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素朴なカライーヴァと、ブラジルNo.2?のビーチ・エスペーリョ海岸


ホテル発着の日帰りツアーというのもいろいろあって、近隣の町を巡ったり農園を見学したり、これまたバリエーション豊富でこれだけ参加してても1週間じゃ足りないよ!という状態。
私たちはレンタカーがあったので、自分たちの車で、人気のビーチへ繰り出すことにした。


ホテルから車で走ること約1時間。途中、小さな村が一つと、カカオ農園と、バッファローや白い牛がいる農場地帯があり…ものすごーく田舎だわぁ。
こののどかな風景、そしてバッファローたちの姿に、去年訪れたベレンのマラジョー島を思い出す。
バイーアにもこういうところがあるんだ…。


行きつく先には、去年まで電気が来ていなかったという超素朴な田舎の町、カライーヴァがある。その素朴さが最近、国内外のツーリストの人気を集めている、らしい。
行ってみると、川があって、カヌーが往来していた。川の先にあるのが、カライーヴァなのだ。

今はローシーズンなので乗客も少なく、カヌーには私たちと若いカップルだけ。カヌー漕ぎの兄さんに、「あっちのビーチを巡ろうか、もっと奥まで行こうか」と誘われたけど、あまり時間もなかったのでとりあえずレストランに向かってもらうことにした。
兄さんいわく、ここでいちばん美味しいという店。川沿いのオープンテラスが気持ちいい、素朴な店だった。
でもエビ料理の値段は素朴じゃなかった(苦笑)味はとても良かったけれどね。



そこには、地域に住むインディオの女性たちがいた。民芸品を売りに来ているのだ。結構しつこく粘るんだな、これが。
でも、木のお皿(魚の形)のぽってりした姿がとても気に入り、一つ買った。10レアル約500円で。
彼女たちは、インディオ名と一般的なブラジル名を持っていた。言葉はもう完全にポルトガル語。自分たちの言葉はもうあまり伝わっていないらしいよ。


ランチ後、歩いてすぐのビーチへ。ほとんど無人の状態で、美しい海を独り占め〜って感じ。
しかしこの海は、遠くから見るとものすっごくキレイ(まるでカリビアンブルー♪)なんだけど、波打ち際に行くとあまりキレイじゃないのね。
水はきれいなんだろうけど、砂の色とか日差しの関係かなぁ…。やっぱりカリブの白い砂ってのは、ちょっと他では出会えないものなんだわー。
ってことで、このあたりでは、「小高い丘から海を見下ろす」というのが最も美しい海の楽しみ方かも。


ここで一枚、サービスショット(笑)
美しいお姉さんの水着姿でも…



で、ブラジルの旅行雑誌などで「ブラジル(大陸部)で最も美しいビーチ」と称賛される、Praia do Espelho(プライア・ド・エスペーリョ)です。
直訳すると「鏡のビーチ」。鏡のようなビーチですよ。名前からして美しそうですね〜
はい、確かに、駐車場から見下ろす海はとってもキレイ!!



ここも、クラブメッドのビーチのように、駐車場のある高台からビーチに向かって少し小道を歩いて降りていかなければたどり着けません。
きれいな海には労力が付きもの、と言えるブラジルのビーチですな。


ビーチは、ヤシの木が茂り、白に近いサンドベージュの砂が広がり、サンゴ礁があり…確かに美しい!
観光客もほどよく集まっている。ポルトセグーロ周辺の宿から、一日日帰りツアーがよく出ているのね。人気の観光スポットです。
私たちが着いたのは夕方近く、3時頃だったから、人が引き始める時間帯だったけど、それでも賑わっていた。まぁ、賑わうと言っても、この田舎にしては…という賑わいであって、全然混雑はしていないんだけれどね。



海の水はとてもきれい。ひき潮の時間だったので、遠浅で、サンゴや岩がすぐ波打ち際に来ていた。そのせいもあって、海水の美しさはさすがだったよ。
基本的に、砂を巻き上げてしまう砂場ビーチより、岩場ビーチのほうが水がきれいに感じられるものだよね。
こうなると魚がいるかなぁ!!と期待してしまうのだけれど、ここのビーチには魚の姿は見られず…。そこがちょっと残念なところ。
せっかくここまでキレイなのに、シュノーケリングの楽しみがないのは残念なり…。



ちなみに、ブラジル大陸部以外も含めて、国内一美しいビーチは、フェルナンド・ジ・ノローニャ島のサンショビーチと言われている。
うん。私も全く異論なく、そうだと思う。あそこは本当に美しかった。ブラジルとは思えない美しさだったなぁ〜、と今回のビーチを経験して改めて思う。
やっぱ、海は島だわー。


…ということで、今回の旅日記はこれにて終了。
バイーアの魅力をたっぷり味わえた素晴らしいルートだったわ。きっとね、ビーチはノルデスチならどこも美しいと思うけど(ナタウもレシフェフォルタレーザも)、あの洗練された雰囲気と安全な空気は、ちょっと他では味わえないと思う。
って、ナタウもフォルタレーザも未経験ですが。
そこそこの規模の街であり、きちんと観光客(しかも国内外のハイクラス層をターゲットにしている)を意識した街づくりがなされているという意味で、特にアハイアウ・ダジュダは素晴らしい。
クラブメッドが日数的・予算的に難しくても、アハイアウ・ダジュダならサルヴァドールから最悪1泊2日でも可能だもんね。
リオ・イグアス・アマゾンはやっぱりブラジルに来たら一度は見て欲しいけど、そのいずれかを除いて、ここポルトセグーロ周辺を組み込んでもいいよなぁ…と思うくらい、私たちはここをオススメしたいです。