~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

幻の新橋ランチ?!ミシュラン店にて…


私の食いしん坊ぶりは日本の友人たちの間に広く知られていることでありまして。さらには、周りに美味しいものが大好きな友人がたくさんおりまして。



とてもありがたいことに、私の一時帰国時にはぜひここに連れて行きたい!と、具体的店名を挙げて案内してくれるのですよ、我が友人たちは…。なんて素晴らしいことなんでしょう♪
持つべきものは食いしん坊仲間ですな。



そんなこんなで、今回も東京で美味しいものを食べまくりました。一気に書くと、もう毎日食べまくっていたような感じに映るかもしれませんが、そ、そんなことはありません。ほどほどに、食べてました。ほどほどに。
あ、全然説得力ないや(笑)



さてまずは東京グルメ第一弾として、幻のランチと噂される新橋の老舗小料理屋さん「ひろ作」をレポートしましょう。
ここは、ミシュランにも取り上げられた折り紙つきの名店らしく、新橋付近に勤務する美食家の友人が何度かリピートし「締めのおそばまで最高に美味しいの〜♪」と絶賛していたの。
今回、1ヶ月ほど前に予約を入れてくれた次第。あまり早くからは予約を受けていないみたいで、1ヶ月前を待っての電話だったみたい。
嬉しい〜〜〜。

訪れたのは月曜日のランチ。
新橋の、こぢんまりとした小路に昔からたたずむその店は、小さな入り口の戸を開けるとすぐにカウンターのおじさんの笑顔が飛び込んできます。おじさんなんて言っちゃいけませんね、和食だからなんてお呼びするんだろう、板前さん?料理長?ご主人でいいのか?
とにかく、この笑顔のおじさんの手から、実に美味しいお料理の数々が繰り出されるんですから!
超有名店のご主人なのに、全然怖くなくて(笑)、むしろ常に笑顔で気さくな方なの。それだけで印象度アップですよね。

店内は本当に狭くて、4人がけのテーブル席が一つと、5人が座れるカウンターのみ。9人だけで満席になっちゃうんですね。これは確かにマボロシランチかも… 1年で何人がランチできるんだろう?9×365日、いや、定休日もあるから365じゃなくて…



と、そんなことは置いといて。お料理お料理♪
まずは湯葉。このだしの味がもうなんとも… わさびが美味しいのは言うまでもなく。美味しいわさびって本当に美味しいんだよね。湯葉との相性が絶妙…
一品目から感動。



続いてはお刺身。ええと、確か、アイナメのお刺身。
アイナメがどういう姿かを知りたい…と言ったら、友達がiPhoneで画像検索してくれて(笑)ゴロンと丸いお魚さんね。
しっかりした歯ごたえで美味しかった!


お次は天ぷら。こぢんまりと、可愛く、こんもりと盛られて。
アナゴとエビとミョウガ。極小皿に盛られたお塩でいただくの。


次に登場したのは、これまた可愛い器…
中には煮物かな?と思ったら…


ご飯でした!
これはお箸ではなく、つまようじを2本並べてみたんですよ。ね、そのくらい器が小さいのっ!
で、ご飯がものすごーーーく美味しいの。ツヤツヤぴかぴか。同じご飯とは思えない、完全に別物って感じのご飯。何て言ったらいいんだろう。美味しすぎ。トッピングが何だったか忘れちゃったんだけど、とにかく美味しかった記憶しかナシ。
おかわりプリーズ!と心から叫びたかった。



そして、もうシメのお蕎麦が登場!名残惜しいっ!
それにしてもこのおそば、噂にたがわぬ美味しさです。雑誌の記事のウェブ版で、ご主人のそばに対する思いを読みました。だからなおのこと美味しくいとおしく感じます。きれいな肌のおそばでした。何よりおつゆが美味しいの。特筆すべきは蕎麦湯。少しどろっとしていて、他のお店のとはちょっと違うの。これだけでもおかわりしたくなる味。
これも、そば一枚追加!と叫びたかった。


すっかりお料理にウットリしていたら、そこにデザートがやって来た。これがまた!薄いピンクがなんて美しいのっ!

イチジクの上に爽やかな柑橘系のゼリーがかかっていました。イチジクってあまり美味しいと思ったことがなかったんだけど、これは違った。美味しかった〜。ゼリーと一緒に食べると美味しさ倍増。
すごいなぁ、ちゃんと味が計算されているんだ、と思いましたよ…
フレンチレストランで出されてもいいような、洗練された上品な、爽やかな夏のデザートでした。



と、とにかく、一品一品の美味しさに驚愕しっぱなしのランチタイム。シアワセだったなぁ。



全体的にこぢんまりとした盛り付けなので、量的にはちょっと物足りないかなぁ〜というのは正直なところなんだけど(だってそれぞれに美味しいもんだから、もっと食べたいと思っちゃうわけよ♪)、ここね、夜だとお一人様2万3万の世界なの。
それがランチだと2500円なの。かなりお値打ちなわけ。
だったらこの量でも満足満足!むしろ、空腹は最高のスパイスって言うくらいだから、料理を本当に美味しく味わうためには、量は少なめのほうが絶対いいわけですよ。



東京にいらっしゃる方なら、いつかはきっと予約が取れるはず!
マボロシランチ、これは力いっぱいオススメできますよん。