~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

今度は松葉杖ですか…


木曜の夕方、サッカー練習に参加しなかったコイ。
どうしたのかと言うと、その日の午後、学校の休み時間中にいつものようにクラスメートたちとサッカーをしていたら、ゴール前で友達と競り合い、足と足でボールを強く挟みあったんだと。



よくわかんないんだけど、
コイがディフェンスしようとして、右足首の外側でボールをとらえようとした。
コイの右足首の外側に向けて、ボール越しに力をかけて来た。
…ということかな???



友達に直接蹴られたわけではなく、ボールが間にあったと。
なのに、ものすごく痛くて、まともに歩けないと。
確かに、びっこをひいてた。(あ、これってNGワードかな?)



まさか骨が折れてるわけはないと思うけど、念のため、先日腰痛でお世話になった整形外科(24時間対応)に連れて行きましたよ。
そしてレントゲンですよ。
骨には異常なし。良かった良かった。
じゃあまた痛み止めをもらってさくっと帰りましょう…と思ったら、そう簡単にはいかなかったのだった。
先生の指示は、
「今日から3日間、痛む足を床につけてはいけません」



ってことは…???



まずはgesso(ジェッソ)の部屋に行きなさいと言われ、
ん?ジェッソって石膏のことじゃなかった?石膏で型でも作るっていうのかい?
骨折でもないのに???



…と疑問に思ってたら、ジェッソって、要するに患部に添え木をあてて、ガーゼでぐるぐる巻きにする処置のことを意味するんだ。
ひじが折れたというおじさんが、ぐるぐる巻きにされてた。肩から三角につり下ろすスタイルでね。
で、コイもこれをやるってこと…?
骨折してないのに…?



まぁしかし医師の指示だ。従うしかないよのぅ。



かくして、それはそれは大げさな(笑)足が出来上がったのだった。
さらに。
処置後、なんと車いすで受付まで戻ったのであった。そりゃそうだ、さすがにけんけんで受付まで戻るのは至難の業だ。



で、さすがに車いすは貸し出してくれない。っていうか、そんな大げさな…
結局、薬局で松葉杖(muleta:ムレッタと言う)を借りなさい、ということになった。そうなんだ、薬局で貸し出しするもんなんだ…。



24時間営業の薬局に行き、子どもでも使えるサイズの貸し出し用松葉づえがあるかどうか聞き…3軒ほど回った時、やっと見つけた。
貸し出し時に保証金として100レアル現金もしくは小切手で置いて行くこと。
松葉杖自体の貸出料は1週間8レアル、一日だと2レアルだと。安いのね。



そんなこんなで、にわかに誕生した我が家の松葉づえ少年。そりゃもう不便きわまりない。何が一番面倒かって、シャワーだね。濡れないように足をラップで巻き巻きして、ビニール袋をかぶせて。それでも水は入るんだよねぇ…



そして学校。
スクールバスの階段を上るのはどうなの?
コイの教室は2階にあるけど、どうするの?
いろいろと心配事があるし、コイ本人もかなり弱気になっている。なので、松葉杖初日は私も同行したよ。



まずは2階へあがるためのエレベータ利用許可をもらうために医務室へ。そしたら、エレベータには鍵が掛かっているから開けないと…と。
で、この鍵がまた、合わないんだかさびてるんだか? 全然開かないし〜。
エレベータの存在意義、なし(笑)



仕方なくコイは松葉づえ利用のまま階段を上り、教室へ。
教室では友達がわいわいと集まって来て、もう大騒ぎ。どうしたのどうしたの、って。
見ればわかるでしょうがっ!!!(笑)
骨は折れてなかったよ、でもみんなサポートよろしくねっ、と申し伝えて、私は帰って来た。



その日は、女の子を中心に、いろいろと世話を焼いてくれたらしいよ、コイのために。ありがたいねぇ〜。



それからかれこれ丸2日半経過。
今では完全に痛みは消え去り、普通の状態なんだそうですよ。本人いわく。
だから松葉づえなんかもう全然必要ないんだそうですよ。
でも巻き巻きにされた足は自分でほどくわけにいかないし、なんせ3日後に病院に戻ることになっているわけだから、まだ半日ほど待たないといけないのだ。



ほんとに、今回の件で、ブラジル人って本当に病気やけがに対して「大げさ」だということがよぉぉぉくわかりましたわ。
単なる「打ち身」で、松葉づえになるものなのかなぁ、普通…?
そこまで大げさにしなくても〜 と、思ってしまうんですけど。だって、大げさよね、これ。絶対…



そんなこんなで、またしばらくサッカーの練習はおあずけのコイ。
腰痛が良くなったと思ったら今度は足だなんて。ついてないねぇ。そういう時期なのかなぁ、今。
早く晴れますように!!!