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オリャンタイタンボからマラスの塩田、夜はおしゃれレストランで


オリャンタイタンボでタクシーの兄さんと交渉し、ウルバンバに戻る前にマラスの塩田に寄ってもらって50ソル(1500円)で合意。
相変わらず安いペルーのタクシーである。こんなんで商売やっていけるのかなぁ、と心配になるくらい、ここのタクシーは安い。



マラスへは、ホテルのあるウルバンバまで一旦戻り、そこから別の道を走る。思ったより遠いなぁ。
しかも、途中から、かなりの田舎道…山の中…。
開けた風景なので、そんなに山の中という気もしないけど、遠くには6000メートル級の雪を抱いた山々も見える。ここはアンデス

田舎道には、イソップとかの昔話に出てきそうな、羊飼いのおじさんが現れたり…。いったい、この田舎道、どこまで行ったら家があるんだろう?って感じの場所なんですが…
おじさん、明るいうちに帰れるのかなぁ。



それにしてもかなりスリリングな、緊張感あふれる道を車は走ります。途中、やっと塩田の全容が見えるところで車を止めて写真を撮ったけど…風は強いし足元は心もとないしで、こ・わ・す・ぎ!

こわかったけど、パーッと目の前に開けた白い段々畑=塩の田んぼは、思っていたよりずっとスケールが大きくてかっこいい。
車は少し道を下り、塩田の近くの駐車場に止まった。オフシーズンの夕方だからか、うちの他にはあと1台、乗用車があるだけ…。

いざ、塩田を歩こう!
っと、ここも結構、緊張感が高まる足場なんですが…。白いから、見た目、滑りやすそうだし。(実際はそんなに滑りはしないんだけど)
細いあぜ道を、慎重に歩きつつ、塩田の奥の方まで行ってみる。



今は雨季だから、塩田には雨水がたまって、真っ白と言うより茶色が強くて…正直、ここでとれる塩は衛生的にどうなんですか?という風景ではあるんだけれど(笑)
基本的に、塩の採集は、雨の降らないかんかん照りの乾季に行われるそう。
この日も何人かは作業に出ていたけど、作業と言うより、おしゃべりしてたような。


ここの塩田に流れ込むアンデスの山からの水が、不思議なことに塩分を豊富に含んでいるんだそう。はるか昔から、このような段々畑をつくり、そこに塩をため、天然塩を精製していた。
確かに水は温泉のようにすこしぬるくて、しょっぱかった。
塩田のそこかしこに、固まった塩が付着していたよ。まさに、塩だらけ!


この塩をあつめて、円錐状にして乾かすんだそう。まぁ、この雨季では、簡単には乾かないんだろうけれど。(もしかしてこれは観光展示用かも?)


塩田の上の方には若いお兄さんたち数人が、塩の倉庫で仕事をしていた。塩を大きな袋に詰め込んでいた。米袋みたいな大きな袋。


塩田の入り口のお土産屋さんで、ここでとれた塩が売られていた。ハーブ入りとかスパイス入りとかの変わり種もあったけど、シンプルな塩を何袋か買った。
塩は料理において非常に大事だからね。特にブラジルの塩は異様にしょっぱいから、私はブラジルでは塩は買わない。ペルーの塩で料理するのだ。

ここは訪れる人が少ない、マイナーなスポットかも知れないけど、かなり面白いと思う。ウルバンバ周辺に泊まるなら、ぜひオススメです。



ホテルに帰って一休みして、夜ご飯を食べに外へ。こんな素朴な田舎の村なのに、外国人観光客向けの、ちょっとこじゃれたレストランがいくつかあるんですねぇ。
その中でも、ホテルから徒歩5分のところにある3Keros(トレス・ケロス)へ。
ろうそくの光が照明の役割。なかなかムーディーな店内です。恋人たちとワインが似合いそうな雰囲気…
暖炉もあって、素敵。これがペルーの山奥にあるんだからなぁ。(って、このセリフ何回言えば気が済むの、私・笑)

ここのピスコサワーがペルーで一番美味しかった、というクチコミを読んだので、はい、ピスコサワー♪
でも高山病が怖いので、私は一口だけ。よって、一番おいしいかどうかまでは判別できず(苦笑)。

料理は、アンデスのトウモロコシやイモをおしゃれに使った、創作料理という感じ。
なぜか、肉にかかっているソースがどれもマンゴソース?風で甘くて、甘すぎて、ううううううん…(以下自粛)
そして肉がレアすぎてちょっと…残念でした。
メニューの選択ミスだったかしら。

ともあれ、こういうおしゃれなお店が、ここに存在することに大きな意義があると思います!
サービスも良かったしね。うん。


それにしても、美味しそうなペルー産ワインを飲めないのが辛い〜
周りの欧米人のお客さんたちは普通にワイン飲んでたんですけど。頭、痛くならないのかなぁ。いいなぁ。