被災地から遠く離れたブラジルで勝手なこと思っててごめん
相変わらず、見ないように見ないようにと思っても、家にいるとどうしてもつけてしまうNHK。
まぁ、テレビをつけなくても、ネット上のあちこちから、地震関連のさまざまな情報が入ってくる。
（じゃあネットもつけなきゃいいじゃん、と言われてもそういうわけにはいかないよ）
ひとつ驚くのは、毎朝メールボックスを開けると、必ず一つや二つや、いやそれどころじゃないや、十数通入ってくる楽天とかカード会社とかメルマガとか、いわゆる企業からの宣伝メール的なものが、あの地震発生以降、一通も来ていない。各社、メルマガどころではない対応に追われているのだな、ということがわかる。
それにしても石原都知事の「天罰」発言はあまりにも馬鹿すぎて腹立つを通り越して情けなくなるな…、とか。
東電に対するマスコミのかみつきぶり、あれは何なの？いま東電を責めてどうすんの？記者、馬鹿じゃないの？とか。
（すみません自分もマスコミにいたくせに）
でも東電もなんで４号機火災とか水蒸気爆発とか、もっと速報的に伝えないの？なんでそんな人体にかかわる大事なことを黙ってるの？とか。
（原発と言うと、北海道の泊原発に反対する市民団体のことをいつも思い出す…って関係ないけど）
４日ぶりに生存者発見のニュースにはいたく感動させられた。
マスコミはもっとこういう明るいニュースをすればいいのに。もう、犠牲者や行方不明者がたくさんいることは繰り返し言わなくていいから。
計画停電にしても騒ぎすぎでは？
あれだけ予定時間帯と予定地域が公表されていてなお、NHKニュースですら、「本日の計画停電が実施されるかどうか、まだはっきりしておらず、該当地域では不安が広がっています」的なことを言っててびっくりした。
不安とか言わないでよ！
いいじゃん、停電になるかも、と思って心構えしておけば。なってもならなくてもいいじゃん。ならなかったらなおいいじゃん。なるって言われてたのにならないのはどうしてだ！とかって怒る人の心境がわからない。
結果オーライでいいではないか。
首都圏で食品とかトイレットペーパーの買占めが起こっているということにも情けなくなる。
気持ち、わかるけど。
誰でも自分が一番かわいいものだけど。でも、もっと想像力を働かせようよ。
今、日本がどうなっているか。
自分の行動が、被災地に影響を与えるのか、与えないのか。
ということで、買占めしている方々、買占めはやめましょう！
…と、私がここで書いたところで、買占めをするタイプの方々が、ここを読んでいるとは思えないんだけれども。
ブラジルという、被災地からはるか遠く離れたところで、こういう好き勝手なことを言って申し訳ないと思うけど、最近のテレビを見ていると、もろもろと思わずにはいられなくて。
せっかく世界に高く評価された日本の対応ぶりなんだから、国民ひとりひとりの行動もなお、高く評価されるよう…
いや、外国に高く評価されるためじゃなくて。
とにかく復興をいかにみんなで支えるか。いかに２時災害を抑えるか。
今はそれしかないでしょう。
生活に支障のない、被災地以外（放射性物質が届く恐れがある地域以外）に住む人たちは、普通に予定されてるいろんなことをやればいい、と思う。
それをすることが出来る環境にあるなら。
サッカーしたい男の子はサッカーしたらいいし、デートしたい恋人たちはデートすればいい、と思う。普通にできることは、普通にする。そのことが、経済を動かすことにもつながるよね？
何より、被災していない人たちが、無駄に我慢してストレスをためこむのは良くないと思うよ。
気分転換は大事だよね。
…と、改めて、はるか遠いブラジルにいる奴に言われたくないよ！な内容の日記であることをお詫びします。
今、生きているという事実を受け止め、感謝し、また、明日はどうなるか誰にもわからない…ということを改めて肝に銘じ。生きているからには少しでも気持ちよく、悔いなく、毎日を送りたいなぁ、と私は日々思っている。
日本の何十倍も交通事故が多く、銃による犯罪も多く、治安が日本よりはるかに悪いブラジルに住んでいるからこそ、私はそんな風に思っているのかも知れない。
でも、どこにいても、誰といても、何をしていても、何かあるときはある。
いつ何があってもしょうがない、それは運命と、腹くくって、生きるしかない。
で、生きるからには、少しでも気持ちよく。
生きてれば、なんとかなるし。きっと。
そんな風にラテン的な考えが、今、大変な状況におかれている方々にも、いつか、舞い降りて来ますように。
いましばらくは、そんな考えを持っている余裕などあるわけがないと思うけど、この先いつか、舞い降りて来ますように。この先少しでも、心をラクにすることが出来ますように。
今、大変な状況におかれていない方々は、ラテン的発想「明日は今日より良くなるさ、なんとかなるさ！」で、明るく乗り切ってみてはいかがでしょうか？
