~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

この時期、男の子を魅了するもの


いよいよコッパ・ド・ムンドが近づいてきましたね。
Copa do Mundoはサッカーのワールドカップのこと。どこにも「サッカー」「フッチボール」なんて入ってない言葉だけれど、コッパと言うだけでそれはサッカーのワールドカップなのだ。



この時期になると、男の子たちはにわかに収集マニアになります。
これ。
Panini社が出しているシールブック



4年前のドイツ大会の時にも、コイはこれにはまっててね。
当時はまだ4歳ちょっとだったので、まぁ単純に親に買ってもらってはシール袋を開けて貼って、シンプルに集めることだけを楽しんでいたんだけど。
4年たって、8歳になった彼のやり方は、以前とはちょっと違っている。


まず、学校の友達、サッカースクールの友達などなど、仲のいい子がみーんな集めてる。
で、シール交換がとても盛んだ。


これは、1冊のalvo(アウヴォ、台紙となるシールブック本体)に、一袋5枚入り75センターヴォ(約40円)で売っている選手の顔写真シールを貼っていくものなんだけど、集めて行くうちに、当然、シールのだぶりが発生する。
もうすでに持っている選手が、また別の袋にも入っていた!という状態になるわけだ。
なので、だぶりシールをお互いに譲り合い、自分の台紙を完成させていくというわけだ。


単に1枚を1枚と交換するだけでなく、
もう完成に近づき、「残り4枚!!!」と息巻いている子などは、
欲しい1枚を持っている子に対しては、「ボクの7枚をあげるから、それ1枚をちょうだい!!!」となるわけだ。
まだ始めたばかりの子にとっては、1枚が7枚で返って来るんだから、オイシイ話だよね。


そして私も、シール作戦を有効活用する。ふふふ。
何に有効活用って、お勉強よ!
漢字テストをやって、合格したら、1袋をごほうびとして与えるのです。合格しなければもらえません。
シールは効き目あるよ〜。自分から漢字テストやりたい!って言ってくるもんね。普段、ありえないこと。


さて、このシールブックをめぐっては、コイの学校内でまたも盗難騒ぎが起こっているらしい。
被害者はほかでもない、コイ本人。
昨日、初めて学校にシールブックを持っていたコイなんだけど(っつうか、学校に持っていくコイも悪いんだけど)、休み時間に外でサッカーをし、教室に戻ってきてみたら…とあるページのとある選手のシールがはがされて、そのページが破れていたんだと。
教室にはその間、クラスメートは誰もいなかったらしい。
シールブックは、コイのリュックの中に入れてあったと。リュックは開いていたと。(馬鹿ねえ、閉めておいてよ…)


帰宅後、すかさずテープで修正したコイ。


聞くと、被害者はコイだけじゃないらしい。先週末にも、同じクラスの友達のシールブックから、2枚もシールがはがし取られていたんだって…
それって、どうなのよ。
いいとこのおぼっちゃん学校の子が、学校で盗みですって。
どうなってるのよーーーーー。


「もう2度と学校にシールブックは持っていかない」と、みずからさとったコイ。そうだそうだ。そもそも授業に関係のないものを学校に持っていくのがいけないんだ。



そんなこんなで、たかがシールブック、されどシールブック。
あ、これから始めようとする方。
シールの枚数は軽く600枚を超えてます。シールは5枚で0.75センターヴォです。軽く見積もっても、完成させるには最低90レアル(約4500円)以上かかります…
だぶりが発生するから、実際にはもっとかかるかなぁ。
コイが楽しそうに集めてるのを見て、あああ、アレックスも欲しがっちゃったよ。軽い気持ちで、1冊台紙を買い与えちゃったよ…
二人とも完成の暁にはいったいいくらの出費。
考えるのはよそう。