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バルセロナ滞在初日、いきなりサッカー観戦@カンプ・ノウ


さて気を取り直してすぐに外出。あと1時間ほどで、Camp Nou:カンプ・ノウバルセロナのホームスタジアム、現地語ではカム・ノウと発音)にて試合が始まると言う。え、今日って試合見る日だっけ???とサッカー馬鹿さんたちに聞くと、そうなんだよ土日のどちらかに試合が行われると言うことだったんだけど土曜の今日になったんだよ、との返事。ブラジルもそうだけど、スペインリーグも直前まで開催日が決まらないものらしいね。土曜か日曜か、ほんとにギリギリまでわからないんだって…。キツキツの日程を組む旅人には辛いシステムよねぇ。


で、私が作成した予定表にはこの日、「到着後、美味しいディナー♪」と記載されていたのだが、「到着後サッカー」に変更だよ…とほほ…



こうしてまた時間節約のためにタクシーで移動。っていうか、今回の旅、実はかなりタクシーを駆使したんだけど、子供が二人いて、メトロなりバスなりの料金を3人分(4歳のアレックスは無料のことが多い)払うとなると、トータルコストは結局タクシー代と変わらなかったりするのね。一人旅や二人旅だとタクシーは贅沢って感じるけど、4人しかも時々自力歩行を嫌がる幼児連れとなるとタクシーは本当に便利だわ。スペインのタクシー、ブラジル並みに安いしね。


さてさて憧れのカンプ・ノウ


などと悠長にしている余裕はなく、まずはチケットをゲットせねば。というわけでチケット売り場で当日券を狙おう…と思ったら、恰幅のいい気のよさそうなおじさんが近づいてきて、家族全員100ユーロでどう?と声をかけてきた。いきなりダフ屋につかまったよ!


っと、このおじさんはソシオ(年会費を払って席を確保している、公式ファンクラブメンバー)だったのだ。余っている席が4つあるから格安で譲りますよ、ということ。格安かどうかはその時点で判断がつかなかったんだけど、まぁぼったくり価格でないことは確か。スペインのサッカーチケットってめちゃくちゃ高くて、ほんとに目が飛び出るほど高くて(ゴール裏の一番安い席で軽く1万円超え)、だからこそ業者を通して事前にネット予約するのをためらったんだけど、家族全員で1万円ちょっと(1ユーロ約113円)ならいいか…とサッカー馬鹿さんリーダーの決断でこのおじさんに身をゆだねることに。



さて一体どのへんの席になるのか。わくわくしておじさんに付いていったら、え、まだ?まだまだ?まだまだ上なの???
…ええと、ここ、軽くビルの5階くらいの高さはありそうですけど…


巨大なスタジアム(9万8700人収容!)、そこのかなり上のほうで、なんかもう高すぎて選手が豆粒なんですけど…。
びびっていると、「な?いい場所だろ??」と得意顔のソシオおじさん。
私、返す言葉ありません…。



開始15分前くらいに席に着いたんだけど、さすがに巨大なスタジアム、なんだ結構空席あるじゃん!と眺めていた。すると、開始5分前くらいになって周りの席が次々と埋まり始めた。みんなうちのおじさんに声をかけて笑いあっているよ。年間指定席だから、みなさんなじみのファン仲間なんですねぇ。



そして試合開始となると、見事にスタジアムが満席に近い状態に!9割近く埋まっていたんじゃないかな。すごい、さすがバルサだ。


この日の対戦相手は同じくスペインのバレンシアというチーム。スペイン国内リーグ「リーガ・エスパニョーラ」の試合だ。バレンシアは現在リーグ1位の強豪、ということで熱の入った一戦…


ということらしいんだけど、すいません息子のサッカー程度しかわからない素人ハハなので、試合展開についてはよく覚えておらず、わかりません。いま、コイに確認しましたところ、イニエスタプジョルのゴールで2対1でバルサの勝利だったそうです。そう、せっかくのバルサだからメッシのゴールを見たい!と思ってたんだけど、この日はメッシゴールはなかったんだった。



頑張って愛機パナソニック
Panasonic デジタルカメラ LUMIX (ルミックス) TZ7 ブラック DMC-TZ7-K
で17倍ズームして、やっとこの程度のサイズに。
しかもトリミングして拡大してますけど…一応、メッシの背中。
本当は豆粒なんだけど、ここまで背番号が確認できる程度に撮れるって、やっぱりこのカメラってすごいと思う(親ばか)。



ゴール前の攻防。



試合の流れより私の脳裏に強烈に残っているのが、ソシオおじさんが終始ひまわりの種を食べていたことであった(笑)。


なんか、サッカー観戦にひまわりの種は付き物らしく、周りで何人も同じ行為をしているおじさんが…。ええ、リスなどが好んで食べるあのヒマワリですよ。しましまの。

殻を割って中身だけもちろん食べるんだけど、味付けが絶妙で実はなかなか美味しい。ジーッと見ていた私にソシオおじさんが分けてくれたのを味見したんですけどね。やめられない味かも。

で、殻はどうするかって?はい、思いっきり自分の足元に落として(捨てて)ましたよ。スタジアムを出るとき床を見ると、もう、見事にヒマワリの種の殻だらけ!!!道路にゴミなどはあまり落ちていなくて、キレイな街だなバルセロナ〜、なんて感心してたんだけどねぇ…サッカー場のヒマワリの種はオッケーなのか?ちなみにポル語でヒマワリはジラソウ、スペイン語でもジラソル。同じですね。



20時キックオフで、スタジアムを出たのが22時ごろ。


ソシオおじさん(サッカー観戦スタイルの基本、持ち物はスーパーのレジ袋に!を実践していてステキでした♪)とお別れし、人の流れに付いて歩いていったら、Maria Cristina:マリア・クリスチーナという地下鉄駅に出ました。ブラジルでの試合観戦後のやや危うげな雰囲気は全然なく、とても健全な感じ。あくまで印象ですけどね。そういえばバルサの応援もバレンシアの応援も意外におとなしかったなぁ。やっぱりブラジルサッカーのあの応援っぷり、野次の飛ばしっぷりはちょっと他とは違うのかも…と思ったわ。Torcida Jovem(サントスの応援団)とかGaviões da Fiel(コリンチャンスの応援団)とか書かれた超特大応援旗なんて、今回一度も見ることがなかったものねぇ。旗はこの程度でしたからねぇ。


なお、スタジアム最寄りのマリア・クリスチーナ駅近くに、バルサの元会長?が経営する大型高級ホテルがあり、選手も宿泊するそうですよ。ホントは泊まりたかったけど(なんせ試合後すぐにホテルに戻れると言うロケーションが素晴らしい)、なんせ低予算なもので…断念っ。家族4人で泊まれる部屋がなかったの。消防法だか何だか法の決まりで、一室に4人はNGなんですってよー。むぅ。