~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

テレビに集中!の2時間

昼間、家に一人でいる時にテレビをつけていることはほとんどない私だけど、ここ数日は朝8時から10時頃まで、「集中して」「テレビの前に座って」しっかり視聴している。そう、豚インフルエンザのニュースを見るためにね。


8時からはとりあえず地元のニュース、TV Bahiaを見るんだけど、これはまぁGLOBO局の地方局のようなもので(北海道におけるフジ系UHBみたいな)、バリバリのローカルニュース。よって、あまり豚インフルの話はない。


そして間もなく番組は奥様向けバラエティMais Voceに代わるので、ここで私はチャンネルをRede Recordに切り替える。ちょうど全国ニュースFala Brasil(ファーラ・ブラジル)、しかも連日、豚インフルエンザのネタをたっぷり扱っているのである。

ここの売りは、「ブラジル人で初めてメキシコ現地に入ったレポーター」エロイーザ嬢による現地レポ&電話生レポートである。連日、キャスターはそのことを強調している(笑)。ショートヘアの知的な雰囲気漂うエロイーザ嬢のレポートは私も好きだけれど、ウイルス感染の危険性がものすごく高いであろうメキシコシティでの体を張った取材、本当に気をつけて遂行してほしいと思うわ…。

新しい映像はなかなか撮れないみたいで、長時間におよぶ電話レポート中、資料映像的な雑感が繰り返し繰り返し流れる。昨日も今日も同じ映像。まぁしょうがないよね。



私は日本のニュースはNHKしか見られないんだけど、民法各局はメキシコ入りして取材しているのかなぁ?



ところでニュースを見ていると、感染者のいる国やブラジル本国以外の国についても少し報道されるんだけど、日本も登場するんだよね。バックで流れる映像は、麻生首相が会見している様子とか、成田空港とか。最後は日系人女性レポーターによる都内での立ちレポで締め。内容は「空港での検疫を強化している」「最新鋭の検査システムを日本はすでに空港に備えている」といったもの。



ちょっと気になるのが。
どう見てもこの映像、日本じゃなくて中国でしょ?っていうのが混ざっているのよね。
小豚の丸焼きを路上のグリルでぐるぐる回して焼いてるのは、どう考えても中国料理でしょ?
そういえば中華街で見かけるような?
ってことはもしかして横浜中華街を撮影した???
いやいや、道を歩いている人の雰囲気も、どう見ても中国人…




中国と日本の混同は、もう、日常茶飯事なんだけれども。


先日、ある地元新聞(Correio)の特集記事を見てびっくり仰天した。その記事は、「外国人にも好まれ、海外からの移住者が多いサルヴァドール」というもの。6カ国ほどの移住者が、顔写真と国旗つきで大きく紹介されていたんだけどさ。
その中に、私も存じているサルヴァドール在住の日本人女性(ユカチャンではないよ)のお顔が…
そしてそこにはなななんとっ!「中国」の国旗が…。
プロフィールにはしっかり「Cinesa」の文字…。

シネーザって…。
中国女性じゃないか。思いっきり間違ってるじゃないか!!!
びっくりしすぎて、笑うこともできなかった。だって、一応、ちゃんと名の通った新聞の記事なんだよ。名前と国なんて、基本中の基本じゃないの!!!


生粋の日本人女性が中国人として大きく新聞に出ちゃうんだもん。私たちが中国人と呼ばれるのも仕方ないね…。



って、話がそれましたね。



話を豚インフルに戻すと。
昨日、コイの学校から、「豚インフルの特徴と、予防について」のメールが入りました。コイによると、クラスメートのメキシコ人の女の子は元気らしい。ほっ。
アメスクですが、それほど大騒ぎはしてないみたいです。デング熱に対する注意と同じような扱いかな、今のところ。


ただひとつ心配なのは、日本はこれから夏だからインフルエンザは流行りにくいけど(ウイルスは一般的に冬に広がるものらしい)、地球の反対側・ここブラジルはこれから冬です。ちょっと遅れて豚インフルがブラジルに入って来て、冬になる6月に流行なんてことになったらそれこそ大変!


ともあれ。
日本はゴールデンウイークですね。せっかくのカンクン行きをあきらめざるを得なかった人がいらっしゃると思うと、つらいです。(アメリカで感染した学生がカンクン旅行から戻ってから発症した…というニュースが出るたびに流れる美しいカンクン映像に、この間の家族旅行を思い出してしまう私です。)


ブラジルは明日の「労働の日」から3連休です。