~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

Está no cio


私の可愛い娘、コリンちゃん。
いま、絶賛オンナノコ中… 
Ela está no cio. なのですよ。


エラ エスタ ノ シオ。バイーア風に発音すると、cioは「シウ」



シオって一体… 塩???
こんな単語、メス犬でも飼ってなきゃ、絶対知らないよなぁ…。



要するにコリンは今、年に一度の生理中なんだよね。
で、朝、散歩していたら…通りにいた女の人に言われたの。ああ、シオなのね、って。
シオ???シウ???
そんな言葉聞いたこともなかったから、それが単語なんだか略語なんだかもわからなかったよ〜



ちょうどその日の午後、日本語の生徒さんが来る日でね。
私の生徒さん達、犬を飼っている子が二人もいて。だからたまに犬談義で盛り上がるんだけども。
私はこう言ったのね。
コリンは今、生理なんだよね〜。Ela está com a menstrução.って。



そしたら、ああ、シオですね、と。
シオ?
やっぱりここでもシオって言われた…
一体どう綴るのよ?と聞いたら、いとも簡単に、セー・イー・オー、cioって。
一応、辞書で確認したら、ちゃんと載ってたよ…訳語は「発情期」ですって!
だからこの単語は動物にしか使わないって。なるほどー。



ところで動物の生理は人間みたいに月に一度来るものではなく、1年に1回か2回なんだそう。
コリンの場合は、去年の7月、私たちが日本に一時帰国している最中にあったらしい。なので、その状態を私は今回まで知らなかったのね。
私にとって、初めて見るコリンのcio…



時折、ポタ、ポタと出血するけれど、自分で舐めてしまうのでほとんど私たちは気付かない。
自分で舐めるなんて、なんてけなげなの!と思う親ばかな私(笑)
そして、いつもと違う点はと言うと、とにかくおとなしい。気が付けば横になっているという感じ。
表情もどこかしらアンニュイな感じ…
うん、わかる。わかるよ〜。女の子はそのとき、すごくだるくなるよねぇ。わかりあえる女子同士、私は嬉しくなってついコリンを抱きしめるのであった。
もうほんとに娘を見ているみたいでね。いや、娘がいないから実際のところはわからないんだけども。



それでも散歩には行きたいコリン。行く?と声をかけると、いつものようにクイっと首をかしげ、ピョンピョン跳ねて玄関に向かう。
でも発情期中のメスはあまり外に出ない方がいいとのこと。男の子犬を無駄に刺激してしまうことは、イコール、迷惑をかけること。
だからなるべく他のワンちゃんが散歩していないであろう時間帯を狙って、ひっそりと、人目をはばかるように早足で散歩する私たち…なんだかなぁ…。



散歩以外は、とにかく寝ている。
お気に入りの場所=transporte(移動用のボックス)の中に自ら入り込み、丸くなって寝ている様子は、まさに、体が重くてだるいよ〜という状態であろう。
早く終わってスッキリしたいねぇ、コリン。
でも犬の生理はとても長くて、1サイクル完了するのに2か月も3か月もかかるとか。うーーーん、可愛そうなコリン。でもこれが犬に与えられた自然の摂理なのです。耐えるのじゃ、コリンよ。