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ブラジルビキニ、一挙紹介

当地は夏真っ盛り、ビーチの季節。ということでたまには女性らしく、ビキニの話でも(柄でもないですが)。



ビキニなんて、子どものいるアラフォー女が着ていいのでしょうか?
こんな質問を、日本の男性陣に投げかけたら、たぶん「NO」って言うんでしょうねー。日本でビキニが許されるのは、若くてピチピチの女の子と相場が決まってるでしょうねー。アラフォーでも、スタイル抜群の方にしか、きっと、許されないのでしょうね…。それはきっと、日本の文化だから(隠す文化、奥ゆかしさの文化?)。
最近はそうでもないのかな?時代は変わったかしら?



さて、私は子どものいるアラフォー女で、スタイル抜群ではありませんが、ビキニ着てます。
それは、ブラジルではビキニが普通だから。老若問わず、海にいる女性と言えばビキニだから。逆にビキニ着てないと目立つくらいだから。
ビキニ、着るしかないんだよねぇ…というのが正直なところ。私だってこんな腹、あらわにしたくないですよ。軽く犯罪ですね、こんなビキニ姿を世にさらすのは。


でもですね、気付いたんですよ先日。腹は、思い切って出してしまった方が目立たないと。
腹というか、ボディラインか。
ボディラインは、下手にワンピース型で隠そうとすると、逆に強調されてしまうんだわ…。ワンピースは、ウエストがきゅっとくびれてないと、美しく着こなせないものなのよね。


むしろ、面積の少ないビキニの方が、ボディラインはごまかせるんです。はい。これ本当。
悲しいかな、これは自分で試着して実感したから、正しいと思う。


ということでビキニ、たくさん持っています。サンパウロ時代に比べて、サルバドールに来てから格段に増えたのがビキニの数です。
サルヴァドールではそれこそ、下着代わりにビキニを着ることも多いのよ。汗をたくさんかく野外イベントの時などには、女の子はブラじゃなくてビキニをタンクトップの下に来ているのが普通だったりします。カルナヴァルの時もね。
カラフルなビキニの方が、ちらっと見えても嫌らしくないし、可愛いしね。



さてビキニと言えば、リオ発のブランドが多いのはご承知の通りですが、サルバドール発のご当地ブランドも結構あるんですよ、これが。
そして、ブラジルビキニと言えば、とにかく面積が小さくて胸パットのない三角ビキニ・ひもパンツが主流…とお思いの方も多いと思いますが、最近は非常に形のバリエーションが増えて、日本人にも選びやすくなっているんですよ。
日本でも使えそう!と思えるビキニって言うのかな。大胆すぎないデザインのものが増えている気がしますよ。



パット入りのものも増えていて、日本人には嬉しい限り。ブラジル人だって、グラマーさんばかりじゃないんですよ。
たいがいのブランドでは、上下を別々に買えるのも嬉しい。同じ柄で形違いのパンツが複数あったりするの。思い切り狭い面積を選びたければそういうのを、古風に大き目パンツを選びたい人はそっちを…という具合にね。
さらにサイズも上下別々に買えるから助かります。


では具体的にビキニブランドをご紹介しましょう。ブラジルでは「moda praia(モーダ・プライア:ビーチファッション)」というカテゴリで呼ばれています。ショッピングモールに行ったら、モーダ・プライアの欄を探してみてね。
写真は、各ブランドの公式サイトより拝借しました。



まずはサルバドール、アラカジュレシフェに店舗を持つCosta Leste(コスタ・レスチ)。


2010年夏の新作のテーマは「オリエンタル:東洋」しかも日本がイメージなんだそうですよ。確かに折り鶴デザインのトートバッグは思い切り日本ですな…
でもビキニのデザインは…言われてみれば和風?というかモデルさんのメイクが日本イメージ的だわね。(目じりの雰囲気がね)
このブランドは、割と大人っぽいデザインが多いかな。



続いてフォルタレーザが本店のágua de Coco(アグア・ヂ・ココ)。
非常に種類が豊富。柄の豊富さ、デザインの豊富さ、そして男性用、子ども用のバリエーションの豊富さが素晴らしいです。ややお値段が張るのですが(ビキニ上下で8,000円くらい)、なかなか素敵でブラジルらしい柄があったので、我が家も家族でお揃いにしました。アレックスのだけサイズが切れてて買えなかったんだけれども。
ちなみに買ったのはこの柄。オレンジと茶色がいい具合でしょう。



男性モデルも素敵ですね〜。(ちなみにダンナが買ったのはこういうタイプではなく、短パンタイプですがね)
このブランドも今季のテーマはアジア、特にタイだそうです。



こちらはサルバドールのブランド、coco doce(ココ・ドースィ)。小規模ですが、時に個性的なデザインを出して来ます。サルバドール空港にも入っているので、気になる方はチェック!
今季はなんと…ラセルダエレベータ柄が!


今季はどのブランドも案外ワンピース型を多く出してきています。このブランドもそうなのですが…いくらワンピースったって、こんなのは、こーいうムネの人じゃないと無理かと…

まぁブラジルにはこーゆうムネの人がたくさんいるから売れるんだろうけど…。すごくないっすか?



さて、リオ発のビキニブランドでお気に入りなのが、Salinas(サリーナス)。
とにかく柄が可愛いくてユニーク。大人っぽくないけど、モチーフが個性的なのと、デザインバリエが豊富なのが好きです。同柄で色違い、形違いが3種類ずつあるの。
特に、黒に白鳥っていうのが気に入ってね。白鳥はわが実家にゆかりのある鳥だし!この形も好き。

ハートデザインも可愛いよね。


上下違う柄でまとめるってのもアリなようです。このブランド、そういう遊び心があるの。


Blueman(ブルーマン)もリオ発のブランドですが、サンパウロを含め、各主要都市に出店しています。サンパウロ時代にもショッピングセンターで見かけました。
今季は割とおとなしめの色柄が中心のようですね。
珍しくブラに立体的なお花がちりばめられたデザイン。

男女ペアも素敵ですね… って、モデルさんだから絵になるという気も…。

[www.bumbum.com.br/:title=Bumbum Ipanema](ブンブン・イパネマ)もリオブランド。花柄が得意のようで、今季は特に白ベースが目立ちます。
ずいぶんパンツの布面積が広いですね、ブラジルビキニには珍しく。大人っぽいデザインのものが多いようです。


Banco de areia(バンコ・デ・アレイア)、こちらもリオですが、積極的に世界展開をはかっているようですよ。
これぞブラジルビキニ!って感じの、面積小さめブラ&ショーツが特徴ですかね。


バイーアの下、リオの上に位置するエスピリト・サント州が本拠地というのがMagia do Mar(マジア・ド・マール)。今季は、1940〜60年代のピンナップ・ガールだそうです。確かにちょっとレトロなデザイン?


そして忘れちゃいけない、高級ビキニブランドのRosa Cha(ホザ・シャ)。日本ではロザ・チャと呼ばれているかな。
ここはさすがにデザインが美しいですよね。たぶん素材も一級品なんでしょう。

でも、高すぎて手が出ましぇん…。上下で1万5千円は軽く超えるんです。上記の各ブランドの倍くらいはする。
日本のビキニだってそこまで高くないよね?
あ、でも、このブランド、日本でも買えるんだったね?と思ってサイトで値段をチェックしたら…3万円前後で売られているようですねぇ。そう考えれば1万5千円なら安いのか?

それにしてもモデルさん素敵すぎ。やっぱり格が違いますね〜。
実は試着してみたのがこのワンピース。色がすごくきれいだったんだもん。ワンショルダーもおしゃれだしね。でも全然こういうイメージじゃなかった、私(涙)
そうとうウエストがくびれてないと、この形、無理…。



というわけで、ブラジルビキニの最新事情をお伝えしてみました。日本の皆さんもどうです?ブラジルビキニをおひとつ、お試しになりませんか?


いや、私も、さすがに日本の知人の前でビキニ姿をさらせないから、ブラジルおよび旅先のビーチ限定で着用してますが(家族の前限定でね)、慣れると結構いいよ。日本のビキニのパンツが異様にでっかく感じてしまうのよ。(って言っても、私が選ぶのは布地多めのものだけどね、それでも日本のよりは小さい)


そう、ビキニは「着慣れる」ことがポイントかもね。着慣れて、見慣れること。
日本ではまだビキニの方が珍しいんだろうから、視線が集まる気がして、恥ずかしいと感じちゃうのかもね。
こちらは全然珍しくないから、誰にも見られない。だから私も、気楽にビキニになれるんだろうなぁ。郷に入っては郷に従え、だもんね。



ところで、先日のアメリカ旅行では、プールやビーチに出る機会もあったので、「ブラジル以外の女性のビキニ事情」について観察してみたんですがね。
みんな、パンツが大きいよっ!
欧米人の女性たち(主にアメリカ人と思われますが)も、やはりビキニが多いのですが、パンツが大きい。日本並みに大きくてビックリしました。
っていうか、やっぱり、ブラジルビキニって小さいんだ…。国際的に見ても、小さいんだ…。
今後は、その点を念頭に入れて、心してブラジルビキニを着用したいと思います(笑)