~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

半年ぶりのサンパウロ


しばらくブログを更新していなかったのは、病に倒れていたのではなく、ここ数日、サンパウロに行っていたからであります。
パソコンは持って行ったんだけどね、やはりサンパウロのような大都会にいると、毎日がどうしてもバタバタと慌ただしく…
って、慌ただしいのは大都会のせいではなく、私のせいなのですがね(苦笑)



さて前回サンパウロに行ったのはいつだったかな…とブログで過去をさかのぼってみると(ああ、こういう時ブログって便利!)、6月の健康診断だったから、半年ぶりだわ。



いやぁ、サンパウロ。大都会だったなぁ〜。
住んでいた時には何とも思っていなかったささいなことの一つ一つが、今となっては感動モノ。


・メトロがきれいで便利だ〜
・丸海で売っている野菜が安い〜
・流しのタクシーの車体がきれい〜
・住宅街の歩道のアスファルトがなめらかで歩きやすい〜
・街の人々が話すポルトガルがとても聞きやすくてわかりやすい〜
・モルンビーショッピングが高級で品ぞろえ豊富だ〜
・日本人がいっぱいいる〜



などなどなど。
裏を返せば、当地サルヴァドールではその反対というわけで…。



メトロなんて、そんなにきれいで快適とは思ってなかったよ、当時。住んでいた頃は。
そして先ごろバルセロナマドリッドを旅行した時にメトロを利用して、あああ、サンパウロのメトロ、もっと頑張らないとスペインに断然負けてるよ!と思ったものだけれど…
ところがどうして。サンパウロのメトロだって十分しっかりしてて清潔で便利じゃないの!



丸海の野菜も、フェイラに比べたら高いよなぁ〜、なんて思ってたけれど、サルヴァドールの野菜に比べたら断然安い。と言うか、サルヴァドールにはない野菜(青じそ、立派な大根、花ニラ、立派なアスパラなどなど)がいっぱい。
見ているだけでウットリ。
ああ、今回はフェイラに行くのを忘れていたなぁ、そういえば。



流しのタクシーは、良く見るとボロボロのも走っているかも知れないけど、その割合はサルヴァドールの比ではない。どの車も基本的にキレイだと思う。
フィアットのIdeaのタクシーがずいぶん多かった。ルノーのLoganのタクシーもサルヴァドールにはないものだ。
ナビつきの車も多いのねぇ。オートマのタクシーもあったなぁ。どれもサルヴァドールでは珍しいもの。



歩道はね、当時は穴ぼこだらけで歩きにくくて危ない!ベビーカーにはつらい!と思っていたものだけど、今住んでいるサルヴァドールの住宅街と、前に住んでいたパライゾの住宅街を比べたら…パライゾの方が何倍もレベルが上!
平坦なアスファルトだもの。
サルヴァドールの我が家付近は、でこぼこの穴ぼこだらけの石畳なんだよなぁ。これじゃますますベビーカーは辛いよ。だからかな、そういえばベビーカーでお出かけしている人をあまり見かけない。ショッピングの中では見かけるけど、そういえば。
そういうことか。



ポルトガル語もね、サンパウロはさすがに標準語と言うか何と言うか。バイーアはなまりがきついと言うか何と言うか。もう3年近く住めばバイーアなまりもだいたい聞きとれるようになったけど、サンパウロの人が話す流暢なポルトガル語を聞いてしまうと、ああなんて美しい発音!と思ってしまうなぁ。
具体的にどこがどう聞きやすいのかと言われると、これまた説明するのが難しいんだけどね…



今回、モルンビーショッピングまで遠征したんですが、これがもう素晴らしくてビックリ。当時も時々行ってたけど、今ほどの感動を抱いたことはなかったなぁ。
サルヴァドールにはないショップがたくさんあってビックリよ。レスポの専門店とかね、ネスプレッソの専門店とかね、ブランド名は覚えてないけどおしゃれなトイレタリー用品店が複数あったりとか…
とにかく、見て回るだけでウットリ。
そして大きなペットショップも入っていたのねぇ。昔もあったかなぁ?昔はペットに注目したことがなかったから、あっても素通りだったのかなぁ。
可愛いジャックラッセルの子犬や、ヨークシャーテリアシーズーの子犬がいてねぇ。すっごく可愛かったけど高かった。ジャックラッセルなんて4000レアル、20万円でしたのよオクサマ。日本並みに高いのね、サンパウロのお犬様…



そして何よりすごいと思うのが、日本人・日系人の多さ!
スタバに入れば聞こえてくる日本語…
ショッピングでは何人の日本人顔にすれ違ったことか…思いっきり平日の午前中という、すいている時間帯にも関わらず、だよ。
住んでいた時は、日本人が多いのはサンパウロだもの当然でしょ、と頭で理解していたこともあり、特に何とも思わなかったけれど…いざ日本人がほとんどいない街に住んでみるとねぇ、サンパウロのすごさ、私にとっては異様にさえ映る日本顔率の高さは、何と言うか、ぐっと来ますねぇ(笑)
コイもその点にいたく感銘を受けたようで。
「ブラジルに旅行で来た人がサンパウロに来たら、日本人がいっぱいいすぎて、ここがブラジルって思わないんじゃないの」と一言。
うーん。あなたも3年前まではここにいて、いっぱいいすぎる日本人の構成員の一人だったんですけどねぇ〜
5歳だった当時は、そんなこと思わなかったということでしょうねぇ。



そんなこんなで、親子して新鮮な感覚で楽しんだ久しぶりのサンパウロです。
懐かしい友達との会食、日本語で思いのたけを語れる嬉しさ…
やっぱり人と会って思いっきりおしゃべりをするのって、最高ですなぁ!日本語で!!!



サンパウロ、いいなぁ〜
美味しい日本食もたくさんあるし、薄切り肉も簡単に手に入るし、文協の食パンも買えるし、Tipo Aの牛乳も飲めるし(最高にうまい〜)…
友達もたくさんいるし。
日本語の勉強を子どもたちに受けさせられるし。
いいこといっぱい。



と、サンパウロを見てしまうと、どうしてもここと比べてそんな羨望のまなざしを向けてしまうのだけれども…
サルヴァドールに帰ってくれば、ここの良さも思い出すことが出来る。
のんびり、ゆったり、マイペースに。暑い暑いと言いながら常に汗ばんでいるこの状態も、決して嫌いじゃないのよ。むしろ、サンパウロの乾燥が(夏の今ですら)気になるくらいよ。
ないものはないで、なんとかなるものです。
食材調達がサンパウロより難しくても。
友達がいなくても。
日本語の勉強をママが教えなきゃいけなくても。(おっと、この点だけはマジで辛いんだけど〜)
いいところだっていっぱいあるのよ、サルヴァドールには。



ここに暮らし始めた2年半前は、サンパウロと比べてはガックリして…の繰り返しだったけれど、今はもうそんな風に思わないよ。
人も街も、長所もあれば短所もあるさ。
比べたところで、変わらないものは変わらない。だったらいつまでもガックリしないで、そこに慣れていけばいい。自分を合わせて行けばいい。
合わせて行った結果が… 当地のブラジル人から「ほとんどバイアーナ(バイーアの女性)」と呼ばれる私になっちゃったわけですが(笑)



そして、こうして年に1度でも2度でもサンパウロに行く機会をいただけて、楽しいひと時を過ごさせていただける。
最高じゃないですか!
ありがたいことです。本当に。サンパウロのみなさま、本当にありがとうございます〜〜〜
サンパウロでのエネルギーチャージが、明日からの元気の源になります。って、どこかのキャッチフレーズじゃないですが。本当にそんな気分です。
エネルギーはまぁいいとして、サンパウロで摂取したカロリーはしっかり放出しないとねぇ(笑)



(写真をまだPCに取り込んでいないため、全く色気のない記事ですみませぬ)