~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

これぞ、市内観光の王道コース

サンパウロから2泊3日で一人旅で遊びに来てくれた友を引き連れて、今日は朝から終日市内観光へ。

2泊3日の1泊は、昨日の、我が家周辺お散歩および、我が家の隣のバールにての路上飲み食いで終わってしまったため(笑)、いわゆるサルヴァドール観光はこの一日のみ…。

ということで、精力的に飛ばして参りますよ!

バッハの海沿いポウザーダに宿をとった彼女を迎えに行き、それからまずはDique de Tororo(ジッキ・ヂ・トロロー)の湖に立っている8人のカンドンブレの神様像を見に軽くドライブ。一応、市内を代表するオブジェの一つなのでね。でもわざわざ車を降りて近づくほどのものでもないので、さらっと車窓から撮影のみで。

その足で今度は旧市街へと向かいます。途中、建設が進んでいるサッカースタジアムFonte Nova(フォンチ・ノーヴァ、5年ほど前に試合中座席が崩れ落ち、多くの人が死傷して以降、解体され再建設を待っていたスタジアム。ワールドカップに向けようやく本格建設中)を横目に見つつ、下町風情が残った安売り商店街なども眺めつつ、Cidade Alta(シダーヂ・アウタ、上町)へ。ああ、今日も暑い暑い。炎天下の石畳歩きはきついけど、先日ワイナピチュ登りを実践した友、元気に旧市街散策です!

まずはカテドラル・ダ・バジリカ(バジリカ大聖堂)へ。ここはあまりじっくり見たことがなくて(ミサのとき、ちらっとのぞいた程度)、今回初めて入場料3レアルを払って入ってみました。そしたら意外と素敵でねぇ…


常に金ぴか教会(サン・フランシスコ教会)ばかりに目を向けていたけれど、いやいやどうして。この大聖堂は見ごたえあります。金の使用もいい具合だし、何よりここは大理石づかいの素晴らしさがもう!

奥の部屋の窓から見える海も素敵…。こんな中庭で一日ゆっくり読書してみたい…。

そして何故か、別室では、ブラジル切手展も開催されていて。思いがけず切手に見入ってしまう私たち。サッカー切手が可愛くて思わず撮影。

その後は定番の金ぴか教会を見て(ここはタイルも必見よ)、野口英世先生のお顔を拝み、軽くお買い物。絵を買うならココ!のKoisa Nossaに寄り、アグア・ヂ・ココで喉を潤し、ひととおりぐるっと旧市街を歩いたら今度は車でまた移動。

すっかりお腹がすいてしまったので、ランチ目的でヒベイラ方面を目指します。Ribeiraという地区には市内で一番有名なSorvete屋さんがあり、観光バスが乗りつけるほどの人気なの。ほんとはデザートとして食後に食べるのがベストなんだけど、次に乗る船までの待ち時間が少しあったので、その隙間時間を利用してご飯前おやつを(笑)なんせ、1日限りの凝縮濃縮観光プランなのでね〜寸暇も惜しんでアイスなのだ♪

壁のメニューの多さに圧倒されるけど、ほら、良く見たら、ポル語の隣に英語表記。だから実質は3列だけ。でも、種類は本当に豊富よね…。迷いまくります。今日はお気に入りのココ・ケイマード(焦がしココナツ)があったので嬉しかった〜

そして乗り込んだ船は、平日ということもあり、観光客というより地元の人が中心で。ローカル気分満点であります。目指す先はPlataforma(プラッタフォルマ)、意味は鉄道のプラットフォームなんだけど、まさにここには鉄道駅があるんですよ。だから陸続きでサルヴァドール市内から行くことも出来るけど、やはりこんな晴れた日は、ヨットが並ぶ穏やかな海を船で気持ちよく渡るのが一番です。

超穴場的レストラン「Boca de Galinha(ボッカ・ヂ・ガリーニャ)は、この日、金曜日にもかかわらずほぼ満席でびっくり。こんな辺鄙なところまで皆さんよくぞ…って私たちもその一人ですが。それもそのはず、海を見ながら食べるムケッカは絶品だし、なんせ、安いの!二人でお会計50レアルぽっきり。そんじょそこらの高級バイーア料理店に負けないエビのムケッカ、ハーフサイズと飲み物でこのお値段。遠足的な気分も味わえて、ランチも美味しくいただけるこのコース。木金土日の4日のみの営業ですが、滞在のタイミングが合えばぜひおすすめしたいですね。

食後ものんびり海を眺めて…とはいかず、サクサクと移動です。ヒベイラからすぐの、Bomfim教会へ…。連休中にしてはすいていて、気持ちよく見学できましたよ。神様関連グッズならペロウリーニョよりもメルカドモデーロよりもココ!と言える土産店をさらっと見て、またも足早に次の場所へ。

私のイチオシビーチ、Boa Viagem海岸です。いつ見てもキレイな海の色…。高台から見下ろし、砂浜から間近に水際を感じ、ああこれぞブラジルの海〜です。時間があればここで水遊び+ビール+カルド・ヂ・スルルーとペイシ・フリットと行きたいんだけど、今日は本当にサクっとで残念!


さあさあお次はお土産を見にメルカド・モデーロへ。ここもねぇ、本気で見出すと時間がいくらあっても足りないの〜。ポイントを絞って見て回ったつもりでも、気がつくともうすぐ夕日タイム…。ということで、買い物を途中で切り上げて、ラセルダ・エレベーターで上町へ。夕日は足が早いからね、絶品のオレンジを見逃しちゃ大変!

良かった、間に合いました〜〜〜♪

今日はとてもついてます!サルヴァドールは夕日の街だけど(そうなのよ、どこのノルデスチの海沿いでも夕日が見えるわけではないのよ)、お天気によっては、1週間滞在してもキレイな夕日が見られないことも。こればかりは運ですね。今日は運がいいですね〜


ここで私たちは日本から来た男の子二人組みにナンパされ、いや、声をかけられ(笑)、夕日を見ながらしばし日本語会話を繰り広げたのでありました。傍目から見たらとてもロマンチックな光景?!


っと、のんびりしていたらメルカド・モデーロが閉まってしまう!ということで、会話もそこそこに、再びエレベータで下町へ。閉店ぎりぎりまでお買い物を楽しんだのでありました。(私まで思わず買っちゃった、新製品の可愛いわら細工のポシェット♪)


いったんお宿(バッハのポウサーダ・ノアノア、やはり海に面してて眺めは最高!)に荷物を置いて、今度は夜のペロウリーニョへ。8時開始のバイーア民族舞踊ショー(Bale folclorico da bahia)を鑑賞しにTeatro Miguel Santana(ミゲル・サンタナ劇場)に入ります。開始5分前に到着したので、まだ席があるかどうか心配だったけど大丈夫でした〜。どうやら後ろの席から埋めていくらしく、空いているのは最前列。思いっきりステージ正面で、火やら汗やらが飛んできそうな至近距離で、大迫力のショーを満喫しましたよ。


っていうか、このショー、やっぱりかなりオススメです。35レアルでこのクオリティは素晴らしい!コストパフォーマンス良すぎです。曜日が合えば(火曜休演)、ぜひぜひ見ていただきたいですね、これは。


夜の旧市街はまたちょっと違った雰囲気で(なんか前より街頭の照明が明るくなり、怪しげな雰囲気が半減したような!)、写真を撮るのもまた楽しく。路上のバーで一杯やりたい気持ちにもなりますが、まだ今日は終わらない…。遅めのディナーのために、Rio VermelhoのRecanto da Lambretaへ。


ここはかつて、日系人オーナーシェフ・ケンイチさんがやっていた絶品レストランで、今は引退したケンイチさんに変わり、別の経営者が別の名前でやっているんです。でも嬉しいことに、料理の味は変わらず、美味しさが引き継がれているの。ギャルソンおじいさんも昔と変わらず、のんびりペースでサービスしてくれて。居心地がいいんだよなぁ。

まずは名物ランブレッタ(貝)のいろいろトッピングのせグリルを前菜に。ここで私は大失態を…。一番好きなネギニンニクのトッピングをオーダーし忘れ、届いたのは違う味。ううう、どうしてもネギニンニクを食べさせてあげたいの!!変えてもらえませんか〜、と自分のオーダーミスを棚に上げ泣きついてみたら、なんと、交換ではなく、追加でネギニンニクを3個届けてくれました。しかもサービスで!ありがたや〜〜〜。なお、ネギニンニクはメニュー名で言うと、なんとかmodaです。modaですからお忘れなく!


メインには、これまたいつもオーダーするSinfonia do Marを。シーフードにジャガイモとパウミットが入っているのが面白い、素晴らしい創作料理だと思います。これにスパゲッティ・アーリオ・オーリオを添えていただくのがケンイチさんのオススメ。確かに美味しい〜。


もうほんと、丸一日日本語でしゃべり通して、気が付くともうすぐ日付が変わろうとしていて。楽しいときが過ぎるのはなんて早いのでしょう…。


長く濃く充実した金曜日。そう、金曜日だけは私、サッカー送迎業務がないのよね。だからこそ実現した、初の終日市内観光アテンド。(いつもは3時ごろいったんお客様とお別れ、サッカー対応をして、夜再会というケース) ぎっしり詰め込んだ内容となりましたわ。


それでもね、まだ全部は行ききれてないのよね。

あと1日あれば…

ビーチでのんびりして、海上デッキのレストランでランチして、超庶民派市場のFeira de Sao Joaquimを見て、ショッピングモールでバイーアオリジナルブランドの服なんかを見てもらって…


さらにさらにもう1日あれば、プライア・ド・フォルチで海ガメの赤ちゃん見て、天然プールで泳いで美味しいイタリアン食べて…


ということで、次回はそれらをぜひ!!



あ、最後まで友の名を内緒にしちゃいましたが…

今回来てくれたのは、サンパウロのビーグルママ友でブログ友で語学オタク仲間(笑)のSayokoさんでした!

これだけ共通点があるからね、出会ってからの月日が浅くても、もうそれはそれは相当親密なお付き合いをさせていただいちゃって(笑)

一日中話していても全然話題が尽きないんですもの。ホント、出会いって素晴らしい♪


なにより、彼女のブログが最高なのです。

在住者の私にはない、新鮮な目線で見つめたサルヴァドールの街並み。車窓からササッと一瞬で撮影したとは思えない素敵な写真と、的確で旅情あふれる文章で、サルヴァドールを綴ってくれています。

ここに遊びに来た人、これから行こうかな〜と思っている人、どちらの心にもビンビン響く。そんなサルバドールレポートはこちらから♪