昔の日記がおもしろい!18年前、2003年の自分のブログを超久々に読んでみて笑った話
昔の日記がおもしろい!
先日、ふとしたきっかけで、私が20年近く前に書いていたブログを超超久しぶりに思い出してアクセスして読んでみたら…
めちゃくちゃ面白かった!
話のきっかけは確か、テレビのグルメ番組を見ていて、たまたま日本橋のイタリアンか何かが紹介されて。日本橋のイタリアンと言えば、昔、キャンティがオープンしたときに喜んで食べに行ったよねぇ!って話で盛り上がり。
日本橋のどの辺だったっけねぇ、今もまだあるのかなぁ…とか言っている間に、そういえば東京ソトメシ倶楽部に書いていたかも!と思い出し。
東京ソトメシ倶楽部とは、私が20年前にスタートした食べ歩きサイトでね。当時、ホームページビルダーというソフトを使ってせっせと更新していたのよね。でも、もう何年も前にそのプロバイダのホームページサービスが終了しちゃって。今はもう、そのサイトは見られない(涙)
結構作りこんでいて、写真も満載で、我ながら便利なレストランガイドだったんだけどねぇ。(お手本は、さとなおさんのジバランというサイトでした。これも今はもうないけど…)
旅行先での食べ歩きガイドも書いていたりしたから、今でもまた振り返って読みたい記事もあるんだけどねぇ。その頃は別サイトに移行するという考えも熱意もなく、もはや幻と消えた東京ソトメシ倶楽部。
なんだけど。
そこにいた次男が東京ソトメシ倶楽部で検索すると、同名で書いていた楽天ブログが出てきたの!これ!「
東京ソトメシ倶楽部・KAOの食日記→いまはブラジル食日記! - 楽天ブログ
開設は2003年…。18年前だ…。
そのブログはわずか3年でストップしており、その後は「サンパウロソトメシ倶楽部」
として、転勤先のブラジル・サンパウロでのグルメレポートブログに移行していた。それはエキサイトブログで書いていて、最後の記事は2008年4月まで続いていた。
その頃同時に、グルメ以外の日常ブログは、「Caolinが覗いたブラジル」
というタイトルではてなに書いていた。
で、その後、サンパウロからサルバドールへとブラジル国内転勤し、そのタイミングでなぜかはてなブログを別のURLに移行し、書き続けていた。
https://calorina.hatenablog.com/
それが、いまも名前を変えて続けている当ブログ「人生楽しく、軽やかに」として継続している。
2018年にがんになったタイミングで、がんの話題専門のブログ「がんストーリーは突然に
」をスタートして、その後、WordPressのサイト「思いのまま at Will」
に移行し、今はそれをさらに「note」
に移行しようとしている。
と、これまでのブログの変遷を辿ってみると、まぁよくこれだけ長年いろいろ書き散らしてきたものだと我ながら感心する(笑)
で、これだけあちこちに書き散らしていると、かつて自分が書いた記事を読み返すことというのは本当に少ないもので。今回、次男がふと検索で呼び出しでもしなければ、最初のブログのことなど思い出すきっかけは、はて、この先いつのことになっていただろうか。
さて昔のブログを思いのほか一番楽しんでいたのは次男である(笑)
自分が生まれる前に親が書いていた他愛のないグルメレポートを読んで、大喜びである。それと言うのも、当時の行動様式が、スマホ全盛・グーグル全盛のいまとは全く違うから!
たとえば、例の日本橋のレストラン、キャンティオープンの話。こんな調子なのである。
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2004年7月4日 タイトル「工事中かい」
私と夫が大好きなカジュアルイタリアンの「イルキャンティ」が
日本橋に支店を開く&お得意様はディナー30%オフ!という
お知らせはがきが先月届いた。
これは行かねば!と、いけそうなチャンスを虎視眈々と
狙っていたのだ。
で、今夜。近くまで行ったので、ぜひ行こう!とお店を目指す・・・
おなじみのネオンが赤々とともっていたので、
お、あそこあそこ。と、近くに車を止めて店に向かったら、
なななんと。工事中だった。あれぇ?
6月末にオープン、のはずなのに、まだ工事のおじさんが
たくさんいたよ。(夜なのに作業ご苦労様・・・っていうか、
工期が遅れていて夜なのに作業しなければならない状況?って
雰囲気ムンムン)
とってもがっかりして店をあとにした・・・
行く気マンマンだったのに入れなかったときって、
なんとも言えず悲しいものですね。
仕方がないから地元まで戻って、
適当な食堂に入ったら、全然おいしくなくてガッカリ。
店のショーケースからおかずを選んでトレーに載せ、
おじさんにレンジでチンしてもらって食べるというスタイル。
見るからにいまいちそうな作り置きのおかずたち。
すっかりやる気をなくして、とりあえずおなかを満たせたら
いいか、くらいに思ったけれど、それにしてもイマイチすぎた。
もう行かないぞ。
ところでイルキャンティはいつ完成するのだ???
早く行きたいよぅ。
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と、まぁ、今であればスマホで店情報を検索し、オープンしてるかどうか確認してから現地へ行くよね。いやその当時も電話で確認していけばいいんだろうけれど、わざわざね、っていう思いもあり。その後地元のイマイチっぽい店に入るのも、今なら事前に食べログくらいはググって、店の評判を調べてから入るよね。当時はそういう事前検索行動がまったく一般的ではなかったんだよね。その辺が面白かったみたいで、次男には大ウケしたのだった。
いや、君には、どうせなら君が生まれる前の母の期待の気持ちを綴ったブログとかを読んでいただきたいよ…。若かった母の食べ歩き行動などは、読まなくてよいのだよ…。
ともあれ、自分で読んでも、なんだそりゃ?!と笑えるような状況や、恥ずかしい文章のオンパレードなのだけれど、ブログに書き残すことって実はすごく面白いんだ!と改めて気づいた。紙の日記はどこかの棚の上の方にこっそりしまっておくけれど(そしてそれは私の場合は北海道の実家の押し入れの奥にありそうだ⇒つまり今ここですぐ読むことは不可能)、ブログであれば、今でもそのブログサービスが残っていさえすれば、こうして20年もの時を経てもなお瞬時に読み返せるのだ。面白すぎる!特に、なんてことない普通の毎日の記録が、今となってはとても面白く見える。自分のことなのに。いや、自分のことだからこそ!!
ブラジルから日本に戻って来てからは、正直、そんなにトピック的に書いておきたいこともなくて、ブログから遠のいていたのは事実だけど、今思えばもったいないことをしたなと。書いておけば、未来の自分をこんなに楽しませることが出来るのに!ブログって、誰のためでもなく、自分のためにあるよね、って再認識。このごろは、読者の皆さんに伝えたいことを書く、というようなスタンスになっていたし、そういうブログもいいんだけれど、自分の日々を記録する場所としてのブログもまた貴重なのだなと。
なのでまた、このブログには、日々の雑文を書き散らしていきたいと思います。ほんとは毎日ね、書きたいんだけど。どうなるかな。