カンピオナートで見事優勝
今年7月から始まった、コイのサッカースクール（コリンチャンスじゃない方）でのカンピオナート（選手権）大会。(その時の記事はこれ）
月に１〜2回開催という緩いペースで進んでいて、しかも内容もかなりゆるゆるで、まぁ日本の少年団の大会みたいに気迫にあふれる雰囲気では全然なかったのだけれど…
それでも普段から対外試合などもないスクールなので、スクール内紅白戦であっても、いかにゆるくても、子どもたちはとても楽しみに参加し、一応は勝敗を気にして頑張っている。あ、一応は、なんて言ったら失礼だわね。
コイは学年が一つ二つ上のメンバーになぜか入れてもらい、なかなかチーム内で活躍する場面はなかったし、途中ねんざやら旅行やらで抜けることも多かった。
だから、そういえばうちのチーム（エスパーニャ：スペインのこと）は勝ち進んでるのかなぁ？
リーグ戦が終わったら決勝トーナメントとか、あるのかなぁ？
と、これまた非常にゆる〜くとらえて、あまり気にも留めてなかったんだけども。
ある日、先生が練習の終りにやって来て、
「次の日曜、スペインの決勝戦だぞ。コイ、来るよな！」と明るく声をかけて来た。
そ、そうなんですか。スペイン、決勝に… あのチームがよくぞ決勝に…
正直、びっくり。
まぁ一応先生が各人のレベルを見つつ、うまいことチーム割りをしてくれたとは思うのね。だからこそ、どのチームがずば抜けて強いということもなく、まぁ、みんなの力が拮抗していると言う感じ？
だからどのチームが決勝に進んでもおかしくない状態ではあったのだけれど。
まさかコイのチームが、ねぇ。
しばらく休んでいたから決勝に出させてもらえない、ということがない、実にその辺がまたユルユルなんですが…この大会のモットーはみんな楽しく元気に試合を経験しましょ！という感じなので、もれなくコイも出場させてもらえるのだった。
前夜から張り切って、ユニフォームを枕元にしっかり準備して眠りについたコイ。
うんうん。たまには試合の緊張感も経験して欲しいよね。だからいくら緩くてもこれはいい機会だ。
試合当日。
(右のサングラスの男性がメインコーチ…）
8時15分試合開始のはずが、ほらやっぱり遅れて… 8時45分選手入場だよ。
相手チームは赤いユニフォームのポルトガル。
ワールドカップさながらに、ちゃんと一列に並んでの入場で、子どもたちの気分が高まります！
そして審判を中心に、横一列に並んで、国歌斉唱。
本格的で、なんか、おもしろい。
ブラジル国歌を暗記しているコイもすごい…。歌えてる…。
さて肝心の試合はと言いますと。
これがなかなか見ごたえのあるおもしろい内容でビックリ。ダンナとも話してたんだけど、7月から4カ月経過しているわけで、その間、どの子もすごく成長したんだねぇ…。
体格も良くなっているし、動きもサッカーらしくなっている。ちゃんとパスを意識してつないでる。センタリングを上げて、きれいにシュート出来てる！
応援団のパパたちの声援がまたすごい。
普段、我が家同様、お目当てのチームの試合の日はもう張り切っちゃって大声を張り上げちゃうタイプのパパさんばかり何人も集合しちゃった感じ。
金網にへばりついて、我が子たちに具体的な指示を出しておりましたよ…
時には監督ばりに選手を呼びつけて、個人指導も（笑）
いいのか？
いいらしい。
なんと試合はスペインペースで進み、前半で3得点も！
すごいぞ、スペイン！
そのまま後半も大差で得点を重ねるか…と思いきや、今度はポルトガルも頑張る頑張る。
2点返して来た。
なかなかの白熱試合。おもしろいぞ。
結局、逃げ切ったスペインが5対3で勝利。
コイの得点がなかったのは残念だけど、いいアシストはしていたし。何より、みんな、すごくサッカーらしいサッカーをしていたことが母ちゃんは嬉しいよ。
試合終了のホイッスルが鳴り、スペインの優勝が決まるや否や、上着を脱いで手でぶんぶん振り回してコートを駆け回る子どもたち…
あんたたち、完全にプロの試合の見すぎですな。
特にコイよ…
先頭から二人目というかなりヤル気満々な位置で走ってるんですけど…
かなり行動がブラジル男子化していることの現れですな（苦笑）
そして参加者全員にメダルの授与。プレゼンターはそれぞれの親。
うちはダンナがビデオ撮影に夢中だったので、私がコイの首にかけてやりました。
そして本物そっくりのトロフィー！
これに子どもたち、単純に大喜び。まさにワールドカップで優勝したスペインさながらに、全員でトロフィーを掲げ記念撮影です。
コイの顔がどこだかよく見えないよ…。
と、まあ。
コイにとっては、かなり「いいとこどり」になっちゃった今回の選手権参加ですが（笑）
ワールドカップ優勝の疑似体験が出来たことは、やっぱりすごく嬉しかったみたいね。
サッカー少年の笑顔は、日本でもブラジルでも、どこでも素敵よねぇ…
