~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

新しい日本人宿がサルヴァドールに誕生!


クリスマスが終わり、新年が始まり…
ブラジル人たちの次の目標(笑)は、いよいよ2月のカルナヴァルです。
旅行に行くにせよ、カルナヴァルに参加するにせよ、準備は早いに越したことはありません。
だってね、カルナヴァル参加費用って、当日が近づくに連れ、値上がりしていくのよ…。恐ろしいほどに。



さて今年はサルヴァドールのカルナヴァルで大騒ぎしようかな♪と検討中の方に朗報です。
このほど、私の友人、Akoちゃんこと苅込敦子(Karikomi Atsuko)さんが、ブラジル人パートナーのRonaldo(ホナウド)さんと二人で、ご自宅を改装しての日本人宿をオープンいたしました。



私とAkoちゃんとの出会いは、数年前、このブログをきっかけに彼女が連絡をくれたのが始まり。当時スペイン在住だった彼女は、サルヴァドールの友人を訪ねて、何度かこの街を訪れておりました。
そのうち、ここがすっかり気に入ってしまい、ついにはパートナーも見つけ、このほど、日本人旅行者・留学生の方々を対象としたポウサーダを始めることになった次第です。



ポウサーダと言っても、一軒家の一部を改装してレンタルするというもので、かなりアットホーム。
まさに、「ブラジル人の一般家庭にホームステイする」という感覚がぴったりくるお宿です。

つい先日、私もお宿を拝見しに伺ったのですが…
うん、これはまさに、ブラジル人の庶民のお宅(ここポイント!)。いわゆる日本人が多く住みそうな、サンパウロで言うジャルジンスやパライゾなどとは全く雰囲気が違う、まさに、一般的なブラジル人家庭のお宅であります。
治安最重視、日本と変わらない環境でのホームステイを望む方には、正直オススメできませんが、そういう環境ってちょっとツマンナイかも?せっかくのブラジルだもの、もっと「ブラジルらしい」体験をしたいわ!という方には、まさに最適。

場所は、ボンフィン教会や、私が超気に入っている穴場的ビーチ、Boa Viagem(ボア・ヴィアージェン)海岸からほど近い、Uruguai(ウルグアイ)という地区。
普通の庶民的な下町といった風情なので、ガイドブックなどにはもちろん載っていない、耳慣れない場所ではあります。
私も本格的に足を踏み入れたのは、その日が初めてだったのですが…
結構、大丈夫かも。
いや、ブラジルの高級エリアしか知らない方から見ると、「え、ここって、治安大丈夫???」と思われるかも知れません。
だって、高層マンションとかはないし、こじゃれたレストランなんてない。街を歩く人々も、上半身ハダカの男性とか、ほとんどビキニにミニスカートの女性とか、ね。



歩いていたら、そりゃやっぱり日本人だから、好奇の目で見られます。でもそれは、ここサルバドールのどこを歩いてても同じだもんね。
治安で言うと、よっぽど夜遅くなって人通りが少なくなってきたらちょっと怖そうだけど、普段はとても活気があって、いつも人であふれている地域のメインストリートからすぐなので、明るいうちは全然怖い感じがしません。
怖いのは、人のいないエリアだからね。
人がわいわい集う場所というのは、案外、大丈夫なのです。
(あ、明らかにクスリやってる人がたむろしている場所とかはダメですけどね。ここは、下町風なので、昔から住んでる、近所の人みんな知ってる…というような環境ですから、その点は心配ありません)

ここに泊まるメリットは、やはり、Akoちゃんによる日本語のサポートが受けられること!
彼女、日本語教師から観光ガイド、チケット手配代行、ドライバー手配、さらにはUFBA(バイーア連邦大学、私がポル語を学んだとこ)のポル語コース受講手続きサポートまで、なんでも日本語で対応いたしますから!
ああもう!私がもしブラジル永住するなら、ぜひ本気でやりたいサービスばかりだわっ(笑)
そして心強いのは、パートナーが、街を良く知る地元の青年であること。彼がポル語で調べたことを、彼女が日本語にし、お客様にお伝えすると言う連携プレーが可能なわけです。
これはもう、鬼に金棒でしょう。最強でしょう!



一家のお母さんは、元小学校のポルトガル語教師ということで、ポル語を学びたい人にもうってつけ。きっと文法事項の間違いとか、ちゃんと指摘してくれますよ。
一般的なブラジル人は、なかなか会話の中での間違いって、指摘してくれませんからね〜。
そしてお母さんの作るランチはとーっても美味しかったです。ブラジル人の料理は概して塩が強すぎるのですが、お母さんの料理は薄味で日本人的にはかなり嬉しい。



お父さんは物静かな方で、デザイン関係がお好きだとか。だからお部屋の内装が可愛くカラフルだったりするんですね。



Akoちゃんはスペイン生活が長くて、過去にさまざまな仕事をスペインで経験しているから、とても守備範囲が広いの。ちなみに私とは同級生♪
パートナーのRonaldoは、長身のイケメンで、日本人の感覚に近いものを持ったブラジル人。スペインでラテンのノリをすっかり身に着けたAkoちゃんより、よっぽど日本人らしいという話もあったりして。
とてもナイスなカップルなのです。


話がとびとびになっておりますが、
こちらのお宿、部屋は、玄関共有だけど部屋は完全独立型の大部屋が一つと、玄関共有・スペースも共有、お部屋はベッドとちょっとしたスペースのみの小部屋が一つ。
大部屋の方には、洗濯機、冷蔵庫、キッチン、トイレ、シャワー、洗濯物干し場、ダブルベッドなどが完備しているので、長期滞在に最適です。グループなら、最大で4〜5人は泊まれそう。
小部屋はお一人様に。寝る以外は共有スペースで過ごすことになりそうですが、リビングは広く、圧迫感は皆無なので、リーズナブルに快適に過ごせるかと思います。



料金、食事についてなどなど、詳しいことは宿のサイト、
ポウサーダ ドーナ・ドーラ


をご覧ください。写真もたくさんあってわかりやすいですよ。



カルナヴァル中のご予約も受付中です。お部屋数に限りがありますので、お問い合わせはお早めに♪
個人的には、カンポ・グランジルート(OsmarもしくはAvenidaと呼ばれる内陸ルート)を利用する方に特にオススメ。ペロウリーニョに通じるラセルダ・エレベータ乗り場までもタクシーで5分ちょっとですから、旧市街を巡る人にもいいですね〜。
(ただカルナヴァル中は交通状況が普段と変わりますから、時間はもう少しかかりますけど)



私だったら、友達4人集めて、2階の大部屋を借り切ってカルナヴァルを満喫したいなぁ。
もしポル語を学ぶ留学生だったら、ここに住みたいなぁ。地元の人との交流って、なかなか出来そうで出来ないのが海外留学生活よね?ホームステイ先も留学生同士でシェアしたりして。なかなかブラジル人と会話するチャンスが少なかったり。
その点、ここならバリバリのブラジル人エリアですから。否が応でもポル語は鍛えられるはず!
(ちなみに、同じ日にここを見学に行った現役大学生:UFBA留学中のYちゃんも、ここをかなり気に入り、「知ってたらここに住んでみたかったかも〜」と言っておりました。)



ということで。
サンパウロおよび、ブラジル他都市にお住まいの日本人の皆様、今年のカルナヴァルはサルヴァドールに来ませんか〜???



(今ならまだイヴェッチのブロッコも400レアルで買えますぜ〜)
(カマロッチも140レアルからございますぜ〜)



そして、ブラジル語学留学をご検討中の日本人の皆様!
留学先をサルヴァドールに、そしてステイ先をこちらにしませんか〜?



完全に回し者風ですが、はい、回し者です(笑)
ポウサーダ ドーナ・ドーラを、心から応援しています。



オマケ写真。
宿を見学しに行った日、みんなで海まで出た時の様子。
途中、非常に原始的な販売スタイルのアイスキャンディー屋を発見したり…


商品と代金の受け渡しは、バケツですよ。売り子さんは2階、
お客さんは地上におります。
そしてアイスキャンディーもかなり原始的なスタイルです。なんたって、細長いビニール袋にじかにアイスが入ってますからね。大きいです。で、なかなか美味しいのです。
この赤はアセロラ味。



ボア・ヴィアージェン海岸、そしてウマイタの夕日はやはり最高…


それにしてもカップル多すぎ〜


海辺に立つクリスマスツリーも、凛として素敵です。

日本人が少ないサルヴァドールですが、だからこそ、日本人の皆さんのお役に立ちたい!
その思いは、私もAkoちゃんも同じです。
どうかその思いが皆さんに伝わって、一人でも多くの方にサルヴァドールを訪れていただけますように…。