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週末リオ旅行記2日目:ライブの都!Lapaの夜


いやぁ、知りませんでした。リオにこんな場所があるなんて…


たとえるなら…
毎日がカルナヴァル!
って、それはちょっと言い過ぎですが(笑)
それにしても、夜なのに、なんなんですか、この人出は!!!
なんなんですか、このLapa(ラパ)っていう場所は!!!



Lapaという名前の地域はわが町サルヴァドールにもありますが、リオのそれとはまったく様子が違います。
リオのラパは、すごいの。夜な夜なサンバやショーロの生演奏が聞けるライブハウスが何件もあって、深夜遅くまで営業してるレストランやバーが何件もあるの。
まさに、眠らない街…。



聞くところによると、この界隈がリオの有名ナイトスポットになったのは、かれこれ3〜4年前の話だとか。
どおりで前回(4年前の訪問)は全くターゲット外だったはずだ。



セントロ(旧市街)のシンボルの一つともいえるカリオカ水道橋の向こうに広がる、メン・デ・サー通りの両脇がラパのメイン。
とにかく、リオっ子も観光客も、みんな夜になるとこぞってここを目指すんですね。


私たちはとりあえず腹ごしらえに、老舗のレストラン、Nova Capela(ノヴァ・カペーラ)へ。美しいタイル貼りの壁が素敵な、歴史あるお店です。


ここのお勧めは羊の肉のグリルと、塩ダラのコロッケ(Bolinho de Bacalhau)だそう。これは必ず食べないと!
このコロッケはブラジル中どこにでもあるメニュー。私もあちこちで食べましたよ。美味しいんです。ポテトベースに塩ダラの身が入っていて。でも時々ハズレの店では塩辛すぎてNG。
そしてここのは今まで食べた中で一番おいしかったかも…。
さすが、リオで一番美味しいボリーニョ・ヂ・バカリャウを出す店と言われるだけあります♪


羊肉のグリルも柔らかくて美味しい。
そして子供たちのためにオーダーしたCanja de galinha(カンジャ・ヂ・ガリーニャ)がまた絶品で…。
これは、ブラジル式鳥ぞうすいで、しこたま飲んだ後にぴったりのメニューとされているんだけど、子どもにもぴったりのお腹に優しいメニュー。
チキンのだしが良く効いてて、本当に美味しかったなぁ…。
店の雰囲気も地元感があふれててカジュアルで、とても良かった♪


さて、この後はと言うと、憧れのライブハウスCarioca da Gema(カリオカ・ダ・ジェマ)へ。
この日はちょうど、ロビンさんお勧めの女性サンバ歌手、Ana Costa(アナ・コスタ)のショウがある日だったのです。うふふ♪
入り口には長蛇の列…。すでにライブは始まっているらしく、建物の窓から彼女が歌う背中が見える〜
早く入りたい〜〜〜。


早めに入っていた人がもうお帰りになり、するとスペースが空くので、待っている人が中に入れるという仕組み。
この時、すでに夜の12時を回っていたので、帰る人もそこそこいて、それほど待つことなく入れました。
入場料ひとり25レアルを払い、名前を書いたドリンクオーダーシートを受け取り、中へ…
…と、ものすごい人!!!
でも、何て言うかな、客層がいいのよね。大人のライブハウスなの。
同じようにぎゅうぎゅう詰めのサルヴァドールのアシェライブも経験済みだけど、そことは全然、質が違うの。
やはり、アシェを聞きに来るのは筋肉隆々の若者で、サンバは落ち着いた大人っていうところか…。不思議とスリに合いそうな感じもしない、リオのライブバーなのでした。

ステージの至近距離、まさにアナ・コスタが歌う目の前で踊る私…
楽しい…♪



踊り疲れたら螺旋階段を上って2階のバースペースで一休み。ここにはモニターがあり、下のライブの様子を見ることができます。
螺旋階段は絶好の写真撮影スポットだし!
サンバの生ライブを久しぶりに聞いたけど、やっぱり、いいね♪サンバ♪気持ちよくノレるのはサンバが一番だね〜。


しばしライブを楽しみ、深夜の街を歩いてホテルまで。
随所に警察官がスタンバイしているので、夜中だけどそれほど危うさを感じません。それだけ、リオ市としてもラパの観光に力を入れているんだねぇ。
それに比べるとサルヴァドールはまだまだだなぁ、と思うわ。



ラパがこんなに楽しい街だとは思わなかったわ。コパカバーナで海を見ながら過ごすリオもいいけど、こんな風にアクティブに夜まで楽しむセントロ滞在のリオも悪くないなぁ〜と思いました。
(注:あくまでサルヴァドールの危なげな夜とか、すでにカルナヴァルを経験済みという私たちだからストレスフリーで楽しめるのかも知れないです。ブラジルにまだ慣れてなくて、街歩きもちょっと不安だなぁ…と思う人には、ラパの夜は少し怖いかもしれません。あくまで私たちの場合。ということで読んで下さいね)