~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

母の日のおくりもの


ブラジルも日本も、5月の第2日曜日が「母の日」。
そもそもの母の日の始まりは、アメリカだそうですね。先日、コイのドラゼミ(日本の通信教育)の国語の文章問題に、そのことが載っていました。
アメリカの小学校の女教師が、亡き母をしのんでお花を飾ったのが始まりだとか。(すでにうろ覚え…)


ということで母の日にちなんだ行事が、ここブラジルでも学校ごとにあれこれとございましたよ。


コイの場合は、学校に母たちが呼ばれ、教室の中でそれぞれの子どもが母親にあてた母の日カードを読み上げるというもの。もちろん一人一人がそれぞれのお母さんに聞こえるような音量で。
朗読大会ではございません(笑)
ちゃんと一人で1から英語で書いたというメッセージ。すごい、全文英語で、一から一人で!ほんとかいな?!
と思ってたら、ちゃんと文法の間違いがありましたから。これは正真正銘、自分で書いた文章でしょう。
(You is super mom、って。isって…)


その後、全員でお母さんにちなんだ歌を歌い、踊ってくれました。なにぶん、英語の歌だったのでよくわからない歌でしたが。(サビでHappy togetherとは言ってた、ってそれだけじゃ全然わかんないって。)


教室には、先生お手製のクッキーやお菓子が並び、ちょっとしたパーティ風。
帰り際に、生徒お手製エコバッグをもらいました。バッグ自体は先生が縫い、表のデザイン(絵)を生徒たちが描いたらしい。
近くにいたママたちは、「スーパーに持って行くのはちょっと恥ずかしいから、ビーチバッグとして活用しようかしら」ですって。確かにビーチバッグとしても通用しそうな可愛さです。

さらに先生から母たちへのプレゼントとして、以前の行事で撮影してくれていた母と子の写真をセピア加工して引き伸ばしたものを。
すごいまめな先生…。クッキーにバッグに写真に…この日のためにいろいろと準備してくださって、感激です。


さてアレックスの方は。
去年と同様、土曜日の午前中に、市内のフェスタ会場をかりて母の日パーティでした。
と言っても基本的にはおつまみをつまんで炭酸飲料を飲んで(ビールにあらず。)、自由におしゃべりって感じなんですけどね。
一応、母の日ということなので、母対抗のゲーム大会がありました。椅子取りゲームとか、なわとび誰が一番多く飛べるか、とかね。こんな感じで。


私はとあるゲームで優勝し、写真立ての記念品をゲットしましたよ。ふふっ。
(上記写真のなわとびには参加せず。こういうシーンで何の躊躇もなく靴をぬいで裸足になれるほど、ブラジレイラ化は進んでいないのであります。)


パーティ終盤になって、ようやく母の日らしい出し物。
アレックスたち小さい子は、手に手にハート型のカード(Mae,eu te amoの文字入り。ママ大好きの意味。)を持ち、音楽に合わせて踊る。というか揺れて動いている…。
大きい子は、一列に並んで、歌いながら少し振りを付けてた。これらの曲もよく知らない曲、ポルトガル語

帰り際にプレゼント。アレックスのアップ写真(幼稚園で撮影されたもの)が入った写真立てでした。
一切、子どもの手がかかっていない、普通の市販の写真立てでしたけど(苦笑)


アレックスの手作りはないのか?と思ってたら、週明けの月曜日(母の日翌日)、母の絵に色を塗ったものを持ち帰って来ました。
とてもぬり絵とは言えないしろものですが…ああありがとう。母を想って、一生懸命塗ってくれたんだね。なぜか色は赤なんだね。

この紙に印刷されていたポルトガル語の言葉は、
「ママは神様が僕にくれた宝物」。
なんだかちょっとじーーーんと来ません?
この親に生まれてきたこと。この子を産んだこと。ある意味、神様が決めたことかもなぁ…なんてしみじみ思ってしまいました。


それぞれの行事に、激しい抱擁(アブラッソ)と接吻(ベイジョ)はつきもの。ママと息子、特にコイなんてもう小学生でいい年してるんだけど、それでもブラジルでは、むぎゅ〜っ、チュ〜、っとやりますよ、みんな。
チューはもちろんほっぺにだけどね。
そういう文化にもすっかり馴染んだ、ブラジルで4回目の母の日です。


そういえば今回は、なんとわが子以外の子どもからも母の日プレゼントをもらっちゃいました!
それは、私の日本語クラスの教え子、ララちゃんから。
今週の日本語教室では、おりがみでチューリップを作り、紙に貼り、自由に絵を描かせ、日本語で「ママ だいすき」と書かせたの。
チューリップならこの子たちでも大丈夫だろうと。
かぶととこいのぼりがかなり苦戦、というか一人で折れる子が片手に満たないくらいだったので、究極に簡単なチューリップならどうだ!と。
これは大成功でした。しかも、可愛い!ってみんな大喜びで。男の子も喜んで作ってくれた。


出来たら家に持って帰ってママにあげてね、って言ったんだけど、ララちゃんは私にくれた。ママにはいいの?って言ったら、もうひとつ同じのを作ってプレゼントするから、これは先生に!って。
かーわーいい〜〜〜。


チューリップにみんな可愛い顔を書いていました。



さて最後におまけ。


写真は、母の日特集と言うことで大々的に写真が掲載されていた、歌手クラウジア・レイチとその息子ダヴィくん。ノンノサイズの大判雑誌の見開きに、堂々のアップが4カットも!
とても美しい親子です。みとれちゃうなぁ。
彼女は、このダヴィくんを産んでまもなく、産後1か月でカルナヴァルの山車に乗って歌いまくったんですよ。すごい母さんだ、やっぱり。