~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

大きな月の夜


サルヴァドールで今夜見た月は、大きくてまんまるで、とても美しかった。



今夜の月は、日本より半日遅れて見たことになるけれど、噂にたがわぬ大きくて美しい月でした。



きれいな月をよりきれいに見ようと、家族みんなで車に乗って、近くの海辺まで出向きました。
私は一眼レフに、持っている中で一番望遠がきくレンズを取り付けて。



最初は、薄雲にさえぎられて、もどかしい感じで鈍い光を放っていた満月さん。
海辺には、たくさんの市民が、その姿を待ちわびているのに、なかなか顔を出してくれない。
子どもたちからは、sai,sai(サーイ、サーイ。出ろ、出ろという意味)の声も上がる。



それでも、月が上るスピードって結構速いのね。
まもなく、きれいに顔を出した。
惜しげもなく、まんまるに。きれいな顔を見せてくれましたよ。

手持ちで、たいした望遠レンズでもないんだけれども、クッキリと月らしい様子が撮れました。うれし。



真っ黒い海が、満月のあまりに明るい光に照らされて、こんなにも白んでいた。そんな海もまた美しいもの…。

このあたりは、Jardim dos namorados(ジャルジン・ドス・ナモラードス)、直訳するとズバリ「恋人たちの園」という、なんとも照れくさい地名なんだけれど、そこを象徴するように立っているのがこの像。
説明するまでもありませんね。右が女性、左が男性…
一応、月夜の男女ってことで。はい。


実は、昨日も月の撮影を試みた。
犬の散歩の途中、若者グループがきゃあきゃあ言いながら、何やら空に向かってカメラを向けていたから、なんだなんだ?と思ってその先を眺めたら…大きな月!



私もあわててカメラを取りにいったん家に戻り、出直した。
そして海辺に出たんだけど、なんだか全然うまく撮れなくて。この調子。


撮影中は、ちゃんとおすわりして待っててくれたコリン♪


時間差はあるけれど、同じ月を、日本のみんなも眺めていたんだなぁ…と思うと、ちょっとだけ一体感を感じられて、なんとなく気分がいい夜。
月明かりが、停電の夜を、少しでも明るく照らしてくれていますように。



ところで。
最近、頭の中をぐるぐるして離れないこの曲。そして気づくと涙が出ている。


とてもいい歌詞だと思うので、書いておきます。そういえば私の両親が、合唱でこの曲を歌ったと言ってたなぁ。



♪夜明けの来ない夜は無いさ
あなたがポツリ言う
燈台の立つ岬で
暗い海を見ていた

悩んだ日もある哀しみに
くじけそうな時も
あなたがそこにいたから
生きて来られた

朝陽が水平線から
光の矢を放ち
二人を包んでゆくの
瑠璃色の地球

泣き顔が微笑みに変わる
瞬間の涙を
世界中の人たちに
そっとわけてあげたい

争って傷つけあったり
人は弱いものね
だけど愛する力も
きっとあるはず

ガラスの海の向こうには
広がりゆく銀河
地球という名の船の
誰もが旅人

ひとつしかない
私たちの星を守りたい

朝陽が水平線から
光の矢を放ち
二人を包んでゆくの
瑠璃色の地球
瑠璃色の地球


大好きな聖子ちゃんの名曲です。


この映像の冒頭にも、今日のような月が出てくるのね。



この曲が収められたアルバム「Supreme」は、中学か高校の頃、かなり聞き込みました。もちろん今も大好き。
たしか、最初に買った「CD:コンパクトディスク」がこれだったなぁ。