~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

船に乗って、ムケッカを食べに


どうも平日は忙しくって、このところブログが全然書けずにいます。
いや、書けば書けるんだろうけど、書かずにいると書かないのがクセになる…良くないですなぁ。
そして週末にまとめ書き。ま、それも良かろう、ってことで。


っと、まとめ書きの前に、久々にリアルタイム日記を書こう。今日あったこと。
(と思って夜に書き始めたのだが、途中で眠気に襲われ… ただいま日曜の朝アップ。)



まず今日は土曜日なんだけれども、午前中、日本語レッスンの生徒さんが一人いらした。ここには詳しく書いてないけれど、1月から、私は日本語の先生になったのだ。これまで教えていらした日本人女性が日本に帰国されることになり、後を引き継ぐ人を探していた。で、ご存知の通り、この街には日本人がほとんどいない。いたとしても、日中、日本語レッスンが出来るだけの時間の余裕がある人なんて、皆無だ。


そう、私くらいしかいないわけですよ。日本語を教えられる日本人が…。
まぁこれもタイミングですよね。私の時間的・精神的余裕さえあれば、出来ることなんだもの。幸い、今の私には、その余裕が少しだけありました。で、お引き受けした次第。
生徒さんにもいろいろ都合がおありで、たまには土曜の午前とか、金曜の夜とかにレッスンが入ることもある。でもそれも私の出来る範囲でやらせていただいている次第であります。


ま、日本語レッスンの話はまたおいおい。



午前中はそんなわけでちょっと忙しかったんだけど、午後は家族全員なにも予定なし!サッカーのテレビ観戦の予定もなし!(←これ、我が家のサッカー馬鹿さんたちにはきわめて重要なポイント。何をおいてもまずはひいきチームのテレビ観戦が第一に来る、ここ最近の土日であります…とほほ…)



ということで、かねてより気になっていた、Plataforma(プラッタフォルマ)にある海が見えるレストランに行ってみることにしました。
ちょっと遠いんだよね、そこ。エイ、っと気合を入れないとちょっと行かれないような場所にあるの。でも今日は気合が入りました、なぜか。



我が家から車で約30分強…
まずはRiveira(ヒベイラ)という地区まで行きます。方向的には、ミサンガリボンで有名なボンフィン教会の方。ボンフィンを過ぎて、さらに中心部から離れて行きます。


すると、白い帆船がまぶしく映る港が現れます。このへんがヒベイラ。
ここまでは何度も来たことがあるんだけど、今日はさらにヒベイラから船に乗りますよ。船と言っても、ボートって感じの、4人掛けが6列程度のもの。
乗船してわずか5分で、目的地である、対岸のPlataforma(プラッタフォルマ)地区に到着しました。近い近い。つかの間の船の旅。でも、気分が変わって楽しいよねぇ、こういうの!



船から降りて右方向に歩くと、列車の線路と、高架上の駅がある。その駅を通って道路に出ると、さらに右に進む。非常に素朴な小道の右側に、数軒、家が建ち並んでいて、そのうちの1軒が本日の目的地、「Boca de Galinha(ボッカ・ジ・ガリーニャ)」でありました。
こんなところにあったのか!



中は、まぁよくある海辺のバハッカ風の雰囲気。赤いボヘミア、黄色いスコールのビール会社ロゴ入りプラスチックテーブルとイスだ。ここからしてカジュアル。
そしてガラス窓なんてものはなく、天井から、日よけが下がっているだけ。だからこそ、直接海が目の前に広がって、とてもとても爽快なのよね〜



おもしろいのが、メニューが普通のノートにボールペンで手書きされていること。
どうやら、毎日書いているらしい。
今日の場合、前菜としてペイシ・フリット(魚のフライ)、カウド・ジ・スルル(貝のスープ)の2品。
メインはムケッカだけで、具のバリエーションとして、エビ、ドウラード(魚)、カソネッチ(サメ)、アハイア(エイ)がありました。あと、ソブリメーザ(デザート)としてマラクジャのムースなど数品。
ほらね、覚えていられるほどシンプルなラインナップ(笑)



冷えたビールを飲みつつ、海を眺めながらおしゃべりしつつ、料理を待つ…



と、まずは、貝のスープ。この街では非常によく出てくるスープだ。私たち、結構好きでね、いろんな店で試しているけど、ここのはかなり美味しい部類に入るよ。
コイもアレックスも大喜び。子どもって味に素直だよね。正直と言うか。



続いて魚のフライ。ええと、魚の名前、聞いたんだけど忘れてしまった…
ま、美味しかったから、何でもいいか(笑)
骨が少し怖いので、子どもたちに丸かじりさせることは出来なかったけど、身をほぐして与えました。衣の味加減が絶妙で、揚げ方もカラッとしてて、美味しかったなぁ。



そしてメインのムケッカ
我が家はいつもエビのムケッカ。アレックスがエビ大好き人間なのでね。
エビだけはハーフサイズが頼めるので、ハーフにした。
で、とても美味しかったので、家族4人でハーフサイズだと、ちょっと足りないかな〜というくらいでした。(あくまで大食い家族4人のケースってことで)
ご飯はもちろんおかわりで。
付け合わせのピラォンとフェイジョンもほとんど完食で。
良く食べました。お腹いっぱい!
ムケッカの味も良かったなぁ。総じて、ここ、味がいいです。雰囲気がカジュアルで素朴な割には、かなりいいんじゃないかなぁ〜。



そのまま6時過ぎまで居座れば、たぶん夕陽がとてもきれいに沈んでゆくのでしょう。
いつまでも眺めていたいと思える、レストランからの海でした。


帰りも同じボートで対岸に渡りました。どうやらボートは20分置きくらいで運行しているようです。乗ってすぐ着くのは本当にラクチン!5分って、ほどよく海上の気分も楽しめるしね。



船着き場のすぐ向かいに、サルヴァドールで最も有名なアイスクリーム屋さんがあるので、もちろん立ち寄ります。お店の名前は「Sorveteria Riveira(ソルベテリア・ヒベイラ)。
ここはいつ来ても観光客で大賑わい!
特に今は真夏の観光シーズン真っ盛り。なので、ものすごい人の列でした。



まずは窓口で欲しい種類(1ボールか2ボールか、シェイクか)を告げ、お金を払い、レシートを持ってアイスカウンターに並びます。この種類がまた豊富すぎて迷いまくる…
ざっと30種類くらいはありそうだ。




子どもたちの決断はいつも早い。
コイはいつでも「flocos」フロッコスに決めている。これは、白いバニラに細かいチョコチップが入っているもの。彼の定番。



アレックスはチョコのことが多いけど、今日はなぜか「morango」モランゴ、イチゴを選択していた。



そしてダンナは今日が初めて。なので全然よくわからないと言う。選ぶのも大変だと言う。
なので私がオススメした「coco queimado」ココ・ケイマード。ココナッツの実を炒ったものがココ・ケイマード。これ、イヴェッチのDVDで、彼女自身がここで選んで食べていた味。これがね、本当に美味しいの。



私は迷いに迷い…
マラクジャを一口、味見させてもらった末、結局は「Nata Goiaba」ナッタ・ゴイアーバに決定。
(写真はココ・ケイマード:薄茶色と、ナッタ・ゴイアーバ:白とピンク)


これが大正解でね。白がほんのりヨーグルトを感じるミルク味で、ピンクのゴイアーバ部分もあっさりシャーベット風になっていて爽やか。



ということで、ソルベッテリア・ヒベイラで味選びに迷ったら、これ!
★ココ・ケイマード ★ナッタ・ゴイアーバ 
★マラクジャ、グラビオーラ、マンガーバ、シリゲーラなどのトロピカルフルーツ類もシャーベット系でたいがい美味しい。
★モランゴ… これはシャーベット系ではなく濃厚なミルク系だけど、意外と美味しかった。


過去に私が「イマイチだった…」と感じてしまったのは、これ。
*バナナ・カラメラーダ… バナナが全然ナチュラルなバナナ味ではなく、人工的な味であった。甘すぎるし。
*ピスタチオ… これも甘すぎて、人工的な味だった。


次に試してみたいのは、コーヒー味かなぁ。
ちなみに1ボールで4レアル(200円)は、この地域にしてはちょっと高すぎると思う。ま、観光地だからね。4レアルでもみんなバンバン買いますから。



とっても長くなりましたが、ま、こんな感じの小旅行もたまには楽しいかも。ローカル気分が味わえるオススメコースですよ。サルヴァドールで列車を見ると言うのも貴重だし。(あれはたぶんディーゼル列車だろうなぁ、上に電線がないものね)




夕陽の時間に照準を合わせて行動する場合は(季節にもよるけれど)、今なら、ヒベイラに午後3時〜4時くらいに到着し、遅めのランチをプラッタフォルマでとり、デザートはやめてヒベイラに戻ってソルベッチを食べたら、ちょうど夕陽が沈む時間(6時〜6時半)になるかと。
今はずいぶん夜が長くなりましたからね。