重の多くを筆記が占めている。だから対策講座でも、とにかく文を書きまくることになる。書いたそばから先生に見せ、赤を入れてもらい、さらに書きなおす。
宿題も毎回出る。それもまた文章を書く宿題。
ふーーーー。手が疲れるぜ(笑)


こんなふうに、突然私の中でのポル語スイッチが入ってしまったわけだけど、言うなれば、無理やりスイッチを入れたと言うか。
漫然とポル語もっと勉強しなきゃ、となんとなく思っていても、人間、そう簡単に実践できるものではありません。
いくら語学好きで語学オタクであっても、です。
語学がそれほど好きでないけど、ポル語やらなきゃ〜と思っている人なら尚更。特に独学は難しいことですよね。



でもね、一度目標が出来てしまうと、その目標に向かって頑張らねば!と思うものですね、人間って。
その目標に期間が伴っていると、なおのこと効果的ですね。
そしてその目標は具体的でないといけませんね。
「いついつまでに、何をどれだけやる」という具体的な目標。語学の場合、英検なりTOEICなりセウピブラスなり、検定試験を受けることにするのが一番手っ取り早いよね。


その人の精神力にもよると思うけど、
「いついつまでに、このテキストを1冊やり遂げる」程度の目標だと、ちょっと弱いかなって気がする。私の場合、それじゃ実行しきれないな、きっと。
目標期間があまりにも長いのも、モチベーション継続という意味で、少し難しいかなとも思う。



だから今回、「1ヶ月後のポル語試験に向けて頑張る」という短期目標は、我ながらすごく良いなと思った。
だって、私、やれてるもん。今のところ。いつになく久々に本気でポル語と向かい合ってるもん。
って、今日が初日ですが(笑)。
1ヶ月後まで息が続くかどうか。いや、続けます。ここに書いちゃったもんねぇ。



ちなみにドイツ語もね、テストが課されるからこそ本気で教科書を開くってもんです。そして本気で記憶しようと頭を働かせる。
これがただなんとなく漫然とドイツ語習ってるんだ〜という状態だったら、なかなか頭に入ってこないと思う。
人間、必要に迫られないと、ね。



ということで、全世界の語学学習者の皆さま!
ぜひとも目の前に試験を設定し、それに向かって自分にハッパをかけて頑張りましょう〜
頑張ってるのは自分だけじゃないぞ、と思うその気持ちも、十分モチベーションアップに効果ありだと思います。はい。



(この話をまるまるコイに当てはめると… 漢字検定に挑戦させるってのがやはり手っ取り早いということだろうか。ううう。)