チャイルドシート義務化から間もなく1カ月
今月(9月)1日から、ここブラジルでも、チャイルドシートの使用が義務化された。
対象年齢の子どもがチャイルドシートなしで乗車しているのが見つかると、ドライバーに対し、罰金R$191.54、約9500円が課せられる。さらに、点数も引かれるとか…
そろそろ義務化だったよね、というのはうすうす知っていたけれど、9月1日からとは知らなかった私たち。たまたまその日の朝のニュースで知ったんだよね。
(実は最近、アレックスにはもうシートがきついのではずしていた)
というわけで、また装着したんだけど、やっぱりきつい。
ここは、座面を高くするタイプの「ジュニアシート」ってやつを買わないと!
で、早速ショッピングモールに探しに行ったら、見事に完売。次回入荷のメドも立たない、と言う。
みんな考えることは同じ…。
ギリギリになって慌てて用意しだすってわけね…。
赤ちゃん〜4歳児くらいまでのベビーシート、チャイルドシートの在庫はあったんだけどねぇ。ジュニアタイプが…。
仕方ないからネットで買うことにした。たまに利用するMercado Livreという、まぁ日本のヤフオクみたいな感じのサイト。ここは割と安いのが買えるし、個人ではなく業者が出している新品商品ならばかなり安心できる。
結局、それでも日本で買うよりかなり高い、R$155という値段(約7500円)で購入した。日本ならねぇ、このタイプは2980円くらいで手に入るのに!
ま、私が買った値段も、ブラジルでは(いや、サルヴァドールでは)激安の部類に入るのかも。新聞に出ていた価格帯は、ジュニアシートはR$500〜(2万5000円〜)となっていたから。そんなに高いわけはないと思うけど。
買ったのはこれ。サンタカタリーナのメーカーから。送料がR$75もかかったけど、バイーアでは入手できないから送料は仕方ないわねぇ…。
そして全国的にこの品薄は続いているみたいで、もう1カ月近く待たされている人もいると報道されていた。
しかし、シートなしが見つかると罰金でしょ?
買いたくても売ってない…っていうのは言い訳として通用するの???
で、例の、アレックスの送迎のおじさん。
8月31日になって、いきなり、
「もしチャイルドシートあったら貸してくれないか。義務付けされたから、それがないと送迎業務が出来ないんだ。店には置いてなくて、買えないんだ。とりあえず、貸してもらえないか」と来た。
幸いうちには古いのが一台余ってたので、それを貸した。でも部品が足りなくて、きっちりと装着できないんだよねぇ。それはまずいんじゃないのか?
それからかれこれ1カ月近く経った本日。
うちのシート、ちゃんと使えてるんですか?自分でちゃんと購入出来たんですか?と聞いてみた。
すると。
まだシートは買えていない。
けど、交通局に行って、理由を話したら、免除の証明書をもらえたので大丈夫だ…
(シートが入手困難なので装着できないことを公的に証明してもらう文書???)
と、こう来た。
うーん、やっぱりあのおじさん、ちょっと問題。
だってシートって言うのは、子どもの安全のために使うわけでしょ?
子どもを送迎する仕事のアナタが、今まで準備してなかったこと自体、おかしいんじゃ???
交通局に免除してもらったから大丈夫、っていうのは変なんじゃないの?!
…ますます問題だ、あのおじさん。
で、チャイルドシート装着に関する取り締まり。
さすがに9月1日から数日間は、あちこちに警官が出て、車を止めてチェックしていたみたいだけど、最近はさっぱり…
ブラジルのいつものパターンだな。
飲酒運転取り締まりが厳しくなった時も、一時期だけ検問がものすごかったけど、1カ月か2カ月で元通りになったもんね。ほんと、付け焼刃的。
我が家はもちろん、アレックスはちゃんとジュニアシートに乗ってますよ。
コイはもう8歳なので、一応、シートなしでもお咎めなし。普通にシートベルトしてもなんとか大丈夫な身長になったのでね。