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一日目午後:クルーズ初日、サンフアンから乗船…の前に祭りの旧市街へ

チェックアウトを12時に済ませ、たくさんの荷物を持って、いざクルーズ船へ…と、ホテルからタクシーで港まで移動です。途中、同じクルーズ船(ロイヤルカリビアン社のAdventure of the Seas:アドベンチャー・オブ・ザ・シーズ)の看板を掲げたおじさんがいたので何か聞いてみたら、「事前支払いでホテルから港への送迎バスを予約している人のためのサービスです」とのこと。そうか、そういうのもあったのか。でもきっと高いんだろうな〜と横目で見送り、タクシー乗り場へ。



…と、そこにはなんと長蛇の列が…
みんな同じようにスーツケースをゴロゴロ持って。これみんな、クルーズ船に向かう人々ですね?!
ここはホテルですけど…空港じゃないんですけど…
恐るべし、クルーズ客の多さよ。



まぁしかし、順番を待つしかない。ふぅ。



そのうち、配車担当のおじさんが列の人々に向かって声をかけ始めた。
「プリンセスクルーズの人いませんか〜」
「ロイヤルカリビアンの人は〜」
と、船会社ごとに客を集め始めた…。
なんだか、タクシーというより乗り合いバスだよ、これ。でももう何でもいいので乗せてくれ〜という気分だったので、一人10ドル、子供も10ドルと言われたけど二人で大人一人分にしてよ!と交渉して全部で30ドルで乗車。これ、完全にタクシー料金より高いけど…(ホテルから港はすぐ。わずか5分ちょっとの近さだよ)



あっという間に港に着くと、10階建てビルほどの大型客船が3隻も停泊していた。私たちの船は一番奥。
さて、着いてびっくり。ここにも長蛇の列… ちょっとゲンナリするほどの長蛇の列があったのだ。



ええと、乗船開始は午後2時。今はその1時間前ですけど。もうこんなに多くの人がスタンバイしているなんて!
そうか、みんなホテルのチェックアウトを12時に済ませ、すぐにここに来るのだな。私たちと同様に…。そりゃ、集中するさねぇ。


30分以上列で待ち、やっと順番が来た〜!と思ったら。それは乗船するための列ではなく、荷物を預けるための列であったよ…。飛行機と同じ、手荷物(貴重品)以外はすべて預け、後に客室に届けてもらうんだけど、その列だったのか…。



そして、乗船するための列は、また同じくらいのボリュームで、今からさらに1時間くらいかかりそう…って雰囲気。
本当は手荷物も全部部屋に入れて、それから旧市街巡りに繰り出そうと思っていたけれど、それじゃ観光の時間が全然足りなくなりそうだ。
ということで、手荷物を持ったまま、旧市街へ向かうことに。



港からタクシーで旧市街に行くことにしたんだけど、運転手さん、なにやらあれこれと言い訳している。どうやらこの日は旧市街のお祭りだそうで、普段のルートは通行止めになっていたりパレードがあったりで、ちょっと離れた場所までしかタクシーは入れないんだそう。そうなのか。仕方ない。
そしてこのタクシーもまた「お祭り価格」だそうで、メーターとかエリア制ではなく、一人頭いくらという計算の料金であった。ここから旧市街もすぐなのになぁ。一人5ドル、家族4人で20ドルって高いなぁー。



そして炎天下の中、旧市街に到着。おお、確かにお祭りだ!
露店で鳴り物を買って楽しそうに鳴らし歩く親子連れ… ビール片手に騒ぎあう若者たち… そうか、だから旧市街の宿が軒並み満室だったのね。っていうか、無理して旧市街を予約しないでよかった。この状態(ほとんどサルバドールのカルナヴァル時のペロウリーニョ状態)でスーツケース持って移動とか、完全に無理だから。

サンフアンの旧市街、その名もOld San Juan(オールド・サンフアン)は、スペイン統治時の街並みが続く、カラフルな建物が可愛いところ。ブラジル各地に見られる旧市街、そう、サルヴァドールの旧市街ともよく似ているよ。日差しの強さも、光と影のコントラストも、サルヴァドールみたいだ…


お祭り騒ぎの様子も同じくラテン系。賑やかに打楽器を打ち鳴らしながらのパレード。広場ではバンド演奏、それに群がり踊る市民。

楽しそうで良いのぅ。
もっと時間があれば私ももっとゆっくり騒ぎたいんだけど、今日は駆け足だから仕方なし。

そんなあわただしい中でも、食事だけは手を抜きません、食いしん坊我が家。
選んだのは相も変わらず、日本食レストラン…
カリブ海プエルトリコまで来て日本食をわざわざ貴重な旅の一食に選ぶ日本人家族なんて、うちくらいなものだろうよ…
海外旅行先で日本食レストランに入ることが、もう一つの趣味みたいになってしまった我が家であるよ。ははは。

さてこちらのお店、たまたま歩いてて見つけたんだけど(tripadvisorなどでの事前の調査ゼロ)、なんともオシャレなジャパニーズ。NYみたい。もうすっかり海外における日本食って言うのは、こういう和モダンなテイストが定番化しているのねぇ。



日系と思われるご主人と奥さんがフロアを担当していて、もちろん日本語は話さないんだけど、まぁ忙しく動き回っている。お客さんは結構入っているのに、フロアとドリンクがこの二人だけで動かされてるって…忙しすぎ!
おかげでビールも料理も出てくるのが遅い遅い!!
サルバドールでノロノロサービスに慣れきっている私たちですら、遅いと感じる…(まぁ、時間がなかったから余計にそう感じたんだろうけど)



でもね、お料理はどれもとーっても美味しくてびっくりした。
お寿司もレベル高い。まずはお米がふんわりつやつやで美味しい。酢飯の味もグッド。ネタも十分に新鮮。
コイのうなぎ丼も、こんなにおしゃれな器で量は少なめなのが残念なほど、とても美味しい〜
マグロのカルパッチョなんて、カクテルグラス入りだよ…そして量がやっぱり少ない〜。美味しいからもっと食べたいのに!


味噌汁がスクエア型というのも非常におしゃれではありますが、飲みにくいのでこれはやめていただいた方が…

ともあれ、全般的にとてもレベルが高い日本食をサンフアンで味わえたことは、家族全員の大きな喜びなのであります♪


最後に海辺のあたりをぐるっと散歩して…
このあたりの街並みも可愛いね。サルバドールの旧市街よりずっと小奇麗に人々が生活しているなぁ、という印象。ゴミゴミしてないと言うか。

祭りの喧騒から少し遠ざかるようにして、車の通る道へ。
ちょうどお客さんを降ろしたタクシーと交渉し、また港へと戻る。午後5時。
乗船は5時半までだ。ぎりぎり〜
(でも出航が夜8時だからそんなに焦ってはいなかったんだけど)