~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

サッカーの試合(紅白戦ですけど)


相変わらずサッカー大好きな長男コイ。
日本の一時帰国中には、日本の少年サッカーをいろんなところで見たり、体験させてもらいましたよ。
お世話になった皆さまには感謝の言葉しかありません…
日本での少年サッカーは、ブラジルでの少年サッカーといろんな意味で違っていて、本当に勉強になりましたわ。母もコイも。



その違いは、まぁ、いろいろとあるんですが。
一つは、試合のやり方。



日本では、少年団でも地域のチームでも小学校にひもづいたチームでも、よそのチームと練習試合を組むものよね?
横浜滞在中にお世話になった小学校チームでも、違う区の小学校チームと練習試合があり、コイも参加させてもらいましたよ。
(いきなりやってきた飛び入りの子を出して下さるなんて、なんて心の広いチーム… 人数が少ないせいもあったようですが… なんせ3年生は3人しかいないチームで。)



で、ブラジル(というか、うちの近辺のサルヴァドール)では、少年チーム同士の対外試合のようなものは皆無と言っていいでしょう(涙)



皆無というのは語弊があって、
もちろん、プロのクラブチームの下部組織として運営されている、セレクションがあって入団する本気のチームは別ですが。
たとえばヴィトリアやバイーアの下部組織(バゼと言う)は、遠征試合などもやっていますが。



うちなどが所属する、いわゆる「スクール」的な組織では、せいぜい紅白戦がやっと…
なんでだろう…
スクールはいろいろあるわけだから、たまにはスクール同士でやればいいのになぁ。
やっているスクールもあるのかも知れないけど、たまたまうちは、対外戦をやらないスクールなのかなぁ。
むむむ…



ま、試合自体は、普段の練習日にいやというほどやってるんですけどね。
っていうか、練習日には、ほとんど試合しかやらないんですけどね(涙)



日本の、基礎練習を重視した少年サッカー風景を見て感銘を受けてしまった母としては、練習試合ばかりじゃなく、もっと基礎もやって欲しいと思うんですけどね。
はっきり言って、リフティングの練習など、皆無で。
コイなどは、リフティングという言葉を、日本のサッカー少年に出会うまで知りませんでしたよ。よよよ。



時間配分でいえば、1時間中、長くて20分が基礎練習。ドリブルとかシュートの練習ね。で、残りが試合。
日本はその逆が多いと思うんですけど。



ま、ブラジルのスクールに来てるサッカー少年たちは、とにかく楽しくやれればOK!みたいなスタンスで。コーチも、「サッカーは楽しければいい!」というスタンスのようで。
3年生のコイには、まぁ、そういうスタンスがちょうどいいと思うので、いいんですけどね…。



さて本題。
対外試合はないけれど、うちのスクールでは、年に1回、スクール内のリーグ戦による大会があるんです。
それが7月〜10月にかけて行われ、月に2〜3回、日曜日の午前中に試合が設定されています。
7月は日本に滞在していたので参加出来なかったけど、8月からメンバーに入れてもらいましてね。このほど、コイにとっての記念すべき初戦がありました。



同じ年代(生まれ年)ごとにカテゴリーを分け、大きい方からJunior(ジュニオール)infantil(インファンチウ)mirim(ミリン)と呼びます。
2002年の3月生まれのコイは生まれ年的にはミリン組なんだけど、普段ひとつ上のクラスで練習していることもあり、インファンチウ組に入って4年生たちとともにチーム編成。



さらにインファンチウは4チームに分かれ、スイス、オランダ、スペイン、ドイツというチーム名になっています。コーチが適当に割り振ったと思われ、コイはスペイン。参加費を払うとユニフォームが支給されるのだけれど、背番号はコーチが適当に割り振り… なんとコイは10番をもらってしまった!
こりゃ大変!!(笑)
点数決めてもらわないと!!!
(なぜかスペインの赤じゃなく、アウェイのブルーというのが疑問だが…ユニフォーム…)



当日は、第一試合が8時15分開始とされていて、うちの第2試合は8時45分から。
ということは10〜15分ハーフの前後半戦ということですな。
で、8時半ごろ会場に着いたら…



なんとまだ第一試合も始まっていなかった!
さすが、ブラジル時間…
少年サッカーの世界も、やはり、ブラジル時間なのか…。



さてコイの初戦。
一応、リーダー的なお父さんが試合前にポジションの話などをし、一応、チーム内で話し合って誰がどこに着くか決めた、らしい。
で、コイはミッドフィルダー
しかし、普段の練習では、ほとんどポジションも何もないままに試合しているわけで…果たして機能するのか?!
コイは2点ゴールするぞ!を目標にしていたけれど、達成できるのか?!


結果、1−0でスペインの勝利。
だったけど、コイは得点できず。で、勝ったのに悔し泣き。
終わっても隣の空き地で練習を始める始末。
結構ボールを奪ったり、マンツーマンで守ったり、よくやってたと思うんだけどねぇ、母としては。
でも本人は納得いかなかったみたい。
そういえば横浜の練習試合でボロ負けした時も、終了後、一人泣いてたな…
その時は、最後の試合で、あとちょっとで勝ちそうだったところを終了間際に逆転で1点取られて、それはそれは悔しい負け方だったんだけどさ。


悔し涙が出る派、らしい。



普段の練習の試合では、ここまで真剣に勝敗を気にしないから、悔し涙が出ることも少ない(皆無では、ない。っていうか基本的にコイは泣き虫でねぇ…)。
けど、今回のカンピオナート(チャンピオンシップ)では、一応、チームの順位がかかっているからね。ヤル気は倍増するよね。
その意識がないと、上達しないよね。精神的にも、技術的にも、成長しないよね、と母は思う。



だからもっとブラジルのスクールも、対外試合をやればいいのに〜、と思う…
なんだかまとまりがなくなりましたが。



正直、日本のサッカー少年たちのほうが、うちのスクールの子たちより、断然技術は上です。はいっ!
たぶん、試合回数はブラジルの方が上かも知れませんが。
どっちがいいのかわかりませんけどね、育成方法にお国柄が表れているのかなぁ〜と思う次第。



技術が先か、ゲーム感覚が先か。


※ブラジル全体ではどうかわかりませんが、とりあえず、サルヴァドールの我が家近辺の少年サッカー事情ということでご理解下さいまし。