~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

日本語教室と、豚インフル


今日も暑いよサルヴァドール
豪雨よりはいいけど、これだけ暑いと、外に出るのが苦になるわ。でも今日は週に1度の日本語レッスンの日。いかねば…


ということで行って来ました。30分ずつの2コマなのであっという間と言えばあっという間なんだけど、まぁ今日も元気な子どもたちだこと。
最近は、まともな「お勉強」をしてもまだちょっと無理があるということで、割り切って、日本語の歌や遊びに徹しております。
今日やったのは、幼児向けのあの歌。「あたま・かた・ひざ・ポン!」ってやつ。もちろん振り付きで。
通常、日本の3歳児くらいが歌うものだよね?簡単だからこれなら大丈夫だろう…と思ったら、大丈夫でした♪


6歳児クラスも7歳児クラスも、やる気になってくれて(ここポイント。)、みんなで立って振り付きで踊りました。
最初は私と一緒に。慣れてきたら子どもたちだけで。3グループに分けて、グループごとにやらせたり。
これで、日本語の単語、6つも覚えたじゃん!(頭、肩、ひざ、目、鼻、口)
すごいじゃん!!!
と、持ちあげつつ教えたら、喜んでた。良かった良かった。
それにしても、同じことをやっても、6歳児と7歳児クラスでは、覚えが全然違うね〜。やっぱり1歳大きいと、覚えもいい。


しかしだなぁ。
この子たちは、日本語を覚えることに対する義務感も危機感もないから、何と言うか、本当にお遊びなんだよなぁ。それでいいんだけれども。
今、日本にいるブラジル人の子弟たちが、お金がなくて私立のブラジル人学校ポルトガル語によるブラジル式授業)を受けられず、日本の学校へ入ることを余儀なくされていると聞き。
その子たちが、そして受け入れ側の学校の先生たちが、どれだけ言葉の面で苦労しているだろうと…。想像するだけで心が痛む。
今、私が日本にいたら。そして、近くにそういったブラジル人の子どもたちがいたなら。ポルトガル語を使って少しは力になれるのに…とものすごく思う。


さて最近の話題と言えばクサナギくん、じゃなくて豚インフルエンザですね。
メキシコシティ近辺では大変なことになっているみたいで。
日本での水際対策も大変なことになっているみたいで。ネットニュースや、NHKワールドのニュースで、ちゃんとチェックしていますよ。


そして日本の皆さんは、「同じ南米のブラジル、大丈夫なの?」と思っていらっしゃることでしょう。
今のところ、ブラジルでは感染者は確認されていません。
ただ、感染の疑いがある人は、27日中(深夜)までに12人。(ブラジルのネットニュースによりますと。)
ミナス・ジェライス州でで3人。
ヒオ・ジ・ジャネイロ州で2人。
アマゾナス州で2人。
ヒオ・グランジ・ド・ノルチ州で2人。
サンパウロ州で1人。
パラー州で1人。
そしてわがバイーア州で1人、です。バイーアの一人は、アメリカ・ボストン在住のブラジル人男性で、サルヴァドールに親戚がいるのでバイーアに来たそう。マイアミ経由サルヴァドール行きの飛行機だったそうで、発熱とのどの痛みがあるようです。一緒にいた奥さんは症状なし。
今のところ、「疑い」で済んでいるようですが。


どこの国だって、疑い事例はあるだろうなぁ。世界は飛行機で結ばれていて、メキシコから各地へと飛行機は飛んでいるんだから。
サルバドールはメキシコへの直行便はないけど、サンパウロやリオからはメキシコ行きが飛んでいるよね。そしてバイーアの男性のように、マイアミーサルバドールの直行便は、ある。
とにかく、いつウイルスがブラジルに入って来ても不思議じゃないよね。


この手の、感染系の事案で言えば、ここバイーアは「デング熱」による死者のほうがよっぽどすごいことになっているよ。蚊が媒介する病気。
デンギ、と発音するけれどね。ポルトガル語では。
デンギの蚊に刺されると発病する。なので、蚊に刺されないことが大切。人から人へはうつらない。
蚊は飛行機に乗らないし、人人感染ではないから、豚インフルのように世界に広がることはないけれど、バイーアの人にとっては豚インフルよりデンギのほうがずっと怖いはず。


ところでかつて、東京で仕事していた時、新感染症SARSに関して専門家にインタビューしたことがありました。
その時のインタビューをまとめた動画がこちらで見られます。(「霞が関ナレッジスクエア」内のコンテンツです。が、無料の会員登録が必要になっています…ご面倒でない方はぜひ登録してご覧ください。新感染症対策のお話です。)


予防するには、とにかく、手洗い・うがい。
せきをしている感染者に近づかない。ウイルスはせきによって巻き散らかされるから。
睡眠をしっかり取って、免疫力の高い、健康な状態でいること。これらが大事、と強調されていたことを覚えています。
それは、どんなウイルスにも共通するものだと。


あまり恐れすぎて必要以上に慎重に行動するのもどうかと思うので(だって一日中家に閉じこもることなど出来ないでしょ、健康で、仕事を持つ人が→主婦も仕事!スーパーに買い物に行かなきゃ家族の食事作れないでしょ。)、これらのことに気をつけつつ、意識しつつ行動しましょ。
子どもたちにも手洗い・うがいを徹底させます。


メキシコ在住の日本人の皆さんは、まさに、戦々恐々とされているのでしょう。
とにかく、体調を整え、残業やストレスが多い働くお父さんたちは特に、体を休め、ウイルスにやられにくい状態でいて欲しいと願います。
早く終息することを祈るのみ…