ブラジルのバレンタイン・デー
ブラジルは今日が2月14日。バレンタインデーですね。
でも。
ブラジルではバレンタインデーのバの字もありません。もう、完全無視!に近いものがあります。
イベント商戦好きなブラジルなんだから、バレンタイン商戦も展開すれば当たるかも知れないのに〜と思うんだけど、なぜか、今のところバレンタインデーの習慣がないのよね。
ま、6月に「恋人の日」というのがあって、その日が男女間でプレゼントを贈り合う日(女性から男性、という習慣はないけど)だから、バレンタインデーは不要なのね。
そんなブラジルですが、今年はコイがバレンタインバレンタインと騒ぎ始めた。
去年までそんなこと言ってなかったのに!
どうした?!
いきなり色気づいたか…???
と思って聞いたら、なんてことはない、アメスクの宿題としてバレンタインネタが登場したと言うことだった。
先生の話を聞いたところで、バレンタイン自体がなんのことだか、イマイチわかっていない様子。うーん…。
とりあえず日本語で一通り説明すると…
うーん…
宿題の意味がますますわからない…と言う。
宿題は、小さなハート型の紙に、クラス全員分、一人ひとりにあてたバレンタインのメッセージを書け、というものだったらしい。
ちなみにクラスメートは25人いる。
ひぃぃ、25人分のメッセージですか!
もう、男子も女子も関係なしですね?!好きも嫌いも関係なしですね?!
とりあえず、決まり文句をせっせと25人分書いていたコイ(笑)
一応、先生作成の例文があってね。それをきれいに写してましたよ。いいのかね。
そんなわけで、図らずも、ブラジルにいながらにして「バレンタインデーとは何ぞや」を理解してしまった我が家の息子たち。
チョコレートが関連付けられているということも、NHKの朝イチを見て理解したらしい。
私と言えば、ここしばらく、バレンタインとはご無沙汰だった。ブラジルに来てからずっと、2月14日のためにチョコを買ったことは、ない。
でも今年はこんな風なので、久しぶりにチョコを買ってみたよ。
チョコタルト、しかも1個8.9レアル(約450円)もする、超高級バージョンだよ。
1カットずつ、可愛い箱に入っています。
これ、o melhor bolo de chocolate do mundoという、自信満々なネーミングのチョコタルト。
世界一のチョコレートケーキ、という意味ですよ。
どうやら本店はポルトガルのリスボンにあるらしく、ブラジル各地にも置いているらしい。
これがね、実際、美味しいのよ。濃厚なチョコレートをふんだんに使っていて、ま、甘いことは甘いんだけど、コーヒーと合う甘さ。
クラシックとメイヨ・アマルゴ(セミスイート)の2種類があって、私はいつもセミスイート。それでもまだ甘いんだけれども。
高いのでめったに食べないんだけど、今日はバレンタインだし、いっか!ということで大盤振る舞い。一人1個だ!
で、夕食後のデザートとしていただきました。
お腹いっぱいだったので、一人1個じゃなくて、二人で1個ずつ仲良く半分して。濃厚なので、それで十分。チョコのフィリング以外の部分は、スポンジケーキもタルト生地でもなく、なんとメレンゲ生地… これがまた甘いんだけど、私は好き。
チョコだけじゃ色気がないので、即席でキャノンのサイトからバレンタインカードをダウンロードして。我が家の3人の男たちに一人ずつメッセージを書いて、渡しました。
喜んでもらえたかな?
さて、ホワイトデーの存在を、コイは知ることが出来るかな…?
アメスクでは教えてもらえないだろうな(笑)