~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

ニューアーク〜成田へのコンチネンタル便、ビジネスクラスの乗り心地


さて、今回最も楽しみにしていた線、コンチのビジネスで行くニューアーク〜成田の旅♪
事前の調べで、座席が180度のフルフラットになること、エンターテイメントが充実していることなどがわかっていた。なので、とても楽しみだったのだ。



そして乗ってみた感想。
うん、やっぱり素晴らしい!180度フルフラット、飛行機の中で水平になって眠れるなんて!!
これぞ飛ぶ寝台列車



映画の数もものすごく豊富。な・ん・と!最新作からアニメ、邦画まで、トータル194本もあるよ…
しかもそれらはオンデマンドで再生されるのだ。
自分の見たいタイミングで再生ボタンを押せば、そこから映画がスタートするのだ。これは本当に便利〜
さらに画面自体が大きい!
サンパウロ線のは、ひじ置きからひょいっと出すタイプで、画面のサイズは辞書程度の大きさ。ミニミニ。
ところが今回は、その4倍くらいはある。あれは何インチというのだ?20インチまではないかも知れないけど、私が東京で大学時代に一人暮らししていた頃のテレビの画面ほどの大きさはあると思う…。それが一人に一画面だものなぁ。すごいなぁ。リッチだなぁ。



しかもしかも。
邦画では、なぜか、私が搭乗するのを知っていたかのようなラインナップが…
アマルフィと、踊る大走査線2ですよ。どちらも、織田裕二主演ですよ。ええ、私は織田裕二のファンですよ♪
当然、2本ともしっかり見ました…。
コンチネンタルと織田裕二、何か関係があるのかな?と思うようなセレクションよねぇ。



あとは、英語のみだったけど、いとしのビーグル犬が搭乗する映画を発見したのでこれも見ましたよ。ビーグルが可愛くて、早くもコリンにサウダージ…(=コリンが恋しい、の意味)



降りる頃になってチェックしてしまい、実にもったいないことをしたな〜と思うのは、映画のみならず音楽のラインナップも素晴らしかったこと。
CDが200枚以上分、オンデマンドで聴けるんですよ。クラシックからジャズ、日本のポップス(少ないけど)までとても充実。画面でジャケット写真を見ながら選んだりも出来るので楽しい!




気になる機内食ですが、こちらもなんと、日本食が用意されているんですよ。


まずはビールを飲みつつ、日本製のミニおかきをおつまみに。すごいなぁ、アメリカの航空会社なのに、日本製のおかきを乗せるんだなぁ。ささいなことだけど、いちいち感動。


そして前菜的にワゴンでやってきたのが、お寿司(巻き寿しとエビとアナゴ?)と、洋食ではロブスターのビスク(クリームスープみたいなの)と、ココナツ入りの衣で挙げたチキン、マンゴーチャツネ添え。
これがもう、全部美味しいの!!
やはりビールをいただき、ここで最初の感動を味わう。



続いてメインの食事には、通称「オベントウ」と呼ばれているコースが。前菜盛り合わせが一皿出てきた後は、確かに幕の内のような感じでいろいろ乗っかったお盆が出てきました。
お吸い物からすでに美味しい。薄切り牛肉で葱を巻いたものとか、かぼちゃと茄子の煮物とか、どれも美味しかったなぁ。日本食に慣れている人には「しょせん機内食よねぇ」となるレベルかもしれないけど、サルバドール帰りの私には最高のごちそう♪
日本酒(NOBU大吟醸というもの。NYのNOBUのことかな?)を思わずいただいてしまいました…。美味しかった〜




デザートはさきほどのブラジル線と同じアイス。今度はトッピングにチョコレートソースがありました。普通に美味しかった。



ちなみにコイとアレックスは今回は起きて食事をとりました。二人ともオベントウではなく、ステーキで。これはやわらかくて美味しかった。(一口拝借した。)
付け合せのアスパラも、ブラジル便のより新鮮で、美味しかった。
アレックスは少し遅いタイミングで食事をサーブしてもらったんだけど、このときのステーキの焼き加減が絶妙にミディアムで美味しかった。私がブラジル線で食べたのと、コイのは、ちょっと焼きすぎな感じ。でも、十分満足できるお肉でしたよ。


しばらくして、チーズとワインとか、サンドイッチとおにぎりなんかがワゴンで運ばれてきたんだけども。
アレックスが欲しがったおにぎりがね、まぁよくあるコンビニおにぎり風にフィルムで包まれてるものなんだけど、なんと凍ったままワゴンに乗せられていて…
とても食べられたもんじゃない。
なので、温めてもらうようお願いしましたよ。それでも芯が冷たくてイマイチだったのだけれど。せっかくのおにぎりなのに、とても残念!



と、本当は寝ていたい時間帯(成田まであと5時間強)なんだけど、全然寝付けない…。せっかくのフルフラットなのにもったいない〜。コイだけはぐっすり寝ている。アレックスも私と一緒に寝ようとしたんだけどダメで、いま、機内のゲームをやってる…。



あと、今回は、各座席に電源プラグ(しかもアダプター要らず、いろんな差込口をカバーする優れもの)とか、iPodのドックとかがもれなく付いているのだ。さすがにインターネットは使えないけれど、電源はありがたいよねぇ。これなら12時間のフライト中も、バリバリ、パソコンで仕事が出来るよね♪
(ということで私もせっかくだからとブログを書き溜めているところ)



あと細かいけど、今回は靴下だけでなく、スリッパもあった。
日本語での機内アナウンスもあった。
日本人キャビンアテンダントも何人か乗務しているらしい。ビジネスクラスでは全くお目にかからなかったけれど(なので常に英語…ううう…)。



と、まぁ、トータル的に、さっき乗ったB767−200という機材とは雲泥の差がある今回のB777。



もしブラジル線と成田線ビジネスクラス料金が同じくらいだとしたら、このクオリティの差はとても大きい。大きすぎる!
ブラジルーアメリカ間のビジネスクラスは、アメリカン航空以外は、どれもフルフラットにはならない昔の機材を使っていると言う話だ。ってことは、アメリカンの一人勝ちなんじゃないの?と思うけど、アメリカンだけずば抜けて高いとか、そういうこともあるのかなぁ…



ということで、ビジネスクラスと一口で言うなかれ、ということがよーーーくわかりましたわ。まぁめったに乗るチャンスはないけれど、身をもって違いを知ることが出来たのは大きな収穫です。



ということで、もしビジネスクラスに乗るとしたら、そのクオリティの内容を事前に調査することが大事かと思われます。そして値段もエアラインによってずいぶん違うので(エコノミークラスの比ではないほど、値段の幅が広いよ!)、調査が必要ですな。
どうせ高いお金を払うなら、それに見合ったサービスを受けるべき、ですよね。


私たちにとっては、とにかく長時間のフライトで、しかも乗り継ぎ時間が長いので、この間にラウンジを使わせてもらえると言う点が、ビジネスクラスの非常にありがたい点です。なんせ5時間も6時間も、子連れで空港で過ごすということがどんなに大変か… 
荷物に気を配りつつ、子供のあれ買ってこれ買って攻撃に耐えつつ、トイレに連れて行きつつ、走り回るのを押さえつつの5時間って…。大変なのよぅ。
それでもうちは二人ともずいぶん成長し、扱いがラクになってきたからいいけれども、これが2歳と4歳とか、1歳と3歳とか…想像するだけで大変すぎる。
自分も通ってきた道だけど、どうやって過ごしてきたのかと思うよ。(もうきれいに忘れました)


これがラウンジなら、たとえば今回のコンチネンタルラウンジならファミリールームもあるし、飲食の心配も要らない。荷物にそれほど気を使わなくてもいい。(とは言え完全に目は離せないけれども)さらにシャワーも使える。
こんないいことはないですね。ええ。



もし乗り継ぎがない、直行便にしか乗らないなら、ラウンジサービスなんて考えもしないだろう。というか、必要ないよね。降りたらすぐに出国すればいいものね。
ブラジル在住者の一時帰国(子連れ)には、強くラウンジ利用をオススメしたいですね。
どうしても乗り継ぎが発生するのって、南米から日本に帰る便くらいかなぁ、と思うので。