耳読にハマリ中♪
今年に入ってから、すごくたくさん本を読んでいます。
いや、正確には、本を「聞いて」います。耳読、みみどく、です。
要は、朗読された本を、イヤホンとかスピーカーから聞く…という形の読書です。やったことがない方には、全然ピンと来ないと思うのですが、いま、時代は耳読だ!とわたしは思うわけです。勝間さんのメルマガがきっかけで、私は耳読を始めました。(ちょうど今日のメルマガに、勝間さんもこのことを書いています)
本の朗読なんて、いったい誰がしてくれるの?と思うでしょうか。
はい、今話題の?!AIさんが読んでくれるんですよ。
私の相棒は、iPhoneのキョウコさんと、Amazon Echoのアレクサさん。
普段は、ヘイシリ!でお天気とかタイマーとか塩の分量の計算とかで活躍してくれるシリさんですが、耳読の時はキョウコさんが大活躍です。
キョウコさんにメールなどの本文を読んでもらう時は、画面上で文字を長押しして、すべてを選択→読み上げ と進めば、iPhone画面上の文字を何でも読んでくれます。
本を朗読してもらう時は、キンドルという電子書籍を読むためのアプリを立ち上げ、アマゾンで購入した本(紙の本ではなく、kindle版というほうを選んで購入します)を表示し、本文を画面に出したら、2本の指で同時に画面上から下にスワイプします。すると、読み上げが始まります。
(iPhone 読み上げ機能 とかで検索すると、詳しく方法が書いてあるブログがいろいろあります)
まずiPhone本体に読み上げ機能を設定する必要があるんですが、それも簡単。
設定→一般→アクセシビリティ→スピーチ→選択項目の読み上げ と 画面の読み上げ をオン。
声 を選択すると、日本語はじめ、さまざまな言語の「読み手」の名前と声のサンプルが聞けます。日本語は、デフォルトがKyokoさん。ポルトガル語を試してみると、Lucianaさんでした。とても落ち着いた声の女性です。もちろん男性の声も選べます。これを次々に試して各国の名前を声を聞いているだけでもかなり遊べます(笑)
読み上げ速度も変えられます。ウサギと亀のマークで調整します。私は少し速度を上げて聞いています。
(余談ですが、前に友達とレストランでこの話をしていて、設定の仕方をうろ覚えのまま操作したら、間違えてスピーチではなくVoice Overにしちゃって大変なことになった経験があります…。Voice Overは視覚障害がある方のサポート用なので、ボタン操作まで全部音声になっちゃって操作が非常に厳しくなります。注意!)
この方法でAIに本を読んでもらうと、どんどん、おもしろいようにページが進みます。だってね、紙の本は、本を持ってページをめくるために「手」が必要でしょ。でも、耳読だと、手がふさがっていたって大丈夫なんです。一日の割と多くの時間を家事に割いている私たち女性は特に、手がふさがっている時間は結構多い。でも、耳は空いているんですよね。洗濯物をたたむとき(干すのは私はやってない…乾燥までドラム式洗濯機がやるから)、食器洗い機に食器をセットするとき(洗うのは機械ですが)、野菜や肉を切ってホットクックにセットするとき(料理は鍋がしてくれますが)、米を研いでいるとき(炊くのは炊飯器ですが)… 書いていると私はほとんどのことを機械にお願いしているなぁ、という感じなのですが(笑)
そんな最小限家事のわたしでも、細切れ時間のすべてを耳読に充てれば、結構な量の読書が出来ちゃうのです。これは本当に画期的!
夜、寝る前にちょっと読みたいな、というときは寝室にいるアレクサに「キンドルで〇〇を読んで」と言うと、読んでくれます。ついでに、「15分後にやめて」と言っておくと、読むのをやめてくれる。私はそれを目安にして、本格的に眠りにつくというわけです。
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これ、はまりだすと、もう常に何か本を聞いているっていう状態になります。だって、続きが気になるんだもの!(特に小説系)
そう、最近は、耳読は耳読でも、AIじゃなくてプロのナレーターさんが本気で朗読する「オーディオブック」にハマっているのです。最初は、キンドルをAIに読んでもらうことしか知らなかったんだけど、ちゃんとした人間が読んだ音声ファイルを聞けるサービスがちゃんとあったんですね~
いろいろあるみたいですが、私がいま利用しているのはaudiobookというもの。
これもスマホにアプリを入れて聞いてるんですが、これすごく気に入りました!小説がね、本当にいい。やはりAIだと、淡々とした読み方になっちゃうんですよ。漢字も読み間違えたりするし(乳がんを ちちがん と読むとかね…)、結構、慣れるまではいろいろ気になっちゃう。それが人間の朗読ですから、もう、ストレスフリー!しかも、小説では一人何役も、声色を変えて演じてくれる。これが面白くて、ドハマリ中です。
特に、普段はちょっととっつきにくい昔の名作文学がね、とても素敵。日本語の美しさとか、日本人の心の動きとかがね。古き良き時代、すごく心に響きますよ。
気になるお値段ですが、audiobookは月額750円で対象書籍が聴き放題で、結構お得感あります。(初月は無料などのキャンペーンもあるみたい)
対象書籍に入らないものは、1冊ごとに料金を支払います。値段は紙の本とそう変わらないかな。audiobookは、英語の本も充実しているから、ヒアリングの練習にも良さそうです。
キンドルのほうも、Amazon Unlimitedという読み放題サービスが月額980円であり、それを利用しています。やはり対象書籍のみ読み放題なので、それ以外のものは、個々に購入します。kindleの場合は、電子書籍として文字で普通に読むこともできるので、どちらかというとその読み方がメインかな。音声読み上げはあくまで補助的な使い方ですかね。電子書籍もすごくいいですよ。なんせ軽いですからね。何百ページもある単行本を持ち歩くなんて、もはや私にはありえないです…。
マーカーで線を引いたり、しおりを挟んだり、目次を見てクリックすればその部分がすぐ表示されたり…と、電子ならではの使い勝手の良さも、慣れるとたまらないです。
そして物理的に本がないということのメリットは、本棚のスペースも必要ない。そして、なくさない(笑) 一度購入すれば、ずっと私の購入履歴に残り、いつでもダウンロードできますから。読んだ本の一覧もひとめでわかります。便利この上なし!
そんなわけで、小説系はaudiobook、実用書系はkindleと聞き分けている今日この頃です。
本好きな少女だったわたしが、大人になってからは全然本を読まない時期があったりしたけど、それはひとえに家事育児と仕事が忙しくて読書の暇がなかったから。あの頃の自分に、耳読を教えてあげたいよ!読書の暇がない、というのは、本を手に取るほどの時間がない、というだけであって、耳なら結構フリーなんだもの。
ということで、もし読書好きだけど時間がないわ!とお嘆きの方がいらしたら、耳読ぜひ試してみてください。音楽好きなら、BGMで曲かけながらでも耳読できますし(家にいる場合はね)
ちなみに、家での耳読に欠かせないのがネックスピーカーです。重さわずか80gですごく軽いから、ずっと首にかけていても疲れないの。耳の穴をふさぐイヤホンとは違って、耳のすぐそばにあるスピーカーから音が鳴る感じです。これも非常に画期的で、インターフォンがなっても電話が鳴っても、全然怖くない。イヤホンして自分の世界に入っていたばっかりに、大切な宅急便を受け取り逃した!というような悲しいことがなくなります…。
うっかりスピーカーにしたまま外に出ちゃったりしたときは、周りの人に私の聴いている本が聞こえちゃうのですが、すぐにイヤホンモードに変えて、耳にイヤホン入れれば問題なし。普通のイヤホンに早変わりです。これもボタンひとつで切り替えられるので簡単です。音の母艦であるiPhoneとは、Bluetoothで無線接続されるからラクチン。いったんペアリングすれば、次回からネックスピーカーの電源を入れるだけで、即、スマホとつながります。いちいち線でつながなくていいのはホント楽です。
これが音質も良いのでオススメ!とは勝間さん談ですが、
わたしはもうちょっと安いやつを、まずはお試しで…と思って購入し、特に問題もないので使い続けています。音楽を聴くにはちょっと音質がいまひとつですが、耳読なら十分。生活防水対応というのも良いです。4699円。
いろいろとテクノロジーは日々進化していて、昔は想像だにしなかったことが、いまは私のような普通の人間でも簡単に使えるようになっています。すごいなぁ、と素直に思います。
こういうことって、やってみるまでは「へー、そうなんだ、でも設定とかめんどくさそうだな…やっぱり本は紙じゃないとな…」と思う方が大半だと思うのだけれど、一回ハマると、もう最高ですよ。
同じく読書好きなわが夫にせっせとこの方法を進めてるんだけど、やはり、めんどくさいみたいで、まだ実践に至ってません。kindleの電子書籍すら、最近やっと少しずつ試してくれるようになりました。いや、本の読み方は自分の好きな方法で全然いいですし、私の方法を強要するつもりはつゆほどもないですが、こんなに便利な現代型読書を知らないのはもったいないなぁ・・・と心から思うのよ。
ちなみに、紙の本ももちろん読んでいますよ♪
やはり、文章の美しさとかね、文字から伝わるものって、あるから。それこそ、行間を読むとかね。本は書き物ですから、やはり、目で味わってナンボ、のところは当然あります。
ですので、読書はお好きなスタイルで!大事なのは、本を読み、世界を広げ、知識をたくわえ、楽しく豊かな人生を送ることですから。
ひとつの読み方のバリエーションとして、ぜひ、耳読をお耳知り置きください!