日本の家電製品の進化に驚く

あれよあれよと過ぎてゆく日々…
日本に到着したころ（ほぼ1か月前になりますな）は、まだほんのりと涼しくて。
なんだ意外と日本って寒いじゃん、サルヴァドール仕様の服（ノースリーブに短パンにサンダル）なんて着れないじゃん、と思っていたのも束の間。
どうやら関東地方は梅雨明けしたらしく、いやぁ、昨日から猛暑で猛暑で大変！
テレビでは熱中症対策の話ばっかりしているし。実際、暑いし。
すっかりサルヴァドール状態の服装に戻ってしまいましたよ。

さて7年ぶりの日本の印象は、と言いますと。
いろいろいろいろありすぎて書ききれないくらいなんだけれども。
スーパーの野菜売り場が美しすぎる件、とか。
ホウレンソウが、生シイタケが、シメジがモヤシが納豆が豆腐が〜　安く手に入る〜　感激…！
ナスを切っても虫が出てこない〜！

各種サービスのおじさん・お兄さんたちの対応が素晴らしく良い件、とか。
ガスの開通作業、電気のダウンアンペア作業などなどのライフライン関係をはじめ、各種配送サービス関係などなど、もうね、うちを訪れる皆様の対応が素晴らしいのなんのって！
ちょっと時間が遅れたり早まりそうだったら、ソク、電話がかかってくるんですよ。
しかも超低姿勢で！
そんなに申し訳なさそうにしないで下さいよ〜、と何度言いたくなったことか。
日本では、顧客第一主義が徹底されているのですね。教育が行き届いていますね。
本当に素晴らしい、この日本式サービス。感動です。

さていろいろある中で、私が結構感激しているのが、家電製品の進化です。
我が家はブラジルに行くに当たり、マンションは売却し、家電製品もマンションに置いて行けるものは置いていき、人に譲れるものはお譲りし、まぁつまり、なーんにも家財品がない状態で日本を出たんですね。
だから今回、家電はすべて一からのスタートです。
全部新品を揃えてたら、とんでもなくお金がかかります。100万コースですよね。
それは無理なので、オークションやらリサイクルショップやらをフル活用しましたよ。

結果、それらの中古品で十分です！
中古って言っても、10年選手じゃありませんからね。利用したリサイクルショップでは、2008年以降の品、つまり5年以内の製品しか扱っていなかったのね。
そこで買った液晶テレビなんて、ほんと、新品と遜色ない映りの良さだし。
オークションで落札した冷蔵庫も2009年モノで、両開きのドアやら、真空チルドやら、自動製氷機能やら（え、それは普通？）、何やら便利な機能がたくさんある。

どんな中古を買ったって、ブラジルで4，5年使った家電よりは使い勝手がいいだろう、だって日本製だし♪
と思ってたけれども、想像を超えるナイスな中古品たちでありました。

中でも一番の感動は、ドラム式の洗濯乾燥機！
これね〜、メチャクチャ重くて（確か89キロ）、しかも狭い洗面所に入れるのは男3人がかりで、間口的にギリギリサイズでようやく奇跡的に入った〜！というシロモノ。
もちろん洗濯機置き場のサイズはしっかり測ってから購入に踏み切ったんだけど、そこに辿りつくまでの戸の幅とかね、その辺かなり重要でしたね…
本当にギリギリだったので、冷や汗かきましたよ。
（運送屋さんによると、実際、買ったはいいが入りきらないケースがあるんですって〜）

苦労して入れたドラム式洗濯機。
これが、もう、びっくりするくらい静かなの！音が全然しないの！
そして洗いあがりがスピーディでビックリ。セットしてから30分ちょっとで脱水まで終わるんだから、見事としか言いようがありません。

なんたってブラジルの全自動洗濯機と比べちゃうからね。
ブラジルのは、途中で小休止が入るし（だから仕上がりまで1〜2時間はザラ）、ブンブンざぶざぶガタガタととにかく賑やかだし。まぁ全然働きっぷりが違うんですよ。
いやぁ、日本の家電は素晴らしいです。はい。

梅雨明けして、外に洗濯物を干したらすぐにカラッと乾くのもすごく気持ちがいい。
外干しは、ブラジルではご法度だったからねぇ。常に室内干しだった。
洗ってすぐにパンパンとやって外干しすれば、アイロンいらないくらいパリっと乾くよ。本当に気持ちがいい！

ブラジルでは、家事を手伝ってくれた、通称「おばあちゃん」と言う名のファシネイラおばちゃんが来てくれていたけれど、日本では私が一人でやる家事。
ファシネイラがいない分、こんなに高機能の生活家電があるんだから、家事が苦手で嫌いな私でもなんとかなるというわけです。

ブラジルでは、家事をファシネイラやエンプレガーダにやってもらうから、家電を進化させる必要はないんですよねぇ。
人力家事が、まだまだ主流なのです。