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サルバドール生活丸一年


そういえば3月の中旬だった。過去日記を振り返って日付を確認したら、去年の3月15日だったよ、サルバドールに引っ越してきた日。
ということは、ちょうど丸1年たったわけですね、我が家のサルバドール生活…
我ながら、早いわ、1年って。


そうそう、去年もこんなふうに空が青くて、暑くて、太陽がギラギラしてた。
今朝みたいな、ハンパなくものすごい雨が短時間で降っては、素知らぬ顔で青空に戻ってた。
そういえばサルバドールの3月って、こんなんだったよね…って思いだす去年のこと。



厳密に言えば、去年の6月から9月までは日本にいたから、その間のサルバドールの様子はわからないんだけれども、そうか、もう1年か…。
そういえば気に入って着ているノースリーブのカットソーが、もういい加減くたくたになってきた。毛玉が発生してきた。
サンパウロ時代は、年間で数えるほどしか来ていなかった真夏用の服。ここでは年中活用しているから、そりゃ、くたくたにもなるさね。


それにしても。
来たばかりのころは、引っ越しのあれこれで心身ともに疲れまくって、なんか、この街のことをずっと好きになれないかも…くらいに思ってた。
でも1年経ってみて、
自分の足であちこち歩いてみて、世界遺産の街並みや、そこに集まる世界各地からの人々に触れてみて、あぁここはなんて素晴らしい街なんだ…
こんなにおもしろい街は世界中探してもそうそうないのではないか…
こんな街に住める自分が、すごくラッキーなんじゃないか…とすら思えるようになり。
めでたく、「サルバドールが大好き」と、声を大にして言える自分になりました。良かった〜。


住めば都って、本当にそうだと思う。


この街だって、決して治安は良くないし、ペロウリーニョを歩けば相変わらず物売りがしつこいし、車の運転だってみんな荒いし、幼稚園や学校の対応にも「え???」って目が点になることも多いし、なんたってポル語しか通じないし、しかもみんな早口でなまってるし、やっぱりいろいろと異国ならではのストレスは多いけれども。
だけど、かなりいいよ、ここ。
いつもきれいな海があって、いつも笑ってる陽気な人々がいて、いつも太陽があって、息を飲むほど美しい夕日があって、のんびりした空気が流れてて。
楽天的B型人間が、ますますB型度を高めてしまう要素がありすぎ(笑)


先の見えない転勤族なので、いつどこに異動するか知る由もないけれど、その街その街を、こんな風に愛せるようになれれば、すごく幸せだと思う。
とりあえず、サルバドールで1年間。
何事もなく家族が元気に幸せに暮らせたこと。本当に感謝している。


写真は、3月のある日のアベニーダ・パラレラからセントロ方面を撮影したもの。夕日が沈んだ後の空の色がまた素敵よね。