~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

髪を切る


最近、あまりにも、いくらなんでも髪が伸びすぎていて。
あまり私の身なりには言及しないダンナに、「長すぎて気持ち悪いからそろそろ髪を切ったら?」と指摘されるほど…。


最後に切ったのは、ええと、日本に一時帰国していた時だから…かれこれもう6か月前。
さすがに半年も放置すると、毛先が傷んじゃってね。最近は、クシの通りが悪くて、私ももういい加減切らないとまずいわ…とは思っていた。
でも本当はサルバドールで美容院に行きたくはなかった。
本当は、次の一時帰国まで伸ばしっぱなしにする覚悟だった。


だって。
絶対サルバドールで切ったら、ヘンになるもん。
わかってるんだ。
ここには、サンパウロみたいに、日本語でコミュニケーションできる日系の美容師さんなんてほとんどいない。
切るって言ったら、ホントに、切るだけなんだ。
わかってるんだ…。


でも、なんとなく今日は、切ってもいいかな〜って気分になって、ふらりと近所の割と大きな美容院に入ってみた。
セット価格で、カットとブローに手足マニキュアつきで30レアルだと。
そ、それは安すぎないか…。
約1200円…。
でも、どこで切ったって、いくら払ったってどうせ同じよっ。
そんな開き直りもあって、もう、ここに任せてみることにした。


予約せずに入ったけどOKだよと言われ、すぐにシャンプー台に案内された。
水シャワーによるシャンプーとトリートメント。もちろん日本みたいに顔に布をかけたりしませんよ。おでこにも水かかり放題。
その間、足マニキュアの作業がすでにスタートしている。
頭を洗われながら足の爪をいじられる… うーん、体制的に結構つらいものがあるんですけど???
完全水平に寝かされながら、足の甲は正面にひざまずいているマニキュア姉さんの膝の上に乗せるんです…。


そしてカット台に移り、引き続き足をいじられながら、いよいよカットへ。
全然おしゃれではない「おばちゃん」推定年齢45歳が私の担当のようだ。「○×△???」と早口で何か聞いてくる。
3回くらい聞き返してやっと理解できた。
「髪を切りますか」と聞いていたのだった…
だーかーらー。
髪を切るために今日はここに来たんだろうが!!!むっ!!!


毛先の痛んでいるところだけを切り落としてくれればそれでよし、という気持ちだったので、手で毛先を持って、「このくらい切ってね」と3センチ程度を示した。
あとは野となれ山となれ…。


で、カットはあっという間に終わり。
鏡を見て、どうかしら??と満足そうなおばちゃん。
鏡を見たら、案の定…な仕上がり。
切ると言ったら切るだけ。この国の美容師に「髪をすく」とか「動きのあるカット」なんていう言葉は存在しないんだろうな。
パッツンパッツンの黒髪の出来上がりであります。あぁ。やっぱり。


これからどうしようかなぁ。髪をおろすって言っても、ここまでパッツンパッツンだとさ、外にはねちゃうんだよね。
今はとりあえずアップにしている。アップにしてたら、切る前の自分と同じだから。パッツンパッツンを忘れられる。
ところで家族のみんなは気づくかな、私が髪を切ったこと。
そりゃ気づくか…。


早く日本の美容院で、ゆーったり日本語の雑誌を読みながら、アイスコーヒーなんぞを入れてもらいながら、快適なヘアカットを満喫したいよ。