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ブラジル初の女性大統領、誕生


10月31日の日曜日に、ブラジル大統領選挙の決選投票があり、ルーラ大統領(日本語表記だとルラ大統領)と同じ政党の女性候補が見事、次期大統領の座を勝ち取りました。
彼女の名前はDilma Rousseff(ジウマ・ホウセッフィ、日本語表記だとジルマ・ルセフ)。
初回投票でも最も得票率が高く、まぁ順当に行けば勝つでしょう…と言われていたけれど、ここに来て次点のジョゼ・セッハ氏(元サンパウロ州知事)が追い上げてきて…
さてどうなるか、と言うことだったんですけど。
やっぱりジウマ大統領で決まり、でしたね。



特にここバイーア州(貧民層が全国的に見ても多い、で、ルーラ氏は貧民層の圧倒的支持を受けていた)では、ジウマ氏の人気は圧倒的で。彼女の選挙事務所は市内にいくつも見かけたけど、セッハ氏のは全然見かけなかった。



それにしても4連休の真ん中に投票日って…
なんかちょっと気の毒なブラジル国民。



一夜明けてテレビニュースを見てみると、サンパウロやリオでは、ジウマ大統領誕生で大喜びする人々、そしてカーニバル並みのお祭り騒ぎの様子が映し出されていましたよ。
サンバでお祝いって…
大統領選にサンバって…
なんかすごいよね、やっぱり、ブラジルって。



国民の一票が大統領を決める、いわゆる直接投票だから、まぁ国民も盛り上がるさね。
特に女性初の大統領ということで、女性たちが大喜びしている映像がクローズアップされていました。



お隣のチリやアルゼンチンも女性大統領ですからね。南米は女性が強いのかしらん?!




そして今朝のニュース(グローボ局)では、日本での報道の様子も大きく取り上げられていました。ネットニュース(朝日や読売、日経)の画面が映し出され、東京駐在のブラジル人レポーターのおじさんがコメントしてました。
「ここ日本は大統領ではなく総理大臣が国のトップ、で、国民の直接投票で選ばれるわけではないので、今回のブラジル女性大統領選出のニュースは、ここ日本でも大々的に取り上げられました」みたいなことを言ってました…
確かに、日本で女性の総理大臣が誕生するのは一体いつ…?って感じよねぇ。



ちなみにうちに来ているお手伝いさん(もうすぐ還暦のおばちゃん)はジウマ支持。
私の自動車学校の教官(26歳の兄ちゃん)はセッハ支持でしたね。



さて、女性大統領になって、ブラジルに何か変化は起きるのでしょうかね…?
治安の向上とか、貧困層への支援などを訴えているみたいですけど、どうなるのかしら。