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涙の決勝戦

嬉し涙だったら良かったんですけどね…。
勝戦で負けて、悔し涙を流しまくっていたコイ。



男の子なのに割とよく涙が出る方で。
最近はそれでも少しおさまったかなぁ、男の自覚が出て来たか???と思ってたんだけど。この日は、泣いちゃいましたねぇ。



決勝は、青チーム対、コイの黄色チーム。
の、はずだったんだけど。
なぜか黄色チームは、本来の(ここまで勝ち進んできた)黄色チームではなく、数少ない有力選手が決勝の日はなぜか欠席で、代わりに、すでに敗退している黒チームや紫チームの子たちがメンバーに加えられた。



不思議なことに、相手の青チーム側にも、紫チームから選手が投入された。しかも、とても上手な子が!



なんだか全くよくわからないチーム編成になってしまった。
誰の目に見ても、明らかに黄色が弱いメンバー構成…
こ、このチームで戦うのかっ?!
これは分が悪い…明らかに、悪い…



と、やる前からそんな風に思ってしまうのも何なんですけど。でも実際、雰囲気的にもそんな感じで。

試合が始まってみたら、案の定、コイの黄色チームは全然サッカーになってません(汗)
パスの出し手が全くありません(涙)



対する青チームは、もともと上手な子が多いうえ(だからこそここまで順当に勝ち進んできたわけで)、紫チームからうまい子が一人投入されたこともあり…
ちゃんとサッカーが出来ている。
パスがつながり、ゴール前にはちゃんとフォワードが待ち構えていて。
こちらのディフェンスは、いていないような状態なもんだから、ばしばしゴールが決まる。



前半戦、あっという間に4点も取られちゃったよ!
黄色チームはゼロ…
おいおいおい…


そして迎えた後半。
ゴールゲッターのはずのコイ、前半は手も足も出なかったけど、なんとか華麗に(?!)1点を決めた。ゴールエリア外の、割と遠い位置から、フリーキックみたいな状態で蹴ったらキーパーの頭上を越えてネットへ。
その時のコイの喜びようといったら!
鬼気迫る喜び方であったよ(笑)


相手は後半、さらに1点を返し…
このまま5対1で終わるのか?!と思ったら、コーナーキックからなんとコイがまた1点決めた。
ゴール前にいた相手陣に当たってゴールに入っちゃった、みたいな状態なので、あれはオウンゴールと言うのか?!
コイは自分の手柄だと言ってはばからないが(笑)



そんなこんなで、なんとか5対2まで持ち込んだけど、負けてしまいました。
残念だったねぇ。
ま、ちょっと、チームに力の差がありすぎたね。
よく頑張ったよ、コイは。

そうやってなぐさめたけど、コートの隅に一人座り込み、ひざを抱えて泣いているコイ。
よそのお母さんやコーチたちが次々にコイのもとへやってきて、よくやったよ、一番頑張ってたよ、チームが弱かったから仕方ないよ、チームで一番うまいのはキミだから安心しなよ(それはいくらなんでも大げさ→ブラジル人は大げさに褒める人種♪)、などなどと、肩を抱きつつ声をかけてくれるのがもう、ありがたすぎる…。
そんな風になぐさめてもらえて、幸せ者だよ、コイは。


(と言うか、あんなふうにシクシクされていたら、そこを通る誰もがなぐさめの声をかけずにはいられないという感じ?!)



まぁ、こうやって、普段の練習では味わえない喜怒哀楽を経験することが出来たことは、今回の試合の大きな収穫でしたね。



出来れば、もっと適正なチーム編成をして(なんならくじ引きでも良かったかも)、チーム意識を持って、チーム内でフォーメーションを考えたり戦略を話し合ったりするなどして、もっと正々堂々とした戦いだったらもっと良かったけれど。
ま、そこまでの試合は求められてなかったというわけで。それはチームの方針だから、それはそれで良いのですがね。



でもちょっとひどかったなぁ。コイの言葉を借りれば「injusto(インジュスト)」。って不公平という意味なんですけどね…。
まぁ、世の中、不公平を感じることは多いわけですし。
不公平の中にあっても、自分は自分で精いっぱいやるしかないわけですから。
そんなことも体得してもらえたなら、良かったんですが。どうでしょうねぇ。



後日、コイがもしかしたらカテゴリー内における得点王かも?!という話が出て、一気にテンションが上がったコイ。
ああ。なんて子どもって単純なの…。



本当に得点王かどうかは、今度の土曜日の打ち上げパーティ(DJも呼んで盛り上がるんですって…そういうところに力を入れてどうするよ!!)で発表されるのですが。
さ、どうでしょうね?!