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週末リオ旅行記1日目:まずはイパネマの娘から

久しぶりにリオに行きたいね〜、美味しいもの食べたいね〜、買い物したいね〜、ライブハウスで音楽聞きたいね〜サッカー観戦もしたいね〜…と言う気持ちが一つになったわが一家
そうなの、リオって、なんでもあるんだよね。サンパウロもいいし、ここサルヴァドールももちろんいいところなんだけども、リオはまたそのどちらとも違う総合的な魅力があるんだよね。
今回4年ぶりに行ってみて、そのことを改めて実感しました。
やりたいこと全部やれた、素晴らしいリオ旅行でした。


さて一日目。
金曜の夜、仕事が終わった後の夜の便でリオに向かったんだけど、ほぼ定刻通りのWebjet直行便。うん、最近GOLで激しい後れを経験したばかりだから、Webjetがとても優秀に感じるわ。
しかしこの機体はあまり良くないね。座席が狭く感じるし、背もたれが全く倒れないのよ。そして運賃はめちゃめちゃ激安というわけでもないのに(GOLやTAMのプロモーション価格より高かったりする)機内サービスゼロ。いや、有料の飲み物やスナックはあるんだけどね、有料なの。そして、珍しく機内が暑い… エアコン壊れてるのかしら?って思うくらい暑い。普通飛行機って寒すぎるくらい寒いでしょ?それがね、暑いのよ。
まぁそれも離陸後には状況が変わり、やはり寒すぎるくらいになったんだけど。離陸前はエアコン切ってたんだな。節約だな。


リオまでは2時間強のフライトなので、そのような機内であってもそんなに苦にならないんだけどね。
一応、覚書として書いておく。



リオに着いたのは夜11時近く。すぐにタクシーカウンターでお金を払って、コパカバーナまでの足を確保。
横並びに5つの同じようなカウンターがあり、つまり5社もあるんだけど、姉さんたちが一斉に呼び込みの声を出すからちょっと怖いよ…。ちなみに値段はどこも同じなので、どこでもいいんだけれど。
ここでコパカバーナまでの一律料金、99レアルを払う。まぁ、距離を考えるとこんなもんでしょうな、サルバドールだってサンパウロだってこんなもんだもんね。
…と思ったんだけど、空港の出口付近まで行って、別のタクシーカウンターを覗いてみてびっくり!
今度はコパカバーナまでが56レアルとなっている。えええ、さっきの半額近いってどういうこと???



聞くと、それはパブリックタクシーだそうで、要は流しのタクシーと変わらないってことね。
私たちが支払ったのは、空港に登録されている正規タクシーで、車体がキレイで運転手も安全安心、ということがウリだそう。まぁ、それはわかるんだけど…
こんなにあからさまな金額差を出されるとちょっと悔しくなりますな。
ちなみにサルバドールの場合、パブリックタクシーのカウンターというのは存在しなくて、空港前の道路に出て客待ちしてるパブリックタクシーを拾う必要があります。
これは確かに空港正規タクシーの半額くらいだけども…。



まぁ、安全はお金で買う、ということで。



夜なので道路はすいていて、20分程度で宿に到着。今夜は寝るだけなので、コパカバーナのシンプルなポウザーダを予約しておいた。ええ、ここが宿?と思うようなところ(一般住宅??)なんだけれども、地下鉄シケイラ・カンポス駅からすぐの、街の真ん中で便利なところ。ガイドブックには載っていなくて、たまたまBooking.comで見つけたの。部屋はシンプルで安宿って感じだけど、まぁ寝るだけだし十分十分。

実は他のホテルも探したんだけど、親子4人が一部屋で泊まれる宿って、リオはとても少ないのよねぇ。2部屋予約しなきゃならないの。それは費用的に厳しすぎる…
しかもこの日は、イパネマ・コパカバーナの宿は結構埋まっていてね。条件のいいところは取れなかった。普通の週末なのに、さすが観光都市リオ、恐るべし人気。



荷物を宿において、すぐにまたタクシーに乗り、今回の目的の一つ「美味しいものを食べる!」を果たしにイパネマ地区へ。
歩き方にも載ってて、ボサノヴァファンの間では特に人気があるというGarota de Ipanemaというショッペリアへ行きました。もう深夜0時近かったけど、1時半まで営業しているということを電話で確認済みだったのでね。
そしたらまだポツポツとお客さんがいましたよ。



ここのピッカーニャ、行った人のブログの写真とかを見ていると、本当に美味しそうでね。
ピッカーニャと言えばサンパウロのジュアレス!と思い込んでいる私たち家族ですが(子どもたちさえ、サンパウロに行くと言うと、ジュアレスの肉を食べたい!と言うほど)、噂によると、ここはジュアレスより美味しいらしい…
これは深夜0時であろうと何時であろうと、肉、食べないわけにはいきません(笑)

ということで、ガッツリいただきました。Picanha na chapa。
お・・・おいしかった・・・。
(詳しいレストラン情報は、阪急交通社様のコラムに書きましたので、ご興味がある方はそちらをどうぞ!)
http://blog.hankyu-travel.com/kaigai/00300/00305/2011/066678.php

もちろんショッピも冷えてて美味しくて。お店の場所もマンウオッチングにぴったりの交差点にあるし。本当にね、イパネマの娘を作詞したトム・ジョビンじゃないけど、ここでビール飲みながら通りゆく女性たちを眺めるのって、ものすごい楽しいだろうなぁと思いましたよ。
お店にはジョビンの文字によるイパネマの娘の歌詞や楽譜もあって、おお〜、彼はここに座って詩を書いたのね〜(楽譜直下の席が彼の指定席だったそう。イスはもうないけど、テーブルは当時のままだって)、などと当時に思いを馳せることができます…。ちなみに、もちろんジョビンが通っていた頃は店の名前はガロッタ・ヂ・イパネマではなく、Veloso(ヴェローゾ)という名前だったんだそう。ヴェローゾって、カエターノ・ヴェローゾの関係?とギャルソンに聞いたら、そうではないと…。ふーん…。


この手の店(なになにゆかりの店、みたいな)って、料理はそれほどでも…ということが多いけど、ここは違ったなぁ。肉好き家族、大満足の味でしたよ。
特にボサノヴァファンでもないし…という方でも、ぜひここは行ってみる価値ありです。
特に暑い日のランチに、それこそビキニで闊歩するカリオカ娘たちを横目で見ながら生ビールなんて、最高すぎるに違いない!
今回は深夜だったので、ビキニ娘はいませんでしたが(いたら逆に怪しい・笑)。
私たちのテーブルの向こうが、すぐ通りになっていますよ。夜はリオの文字入りナンバープレート売りが歩いている程度でしたが。


ちなみに、通りを挟んだ向かいはVinicius(ヴィニシウス)というライブバーなのですが、この日はもうライブが終わっていたのかなぁ… ちょっとさみしい雰囲気でしたよ。
金曜の夜だったんだけどね。


タクシーでイパネマを通り、コパカバーナに向かう途中、もうこんなに遅い時間なのにまだ普通に歩いている人たちがいる!そして明るい店がいくつもある!オープンテラスで食事している人がたくさんいる!
ということに驚いた私たち…。
リオって危ない街じゃなかったのか???
深夜がこんなに楽しそうな街だなんて!
タクシーの運転手さんいわく、コパカバーナ眠らない街だよ、とのこと。へぇー。


サルバドールもヒオ・ヴェルメーリョとかバッハあたりの飲食店密集地だと、夜中もこんな雰囲気なのかなぁ。
(なんせ地元ではこんな夜遊びしたことないので:除くカルナヴァル)
でもきっとこの雰囲気はリオ、コパカバーナ独特なんだろうな、と思うわ。