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ついに警察のスト、終了です


やっとやっと…
警察のストが終了しました。公的に!
地元紙 A tardeのオンライン版、11日土曜日の21時43分の更新記事には、
「os policiais militares da Bahia decidiram acabar com a greve」ってハッキリ書かれてました。
バイーア州警官らは、ストを終了させることにした)


そして今朝(12日日曜日)の新聞、一面にでかでかとACABOU!終わった!との見出しです。ビバ!!


良かった良かった。こうやって公的にマスコミで発表されると、ちょっと安心しますねぇ。
交渉はまだ終結していないらしいけど、こうして公にスト終了を宣言し、警官の任務復帰を確約してもらえるなら、市民としてはそれで充分です。


実質、昨日の時点で、警官の85%は任務に戻り、街は正常化に向かっている…ということだったので、
今日はアレックスの学用品やらカルナヴァル用の衣装やらを買いに、ショッピングイグアテミまで行ってきたのです。
ランチも久しぶりにソトメシしました。いつも混みこみのアウトバックは結構すいていて、まだ市民は外出を控えてるのかな…という気がしたけど、ショッピング内はいつもの土曜日と同じくらいの混雑ぶりでしたね。
街なかをパトロールする州警察の姿も見られました。
名実ともに、日常が戻ってきたな…という感じです。やれやれ。



それにしても、スト開始の1月31日から終了の2月11日まで、12日間の殺人件数は166件にものぼるそうですよ。大半はサルバドール市内で、近隣市町村の件数も含めているそうですが。
人口300万の街で、毎日10人以上が殺されているって、どういうことなんでしょうか。わかっているだけでこの件数、報告のない殺人を含めたら、もっと大変なことに…



ブラジルの殺人の多くは麻薬取引がらみ。殺人だけでなく、強盗だって結局、麻薬を買うためのお金を作るためにやったりするわけで。麻薬を撲滅すれば、ブラジルはずいぶん変わるんだろうけど…撲滅なんて出来っこないからね。
ということで、麻薬に関わることは命をかけることと同じ…
そんなこと、わかった上でdroga(ドローガ:麻薬)をやってる人なんて皆無でしょうが…。



今回のありえない殺人件数は世界中に情報として広まり、悪名高きサルヴァドールを露呈してしまった。
この結果を受けて、州政府は、国は、何かアクションを起こすのかなぁ。
起こさないんだろうなぁ…。
失われた尊い命を無駄にしないためにも、もっとちゃんと、何か、考えないとダメじゃないのブラジル…