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幼稚園ネタ2題・教科書問題と学級崩壊?問題

今アレックスが通っている幼稚園はもちろん非日系で(そもそもサルヴァドールに日系幼稚園など存在しないし)、学費は安いし、でも対応は悪くないので気に入ってはいる。
何より、アレックス本人が喜んで通っているのがいいと思っている。


しかし、驚くほど適当と言うかいい加減というかゆるいと言うか…
何て言うか、私もB型でゆるい人間ではありますが、そんな私が「ええっ?」と思わず声に出すレベルの事態が発生することがあります。


たとえば教科書問題。
なんと4歳児クラスのアレックス、すでに教科書が必要なんだけど、学校側が用意するのではなく各自が書店に注文して用意するのね。
ま、これはサンパウロでも同じことだったんだけど。


そしたら、書店側で在庫がないという。サンパウロはもとより、ブラジル中の支店を探しても在庫切れだという。さらには出版元にも在庫がないという。
って、絶版かい???
絶版の本をなぜ教科書として選定するのじゃ…???


と、後日、学校内に出張書店がやって来て、教科書の販売をすることになったという。
出版元に在庫がない本を、その出張書店はどうやって確保するのだ???
でも一応注文してみたら、ちゃんと届いた。
不思議…


そんなことなら最初から学校側で一括購入しておくれよー。ぶぅぶぅ。
(しかも1冊約3500円もする教科書って… それが3冊って…中身はほとんど塗り絵レベルなのに…)



と、それが一点。



もう一点は、突然のクラス担任変更。



たまたま幼稚園に顔を出した時、去年のクラス担任の先生にバッタリ会った。おお、お久しぶり〜、なんてハグしたら、
「また今年もアレックスの担任になったのよ、今日から」と言いだすではないか。


今年(4歳組)は新しい先生のはず。アレックスもそう言ってたし、連絡帳のサインも新しい先生の名前だった。
ん…どういうこと???


と思ったら、その日、連絡帳にお知らせがはさまっていた。
「4歳児組の子どもたちの授業がちゃんとなってない。騒ぐし、新しい先生の言うことを聞かない。新しい先生は子どもたちを指導しきれず、学校側の求めるカリキュラムを遂行できなかった。ついては、去年までの担任で、キャリア10年のベテラン先生に担任を変えることにします。4歳組は読み書きも始まり非常に大事な時期なので、教育の質を考慮して、このような措置にしましたのでご理解下さい」ですって。


これは…
何と言うか…
さすがブラジルなのか、さすが私立なのか?


要するに4歳組が学級崩壊状態→それは新しい先生の指導能力のせい→だからベテラン先生に変更します、ってことで。
なんか、すごいなぁ、と。驚いちゃった。


指導能力が低いとみなされると、容赦なくクラス担任を下されるのね?
そういうもの?
じゃあ他のクラスの担任になるのかと言うと、この場合はそうではなく、おそらくや学校を辞めさせられたんだろう。その後、見かけないし、話も聞かないもの。つまり、職を失ったってことだね…。


ブラジルってそういう国…
結構、厳しいよね。


まぁでも、高いお金を払って「ちゃんとした授業」を受ける権利を生徒側は持っているわけだから、指導力不足の先生に教わるなんぞ、あってはならないことなのか。


日本でも私立だとそうなのかねぇ。
なんか、担任が変わるなんてこと、日本の公立だとそうめったに起こらない気がするので、ちょっと驚き&新鮮な体験だったわけです。はい。
ま、幼稚園レベルの話ですけどね、この話は…。