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Celpe-Bras2011-02 10月prova oral口頭試験終わる


おとといの筆記試験に引き続き、口頭試験を受けてきました。
今回も、感想は一言。「疲れた」
今度もやっぱり、待ち疲れました。



この口頭試験については、基本、申込み順に面接日時を指定されるのだけれど、私は指定された日が水曜の午後で、それは息子たちのサッカー付添いの時間だから無理で、木曜日の午前中に代えてもらったのだった。
まだ申し込みが早い方だったからそれが出来たけど、もし締切ギリギリの申込みだったら、指定されるままに日時を受け入れなければならないみたい。
もしくは、生徒間で日時を交換するのはアリだと言ってた。



で、私は木曜の午前9時。本日3人目の受験生ということだった。30分ごとに区切られているみたいで、最初の人は8時だった。
もちろん5分前には着いて、指定の場所で待っていた。そこにはもう一人、同じく9時の受験生(スペイン人)が来ていた。
試験部屋は2つあり、2部屋同時進行で行われる。だからつまり9時の受験生は二人いるわけなんだけれども、これが混乱のもとで。



2つの部屋は別々の階にあり、1階と3階なのね。
で、案内係のおじさん(一応、教授らしい)が、二人をそれぞれの階に連れて行くんだけど、ここでおじさん、ミスしてくれちゃいましてね。
私は1階、スペイン人が3階ということでプログラムされているのに、私を3階、彼を1階に連れて行った。
誰が何階かは、おじさんの手元にある紙にしか書いてないので、私たち受験生は、言われるがままに連れて行かれ、そこで待つしかない。



もう9時半なのに全然動きがないなぁー、ほんとにここで待ってればいいのかなーと思ってたら…
スペイン人の彼が一人でやってきた。あれ、もう終わったの?
…いや、ぼく、3階なんだって。1階じゃないって言われちゃってさ。



はぁー????
ってことは、私は1階ってこと???



するとまもなく、案内係のおじさんが現れて私を見るなり一言。
「あれ、きみ、ここにいたのか?きみは1階なんだけどな。あれ?」



はぁーーーーーーー??????
ここにいたのか、って、あの、おじさんよ、アナタが私を3階に連れてきたんでしょうが!!!
何を言うとるんじゃ!!!!!



で、おじさん、あわてて私を連れて今度は1階に…。
その時点ですでに私の面接時間は過ぎている。余裕ですぎている。9時開始のはずが、もう9時40分ですけどー。
そして1階では、私の次の人、つまり9時半の人が面接を受けているところだった。
彼女はたぶん、予定の時間に極めて近い時間に面接開始できたんだろうなー。



そして待つこと約30分…。ようやく試験部屋に呼ばれたのが、10時5分ごろだった。
持って行った雑誌(ISTO E)を読みつくしちゃうところだったよ、もう、こんなに待たされるなんて!



さてやっと本題。面接試験の内容ですが、
部屋には私のほかに3人。一人が質問をする役(普段、受付部屋にいる女性)、もう一人が録音をする役、と同時に、話の内容を聞いて評価する役?(これは私が過去に受けた外国人向けポル語講座の教官だった)、そしてもう一人は、私の背後で背後霊のように(笑)だまってただ聞いているだけの人…
てっきり、教官が質問をするもんだと思ってたので、ちょっとびっくり。受付の女性と話をするのか。



最初に試験の流れが説明され、ここにあるこの録音機で会話が録音されてブラジリアに送られます、ということを聞いて。
そう、口頭試験は録音されちゃうのよ〜。ちょっと緊張感アップしちゃいますねぇ。
そして、流れを理解したら、さっそく録音開始=試験開始。



まず教官が「2011年セウピ・ブラス口頭試験、受験生の名前は」と言うので、それに続いて私自身が自分の名を名乗る。
で、女性からの質問が始まった。
ブラジルは好きか。どうやってポルトガル語を勉強したのか。どうしてポルトガル語を勉強しているのか。なぜブラジルへ来ることを選んだのか。
普段は何をしているのか… などなど、私のプロフィール的なことを一通り聞かれた。
これが約5分くらいかな。



引き続き、今度は一枚の絵を見せられた。空っぽの鳥の巣に、花が一輪添えてあって、その上に一行だけ文が書いてある。
「子供には巣が必要だ」みたいな文言が。
この絵は何を意味していると思いますか…という質問から始まって、いくつかのやり取りを経て、話は養子縁組についてのことに発展した。
養子か…。ブラジルではとてもポピュラーだけど、日本ではそうでもないからなぁ。
などなど、思うことをつらつらと語った。
あなたは養子を受け入れますか、と聞かれて、あ〜今は無理無理、だってもう手のかかる子が二人もいますからね!と答えたらみんな笑ってたけど。



続いて別の絵が。今度は、パラナ州の観光局が出している広告。パラナへぜひ!みたいな内容。
旅行は好きか、今までどこに行ったことがあるか、どこが一番良かったか。次はどこに行きたいか。
冒険的な旅行と落ち着いた旅行はどちらが好きか…などなど。
これは、私が試験の申込用紙にあった趣味を記述する欄に「旅行」と書いたから、おそらくこのネタが選ばれたのだろう。
基本的に、その人の趣味やバックボーンを考慮して、お題を選んでいるらしい。
一番良かった旅行先は、うーん、難しいけど、レンソイス・マラニェンセスかなぁ、と答えました。
ちなみにパラナ州は行ったことないんだよね。たまたま見せられた広告がパラナ州のものだったので、ちょっと驚いたよ。



最後のお題は、携帯電話ネタ。
運転中に携帯で話しているイラストと、病院内で携帯で話しているイラストが併記されている紙を見せられた。
これは何のことですか?どう思いますか?
このほか、どういう時に携帯を使ってはいけないと思いますか。
あなたは携帯をよく使いますか。好きですか。携帯で何をしますか。会話?メール???
インターネットは良く使いますか。なぜ使いますか。
パソコンで読書をするのは好き?紙で読むのとどっちが好き?それはどうして???
今の時代、携帯なしで生きていくことは出来るかしら?
…といった質問が。



鳥の巣と、携帯の話。これ、過去に受けた人もこのお題だったって言ってたような気が…
彼女が受けたのは確か2007年だったけど。
面接ネタはそんなに年々リニューアルされるものではないのかな?



ともあれ。
いずれも、答えにくい内容ではないし、まあいつも通りにしゃべったけれども、文法的に正しく話せていたかどうかは、うーん。どうかなぁ。
会話は、作文とは違って流れていくものだから、そんなに文法的にナーバスにならなくてもいいよ、と先生は言ってたけれど。気にしながらしゃべると、間があいてしまって、時が止まってしまうしね。
かといって、思いつくままに適当にしゃべると、間違いを多発しそうだしね。
難しいところです…。
私が話した内容も、たいした内容じゃないしなぁ。難しいことを言おうとすると、難しい単語が要求されるし(笑)。知っている語彙内でしゃべるしかないから、つい、簡単な内容の受け答えになっちゃう。




まぁ、今の自分が持っている力を出し切れたとは思うので、これをブラジル教育省はどのように評価してくれるか、ということですな。
結果を見て、また自分の課題を再確認して。
次があれば、また次頑張ればいいもんね。さらに上を目指して。
上を見ればきりがない。それが語学というもの。



でも、まぁ、ここらで一呼吸おいて。
しばらくポル語は書きたくないなぁ、正直(笑)
BGMもしばらくポル語ラジオは聞かなくていいなぁ。試験からの帰り道は、久々にaikoの日本語の歌詞を堪能しました♪



全世界のCelpe-Bras仲間の皆さん!お疲れ様でした〜〜〜。
みなさんにいい結果が訪れますように♪


なお結果は1月ごろにサイト上で公表されるらしいです。先が長いな…