~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

コリンの血清物語(出戻り、そして…)


前回の長文にお付き合いくださった犬仲間の皆様、またも長文ですが、よろしくお付き合いくださいませ。



さて、ブラジルの郵便局からイギリスはスコットランドに向かって飛び経ったコリンの小さな血清…
EMSだったので、追跡番号をネットで入力すれば、今どこにいるか判明するんですね。これ本当に便利!
で、毎日、ストーカーのごとく血清の行方を追っていたのですが…なかなかスコットランドに行ってくれない。サンパウロで止まってる。困るー。
…と思うこと1週間。今度はなんと、「行先:サルバドール」という表示になってしまった。なにっ!!??返送ってこと???



その表示を見てすぐにコヘイオに電話。この番号のこの荷物、どういうことになってるの?と。
すると、やはり、我が家に返送されると…。理由は、その荷物に記載されているはずで、ここではわからないと。
しかし今、理由を知りたいのだ。なんとかして調べてください、と粘ったところ、「それじゃ、疑問質問窓口(?)に申請しますか?5日後に返事が来ますが、それでいいですか?」と。
もちろんそれで構いません、ということで、荷物の詳細と私の情報を伝え、疑問質問窓口へフォームを送ってもらった。



待つこと5日間。メールで届いた「理由」とは、簡単なこと。
「血清の発送は禁じられています」の一言。
はぁー。
まぁ、そんなことだろうとは思ったけどね、窓口で血清を送りますよ、いいんですよね?と係員に聞いたときは、別にダメとは言わなかったのよ。
受け付けてくれたのよ。
もし禁じられているなら、窓口の時点でそう言ってほしいよね?!
ふーーーーー。



で、我が家を出て約10日後に、血清が返送されてきた。もうこれ、ダメじゃん。常温で1週間以上だもん。血清、再採取しないと(涙)



それよりも、血清をどうやって送るのよ?という話。
郵便局がダメなら、民間の輸送機関?
DHLに聞いてみたら、やはり血清はダメだという。Fedexは、役所の証明書付きならOKだという。でも、イギリスの検査機関側が、Fedexはなるべく避けてくれという(関税がかかったとき、Fedexの場合、何やら面倒なんだそうだ)。
もう一度、郵便局に食い下がってみた。どうしても海外に血清を送る必要があるの、と。
すると、「Ministerio da agricultura(農業省)による裏書があればOKだ」と言う。まぁ、そんなことだろうと思ったけど、だったら最初に送る時にそう言ってよねぇ…。



さあ、こうなったら、農業省に問い合わせですよ。
まずはブラジリアの本省へ電話。すると、バイーア州の機関の番号を告げられる。サルバドールにある出先機関だ。
そこに電話すると、今度は、空港内の検疫所の番号を言われる。ブラジルによくある、たらい回し状態だ。最終目的地にはなかなかたどり着けない。何度も何度も電話を回されて、やっと到着、というパターン…


空港にかけると、いやその問題はあっちの管轄だ、と、市内にある出先機関の番号を告げてきた。はああ…。
で、やっと担当部門にたどり着き、担当者と会うための段取りをつけた。ふぅ。
もちろん犬は抜きで(笑)私だけ、Aflitosにある農業省の建物へと足を運んだ。日本に犬を連れて行く話は、そこにいる誰もが初めてのネタで、獣医さんに説明した時と同じように、またも私は一から手順を説明する。ふぅ。
そして、「たぶんこの書類でいいと思う…なんせ初めてなのでね、私も」と言いながら、なにやら書類を作成してくれた。
この時求められたのは、犬のワクチンカルテと、送り先の国の輸入関連書類(私の場合、スコットランドの税関関係の書類3枚:研究所側がすでに準備してくれたもので、私はダウンロードして印刷しただけ)。
これがないと、イギリス大使館なり領事館なりへ行って、輸入関連書類を自分で手配しなきゃならないらしい。そ、それは面倒すぎる。


そして、これでOKかと思いきや…
次は空港の検疫関連部署へ行ってくれ、と言われてガックリ。さらに空港に行かねばならないのか…。
どうやら、輸出OKの証明書自体を出すのが空港で、ここで私たちが今作った書類は、その証明書を申請するための書類だったのだ。なんだかもうわけがわからないけど、行きますよ、空港。ええ。


空港に行ったら、担当者は今、ここを出てしまったと。次に戻るのは午後5時だと…
ふー…。


時間をつぶし、再度、5時に戻り、なんとか書類をゲット。担当者に会えたら、それから先はスムーズだったわ。



で、今度こそ、2度目の正直。再度、血清を箱詰めし、もらったばかりの書類を入れて、いざ郵便局へ。
かくかくしかじか…とこれまでの経緯を説明し、さあ今度は書類もバッチリだし、血清、イギリスまで送ってもらえますね???と念押し。
…と、箱の中を見た担当者が一言。
「これは、イゾポール(発泡スチロール)の箱に入れないとダメでしょう。イゾポールを買ってきてちょうだい」と来た。
イゾポールなんてどこで買えばいいのよ!しかも、この箱に入るサイズの、小さい発泡スチロールの箱なんて…
と、困っていたら。
「あら、そんなの、そこにいるバイアーナから買えばいいわよ。アカラジェ売ってるバイアーナ、持ち帰りの人用に、イゾポール売ってるから。ほら、そこで!」と、外を指さす。
そういえば、アカラジェの屋台があるけど、そこに。まさかイゾポールを売ってるなんて、想像したこともないよ!



早速買いに行くと、確かに売ってるよ、小さいイゾポールの箱を…。サイズは3種類あって、私は一番小さい3レアル(150円)のものを購入。
まさかここにきてバイアーナに助けられるとは〜。



そして血清を梱包し直して、いざ、発送。
今回も、前回と同じく、EMSの送料は80レアル、今のレートだと約3300円くらい。
さあ、またストーカー的追跡の始まりです(笑)



今度は順調♪
サンパウロの通関も、無事に通ったようだ。
発送5日目に、目的地・エジンバラに到着したようだ。す・ご・い!これでこそEMSというものです。



早速、エジンバラの研究所へメールで連絡。そろそろ届いているはずですが、いかがでしょうか…と。
「届いていますよ。結果が出たらすぐにメールでお知らせします」とのありがたいお返事が、私のメールからわずか数時間後に届くというスピーディさ。さすがイギリスの仕事!!



それから5日ほどして、結果がメールで届いた!
既定の値をしっかり超えて、血清にしっかり狂犬病の抗体がついているというお墨付きをいただけた!!
良かったねぇ、コリン…本当に良かった…。
これさえゲットできれば、あとは月日が過ぎるのをひたすら待つのみ…。


★これから自力で血清をブラジルから海外に送ろうとする方へ
・オススメの検査機関は、イギリス(スコットランド)のエジンバラにあるBioBest社。
・なぜなら、クール便ではなく、常温での送付を認めてくれているから。
・事前にブラジルのMinisterio da agrigultura pecuaria e abasteciment(MAPA)に依頼し、Ceritificado Sanitario Para Remessa de Sangue para diagnostico do Brasil para a Uniao Europeiaを作成してもらい、
・それを持って空港の検疫所へ行き、最終的にAutorizacao para emissao de certificado zoosanitario internacionalという書類を作ってもらう。
・その書類があれば、correioからEMSで発送可能!
・検査結果が出るのは、到着から1週間程度とスピーディ。アメリカの機関の場合、何か月か待たなければならないとか…?
・もっとも、結果が早く出たところで、日本に入れるのは採血日から数えて180日という規定があるので、あまりスピーディーさは関係ないけどね。




ところで。余談ですが。
今回の件に関して、日本の動物検疫(農水省の一部門)にもメールで一言申し上げた。


「ブラジル国内(サンパウロ)にも血清検査が出来る施設があります、つきましては、ぜひ認可施設として認めていただきたく」…云々。
そしたら、返事には、
「認可施設になるためには、施設側からの申込みが必要で、日本側が求めるさまざまな条件に適合している必要があります」と。
まぁ、そうですよね…
たとえブラジル中の飼い主が全員で署名活動したって、無理な話、ですよね…。
ここはもう、サンパウロの検査機関に、日本人の署名持参でお願いするしかないですかね(笑)