初めて日本からの小包に関税をかけられた〜
今までそういう話は何度か聞いてはいました。
日本からの小包(郵送物:書類ではないもの)に対してブラジル税関で関税をかけられ、多額の現金を払わされた…という話を。
でも、ラッキーなことに、今までブラジルで暮らしてきたこの6年の間に、我が家は一度もなかったんだよね、関税問題。
日本からはbk1で買った本とか、ほぼ日手帳とか、もちろん実家から孫たちへ送られたプレゼントとか、幾度となく受け取って来たけれど、普通に我が家に配達されてきた。
それが今回、初めて、Receita Federal(ヘセイタ・フェデラウ:税を扱うブラジルの政府機関)から紙が届きましてねぇ…。
なにやら75レアルと書いてある。支払いは現金のみである、との注意書きもある。
むむむ…
これが噂の関税ってやつかね…
で、行ってきました、サルヴァドールの本局へ。うちから徒歩数分のところにあるので便利は便利なんだけど。
窓口に紙を見せたら、ああ、関税ですね。今日払いますか?どうしますか?12月6日が支払期限なので今日じゃなくてもいいですけど?と来た。
何が送られてきたかもわからないし、何に対して関税がかかっているのかもわからない状態でお金を払うのはヤダ。
まずは箱の中身を見せてくれ!!と訴えると、
お金を払わなければ、荷物はお渡しできません。ですって!
じゃあ問答無用で払うしかないじゃないですか。ええ、払いますとも、ええ。
私が払った関税金額は、送り主が日本で送り状に記載した金額の60%とのことだった。うん、確かに円をブラジルレアルに換算したら、そうだね、だいたい75レアル、およそ3800円だわ…。
うーーーーん。なんか悔しい。
ちなみに中身は、アレックスの誕生日プレゼントにと送ってくれた日本語の絵本数冊と、コイのクリスマスプレゼント用に私が楽天で購入してこっちに送ってもらったサッカーシューズ、4900円。これが一応、タグ付きの新品だったので、関税扱いになったのかなぁー。
全部使用済みの中古品なら、箱を開けられたとしても、関税はかからないのかなぁー。
送り状に価格ゼロで書いたら、関税はかからないのかなぁー。
でもその場合、紛失の場合の補償もゼロになっちゃうものねぇ…
むむむむむ…。
郵便局員とひとしきり話をしたんだけども、
もうこれはロシアンルーレットのようなもので、当たり外れであると。日本からのすべての荷物を開けて関税をかけているわけではないはずだから、これはもう、運である、と。窓口の兄さんも、そう言い切りました。
運にしては、最近、私の周りで関税かけられたっていう日本人の話がやけに多すぎるんですけど…。私だけじゃなくて、少なくともあと二人、私の知り合いがここ数週間以内に関税をとられていますよ。
ブラジルの12月はクリスマスボーナスの月。
たとえばサルバドール市内を走るタクシーは、12月中、常にメーターがbandeira 2(バンデイラ・ドイス、つまり、日本のタクシーでいうところの深夜2割増し状態)になる。政府機関のもろもろの取り締まり・罰金系も厳しくなる、という話。
だからと言って、郵便物の関税も強化するなんてー。ひどいーーーー。
間もなく届くはずの、もう一つの日本からの荷物を追跡調査したら、関税をかける機関で今ストップしている。これも間違いなく、関税付きで我が家に来るだろう…とほほ…。
これから日本→ブラジルへ荷物を送ろうとしている皆様。この件には十分お気を付け下さい。
と言っても、まぁ、「運」ですから。気を付けても仕方がないんですがね…。
ま、関税がかかったにせよ、中身が盗まれることなく、すべて無事に届いたことだけでもありがたいと思わなければいけない、の、かな…?