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ホテルから列車にのってマチュピチュ遺跡へ

ウルバンバの素敵なホテルで一晩寝て、いよいよマチュピチュ遺跡へ向かう日が来ました。出発は6:50と朝早いけれど、なんとなんと、マチュピチュ行きの列車の駅は、私たちのホテルの敷地内にあるのですよ〜。このことが、今回の宿の決め手になったわけです。



ホテル内の駅から出発する始発列車に乗るのは、見たところ、全員がホテル宿泊者のよう。もちろん、ウルバンバの周辺のホテルに泊まって駅を利用することも出来るけど、なんたって敷地内に駅っていうのは本当に楽ちん。ロビーにみんな集合して、ホテルマンの誘導で駅まで数分、歩きます…。近い近い。


ここ発着の列車は、6時50分発、戻りはマチュピチュ発15:48のビスタドーム1本のみ。時間が選べないのは難点と言えば難点だけど、マチュピチュ日帰り観光には最適の時間帯だから全く問題ありませんね〜。


ハイシーズンではないから、列車はガラガラ…
と思ったら、途中の駅、オリャンタイタンボから続々とお客さんが乗って来て、たちまち満席に!やはりこれは、事前の予約は必須ですな。



マチュピチュ往復の列車にはグレードが3つあって、一番安いのがExpedition(エクスペディション、クスコまで片道56ドル)、次がVistadome(ビスタドーム、71ドル)、そして最高級のHiram Bimgham(ハイラム・ビンガム、299ドル!)。私たちの列車は名前がこのどれでもなくて、聞いたこともないAutowagon(アウトワゴン)ってやつ。でも値段はビスタドームと同じ。で、内容もたぶんビスタドームと同じだと思う。天井のサイドがガラス張り(これがいわゆるドーム)になっていて、眺めがいいタイプだったから。


行きの2時間半は、車窓を眺めていると、結構あっという間でした。途中、軽食のサービスがあるし、なにより、車窓が素敵。ゆるやかな、どっちに流れてるんだかわからないくらい穏やかなウルバンバ川が、途中からいきなりラフティングにぴったりの急流になっていったり。遠くには数千メートル級の、雪を頂く山々が見えたり。ところどころ人の営みも見えて、楽しい車窓なのです。


そして帰りの列車では、民族舞踊があったり、アルパカセーターの展示即売(一応名目はファッションショーだけど)があったり…。車窓を楽しむ暇がないくらい、いろいろと催し物が。


オリャンタイタンボで多くの人が降りると、あとはホテルに戻るメンバーだけのガラガラ列車に。プライベート感があって、なかなか良いのですよ、これが。ちなみに、ウルバンバの駅が出来たのはつい最近のことだそうです。だからまだ、あまり知られていないルートかも知れない。でも、個人的にはかなりオススメです。なんたって、ホテルからリュック一つで身軽にラクラク日帰りマチュピチュが楽しめるし(マチュピチュ宿泊の場合、大きな荷物を全部持って列車に乗らなければならないですからねぇ)。クスコ往復だと移動時間が余計に2時間かかるからし(片道1時間の差は大きいと思う…なんせ、列車はゆっくり走るので、片道2時間半が3時間半になるのは移動の負担が大きくなるかと…)。



マチュピチュ遺跡に強い思い入れがある方は、迷わず、遺跡ふもとの高級ホテル・サンクチュアリを選ぶべし、と思います。今日も明日もマチュピチュに会えるのは、そのホテルだけだもの。私たちの場合は、そこまで遺跡への思い入れが強いわけではなく、なんといっても子連れなのでね。日帰りで十分だろうと思って、このコースを取りました。結果的に、私たちにはぴったりだったな、ウルバンバ〜マチュピチュ往復の旅。