~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

あと3時間で日本


機内でパソコンを出してみた。どうせ暇なんだからもっと早くから出してたまっているネタを書きだめすれば良かったのに。あと3時間で日本に着いちゃうよ。


現在、日本時間の午前9時10分。ブラジルでは夜の9時10分。
だからまだ眠くないの。
あ、コイだけは30分ほど前から静かに眠りだした。いつもの就寝時間に近いぞ。アレックスは5時から1時間半ほど眠っていた。これもいつもの昼寝、夕寝の感じか。
そして私はサンパウロ〜NY間でぐっすり寝て以来、眠れていない。寝たいんだけどな、日本に着いてから元気に行動するためにも。


それにしても毎年こうしてロングフライトを経験していると、人間、慣れるもんですね。最初の頃はどうしようもなく長く感じたNY〜成田間も、ほら、気づけばあと3時間ってことになっている。


そう感じられるのは、ひとえに、子どもたちが年々成長しているからだろうと思う。まだアレックスは寝起きでぐずったり、食事の
手助けは必要だけど(なんせ狭いスペースでの飲食だからねぇ)、それでもほとんど手がかからない。
コイに至っては、一人でトイレも行くし食事もするし、寝て起きたりテレビを見たり、完全に独立した感じでラクちん。


そうなると私もゆっくりと映画を見たりすることができる。今回のメイン映画は、この間ブラジルの映画館で見たばかりの「アリス・イン・ワンダーランド」。日本語吹き替えで復習してみると、なるほど、そうか、そういうことを言ってたんだ…と内容がしっかり理解できてよろしい。子供向け(なのか?)にしては、結構セリフが難しいじゃん、ポル語で理解できなかったのは無理もないわね…などと思いつつ、今回はじっくりとアリスの世界を堪能しました。


もう1本は、南アフリカマンデラ大統領がラグビーのワールドカップ成功に向けて頑張る話。タイトルはInvictus、インビクタス/負けざる者たち。これも興味深く、面白かった。白人と黒人の確執と、ラグビーを通して国を統一したいと言うマンデラさんの思い…。ちょうど今、サッカーワールドカップが南アだし、南アという国を考えるのにとてもいい映画だった。アパルトヘイトの問題、そういえば大学時代に少し勉強したような記憶がよみがえり、懐かしくなった。たまたま画面を適当に切り替えていたアレックスが、「あ、サッカーだ!」と声を上げたので思わず私もつけてみた。それがこの映画でした。


懐かしいと言えば音楽。
適当にチャンネルを切り替えてたら、懐かしい杉山清隆のハイトーンが聞こえ…「二人の夏物語」だ〜♪
と思ってたら、続いて菊池桃子の歌声だよ。「BOYの季節」、おっとそれは聖子ちゃん。桃子ちゃんは「BOYのテーマ」でした。
なぜにここまで懐かしいラインナップなのだJALよ…。日本への郷愁どころか、青春時代っつうか高校時代あたり?への甘酸っぱい記憶まで思い起こさせてくれるJALって…。


ところで今回の帰省は、2人分をマイレージ特典航空券で、1人分(子ども料金)を普通に購入した次第。二人分マイレージってすごく助かります。なんだか今回、日本がすごく近く感じるのはそのせいかも。懐が痛んでない分、なんか近い気がする(笑)


それにしてもやっぱりJALの旅はいいなぁ。NYでの乗り継ぎも簡単。もう慣れているからね。日本語が通じるのもラクチンで良いし、客室乗務員さんたちの対応も日本的ですごく良い。アレックスが寝起きでぐずり、足が痛い痛いと騒ぎ続けたときも駆けつけてくれ、氷水を用意してくれたりね。そういう心遣い、アメリカ系エアラインには期待できないよなぁ。期待もしてないけれど。


機内食にはチキンカレーや冷やしうどんが出たりして食いしん坊心をくすぐられるし。ゆずジュースも好きなんだよなぁ。子どもたちの好物はJALスープ。コイなんて2回もリクエストしたよ。
長いフライトになると、食事があまりにもひどいと嫌になるけど(なにせ1日3食どころかそれ以上を機内で取る)、JALの食事は許せる。おやつのクリームパンも良かった。
それにしても機内で座りっぱなしで1日3食以上を食べ続け、乗り継ぎのラウンジでも食べ続けていると、さてどうなるか…。こ、こわいので想像するのはやめましょう。まだ日本上陸前なのにこの食べ過ぎ状態はどうかと。わかっているんですけど、ええ、出されるとノーと言えない食いしん坊…


そんなJALサンパウロ成田線が、今年の9月30日をもって運行休止になるのは本当に残念だなぁ。でも搭乗率を見ると仕方ないのかなぁ。かつての週3便から週2便に減ったのに、今日もサンパウロ−NY間のエコノミーは結構空席が目立ちました。赴任当初、3,4年前の一時帰国時は必ず満席だったのに。やはり厳しい時代なのかなぁ。。
NYからはずいぶんお客さんが増えて、満席に近くなっていましたがね。


覚書のために席を書いておくと、61のABC。一番後ろから数えて5列目くらい。後方は空席が多いので、うまくいけばゴロンと横になれるかも〜、などと期待したんだけど、さすがにそうはいきませんでした。


さぁ本当にあと3時間ですよ。
今度は眠りこけて入国カードをもらいそびれないようにしないと。NY到着前、機内でもらいそびれ、入国審査場の壁際の記入所でずいぶん時間をかけて書くはめになったのよ。なんせ3人分を一人で書くのは結構大変〜。パスポートをいちいち見ながらじゃないと書けない、だって発効日と失効日まで書かなきゃいけないんだもん。


…と、慣れているはずなのに肝心のところが抜けている私。大人は私だけなんだもん、しっかりしないと!
でも空港で義父母の顔を見たらまた一気に抜けそうだな、私…。
ああ、楽しみ!