~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

マンションの住民会議


夕食にお腹いっぱい中華丼を食べ(とても美味しく出来たのだ)、ちょっとビールも飲んで、さぁて「だんだん」でも見ようかねぇ…とソファに腰掛けようとしたとき、内線のベルが鳴った。
何だよぉ、こんな夜に…(20:15)と思ったら、
「今からヘウニアォン(会議)が始まりますから来て下さい」とのこと。
えー。
行きたくない…。


日本にいたときだって、マンションの会議は面倒だしあまり興味がないので、なんだかんだ理由をつけて委任状あたりで済ませていたのに。
ここは賃貸で住んでいるだけだし、
何しろポルトガル語での住民会議なんてわけわかるはずがない。
そういえば昨日、会議の案内のチラシが入ってはいたけれど、その議題すらよくわかんなかった。
だから、いいや、無視しちゃおう…って思ってたのに。
じきじきに呼び出しをくらってしまったものは仕方ない。部屋にいるのになんで降りてこないのよ?って話になるでしょ。


とりあえず、ダンナはすでにシャワーも浴びてリラックスモードだったので、まだ化粧を落としていない私が出向くことにした。


うちのマンションは小さくて、戸数がわずか18。
そのうち、今日の参加者は10名。二人は夫婦参加だったから、ちょうど半数の9戸が参加したことになる。


で、議題はどうやら、マンションのコンドミニオ(共益費)が高すぎる、いや、高くてもいいから管理の内容をもっと質の高いものにしてくれ…と。
まぁ骨子はだいたいそのようなことだったと思う。


でもさ〜、なんとも要領を得ない会議と言うか。
一応、司会進行役はいるものの、なんだかとってもアバウトで。話があっちこっちに飛ぶ飛ぶ。
みんな熱っぽくそれぞれ言いたいことを言う言う。


だから断片的にしか内容を理解できないのよー。早口のネイティブのポルトガル語はほんとに聞きにくいしー。
どうやら、2戸ほど共益費を踏み倒し続けている世帯があるらしく。
催促しても、「お金がないから」とか言って払わないでいるらしく。
どうやらその分も、われわれ他の世帯がかぶらされているらしく。
それは確かに理不尽だ。


だったらその家の水道を止めてやれ。
そもそも水道代が共益費に含まれているのはおかしい。個別に使った分だけ支払うべきだ。
いや水道のシステム的に個別会計は難しい。
だったらその家の電気もガスも止めてやれ…


その家の子どもがまた悪ガキでどうしようもない。
先日も無駄にエレベータを使っていて、呼んでもエレベータが来なくて困ったことがあった。
マンションの共有部分の壁を汚しまくっていた。


あぁだこぉだ。


そういえばその部屋の持ち主に先日ショッピングセンターでたまたま出くわした。
そうえいばその彼は腎臓のガンらしい。
確かに顔色が悪かった…


と、まぁ、こんなふうに脱線しまくり。
みんないったい、結論はどうしたいのだ???


そうこうしているうちに、今度は泥棒事件の話が始まった。
とある日曜日、マンションに誰もいない時間帯に、見知らぬ男が侵入し2戸において盗みを働いたと。
そもそもうちの門番はトレーニング不足だ。
そもそも、見知らぬ人間を通してしまう門番の質が問題だ。
最低限、監視カメラをつけたらどうか。
住民ではない人間が入る時は、身分証明書の提示と署名を求めることにしてはどうか。


うんぬんかんぬん…


そういえば水漏れ問題もこのマンションは多すぎる。
そういえば勝手に共有スペースを改造しようとしている人がいる。
住民会議の代表者も一新させて、マンション管理会社も変えて、総入れ替えにしてはどうか。
新しい代表者は、若いあなた、ほら弁護士なんだし適任じゃない?
いやいや僕は時間的にもそんな余裕がないし、第一、責任持てませんよ…


なんか、話題が多すぎて、いったいぜんたい、何をどうしたいのかわからぬ…


かれこれ2時間近く、こんなふうにまとまりなくとりとめもなく話し合い、
最後には本日の議事録に参加者全員がサインをして、今日はとりあえずここまで!ということで終了と相成った。
もちろん、私は常時ふむふむともっともらしくうなずいているだけで(だけど理解度60%程度)、一度も意見などは述べず。
そのうち、うちの子どもたちの叫び声がうるさすぎる…なんていう話が出てきたらどうしようと冷や冷やしながら(笑)。
幸い、そんな話は出てこなかったけれど。ほっ。


泥棒事件の話は気になったので、「それはいつの日曜日?昨日のこと?」と聞いてみたら、
「あぁもうずいぶん前の話よ〜」ですと。
そういうことは、事件発生直後に対策を取らないとダメでしょうが!!!


いろんな意味で疲れた会議でした。
この内容を家主に報告…本来ならするべきなんだけれど、どうせ不動産屋経由だし、何より今日の内容を正確に伝えられる自信0%。
そのうち議事録が文書になって配布される時まで待つことにしよう。


で、結局、どうなるんだろうな…
弁護士を呼んでどうのこうの…とか言ってたし。
また近々、2回目の会議があるんだろうか。むーーーーーん。
今度はダンナに行ってもらおうか。うーーーん。これも経験。