~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

夏の夜に、野外でサンバコンサートを


その開放的な雰囲気とカジュアルさがとても気に入っているコンサート会場、Concha Acústica(コンシャ・アクースチカ。コンシャとは貝殻のことで、ステージのデザインがパカンと口を開けた二枚貝のような姿になっているの)。市内一の屋内コンサートホールとして知られるTeatro Castro Alves(テアトロ・カストロ・アウヴェス)の一角にある、野外ステージです。
ここには以前一度、クラシックのコンサートを聞きに来たけれど、今回はサンバ!
夏の夜のサンバ… 想像するだけでもいい感じでしょ♪

この日のショウは、新しい時代のサンバ歌手としてとても評価の高い、MARTINÁLIA(マルチナーリア)という女性歌手のもの。恥ずかしながら、こちらのアーティストのことは、イギリス在住ながらリオのライブに精通していらっしゃるロビンさんに紹介されるまで、全然存じ上げませんでした〜。
ほんと、ロビンさんとの出会いがなかったら、たぶん、この夜ここにいることもなかったでありましょう…。人と人との縁は、人と音楽もつないでいるのですね〜。(ロビンさん、改めてありがとうございます!)



さてマルチナーリアという歌手ですが、マルチーニョ・ダ・サンバという有名なサンバアーティストの娘さんだそう。基本的にリオで活躍されているようですね。
今回は、アフリカでのライブCD/DVDの発売を記念したツアーの一環で、ここサルヴァドールにも来てくれたのでした。
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野外コンサートだからか、子どもの入場もOKということだったので、息子たち二人も同伴で。
夜が更け始めた夜7時開演です。


…っと、このあたり、大きな駐車場がないもんだから、路上駐車するしかないのね。で、開演間際に付近に到着したもんだから、もう全然スペースがありません(涙)
そんなこんなで少しウロウロしてしまったため、開演を10分頃過ぎてようやく入場〜
あら、すでに音楽が始まっている…
珍しく時間厳守なのか、マルチナーリアさんてば!?



と思ったら、これは前座の女性3人組でした。名前は失念しましたが、気持ちのいいノリでサンバを歌ってくれましたよ。



その後、お客さんが続々と入って来て…



約8時に、バンドメンバーが入場。そしてマルチナーリア御本人も登場いたしました。小柄で元気なオネエチャン、というイメージでしょうか。アフリカンテイストがとても強いと感じられたのは、今回のツアーのコンセプトのせいかな?
リズムがとても気持ちよく響きます。

サンバ中のサンバ、といった感じの楽曲から、ややバラード調のじっくり聞かせる歌まで、サンバと一口には言えないようなバラエティ豊かな音楽性… すごくいいステージでした。
もちろん、ノリのいい曲の時には、会場のみなさんスタンディングでサンバステップ♪
もちろん私も自然と体が動き出し… かなり久しぶりにサンバステップを…
やっぱりいいわ〜サンバのリズム。アシェ全盛のサルヴァドールですが、こうやって見まわして見ると、サンバのノリもみなさんやっぱりお好きなのね♪という雰囲気が伝わって来ますねぇ。
特に、オニーチャンが上手に腰を使ってサンバしている様子がとてもいい!あの軽さ、たまりません。(って、どこを見てるんだか?!)



途中、会場内大合唱の曲もあって、ほほう、有名な曲なんだなぁ〜と気付いたり。
私が知らないだけで、ブラジルにはもうそれこそ山のように素敵なアーティストがいるんですねぇ。奥が深いねぇ、ブラジル音楽。



子どもたちが限界に来てしまったので(1時間ちょっとが限界か)、ラストのアンコールまで聞けずに会場を後にしてしまったけれど、帰り道もすいていて、星も月もキレイで、気持ちいい気分のまま帰ることが出来ました。
夏の夜のサンバ。うん、すっごく良かった!



なお、同会場では、1月23日にレニーニ(入場券すでに売り切れですって!)、1月30日にはジルベルト・ジルがショウをするようです。ジルベルト・ジルか〜。ちょっと行ってみたいかも!