~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

誕生日プレゼント紛失事件


コイの誕生日の1週間後の3月18日に、学校の食堂で、中休み時間(リセスと呼ぶらしい)を利用してコイの誕生会をささやかに開かせてもらった。
誕生会と言っても、親がケーキとサウガジーニョ(ミニコロッケの盛り合わせみたいなもの)、それにブリガデイロ(練りチョコボールのようなもの)とヘフリジェランチ(炭酸飲料、今回はガラナーとコーラ2.5リットルを4本)用意して、
時間になったら子どもたちがわいわいと集まってきて、
パラベンス(誕生日ソング)を歌って、ローソクを消して、あとはみんなで飲み食い〜というもの。
ま、友達に囲まれてパラベンスでお祝いされて、コイがとてもうれしそうな顔をしていたので私たちとしても大満足なんだけどね。



多くの友達が、子供専用のパーティ会場を貸し切って盛大な誕生日パーティを開く中、こんなささやかな会でごめんよ…と思いつつ、まぁそのへんもコイは納得しているので彼も満足なんでしょう。
プレゼントもたくさんもらえて良かったねぇ、コイ!


なーんて言ってた翌日。たまたま学校に行くことがあったので、放課後のコイの教室に行ってみたら。
コイが半泣きの顔で「今日もらったばかりのプレゼントを何者かに学校で盗まれた」と訴える。
はぁ?盗まれただと???
コイがどこかに落としたんじゃないの?
友達を疑うなんて良くないよ。よく探しなさいよ。


大騒ぎしているコイを見て、周りにいた友達も一緒に教室中を探してくれる。
でも、見つからない。
コイいわく、以前にも誰かに鉛筆を盗られたんだと。そしてコイだけでなく、他の子も、誰かに何かを盗まれたことがあるんだと。
小学1年生で教室内で盗みですかい?!
こういう話は一方だけの言い分を聞いてもダメ。関わっているであろう相手の話も聞かないと。
でも相手が特定できないし、疑ってかかるわけにもいかないしー。


コイも、欲しかったおもちゃ(爆丸、バクガンと言うらしい)をもらって大喜びで学校で包みを開けちゃったのね。
日本ならありえない、学校にプレゼントを持参して、しかもそれがおもちゃで、しかも学校で開けちゃうなんてこと。即、没収の刑でしょうよ。
それがブラジルでは普通に学校におもちゃを持って行っちゃうんだよねぇ…。


あんたが学校でおもちゃを開けるから悪いんでしょ!
という注意は、コイには納得してもらえない…。


むーーーーん。
文化の違いとはいえ…
学校はしっかりしていて欲しいよなぁ…もっと厳しくあって欲しいよなぁ…


と、愚痴っていても仕方ない。
とりあえず、担任の先生にお手紙を書くことにした。
事の成り行きを淡々と。
「コイが言っていることが100%正しいとは思えないけれど、確かめようもない。だけど、教室内で、これ以前にも同じようなことがあるというのは事実らしいので、一度クラスみんなでそのことについて話し合ってみてはどうでしょう」
というくだりも含めて。


そしたら。
その手紙を持たせたその日、コイは笑顔で帰宅した。
バクガン、見つかったよ!
今日、全員でカバンの中の検査をしたんだ。そしたら●●のカバンから出て来たんだよ…
ですって。


コイいわく、
私の手紙を、先生は全員の前で読み上げたんだそうだ。そして、カバン検査に至ったらしい。
皆の前でカバンを開けさせられ、バクガンが出てきちゃった●●くん。やっべぇ、という顔をしていたらしい。
その後、●●くんにどのような指導が入ったのかは不明だけれど…
おもちゃは無事戻ってきてめでたしめでたしなんだけど…


こういうのって、難しいよね。出来ごころってやつかも知れないし、とにかくバクガン欲しさにやっちゃったのかも知れないし。
でも、いくらなんでも盗みは良くない。
こんなに上流階級のお子様ばかりが集う学校ですら、こんなに小さいうちから盗みが発生しちゃうの?
日本でもそういうことってあるんだっけ?


親としてもどうしていいのかわからないけど、
今回は、とにかく、ほうっておくとコイが誰かれ構わず犯人扱いして問いただしかねないと思ったので(だってバクガンが本当に欲しかったんだもん、そしてブラジルでは未発売、プレゼントはアメリカに旅行した子が買って来てくれたという貴重品)…
担任の先生を巻き込んでしまったけど。
うーーーん。難しいねぇ。


それにしてもバクガンってそんなに楽しいのか?!
アマゾンなんかで検索すると、すでに販売中止だったりして、過去のものになっちゃってる感じなんですけど…
(それでも一時帰国したら日本でバクガン買う!と張り切っているコイなのであった…その頃までまだ流行ってるかなぁ、学校で。)


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