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ヒッピーの町、Arembepe アレンビッピ

サルヴァドールから車で1時間ほど海沿いを北上したところにあるArembepe(アレンビッピ)という小さな町に遊びに行ってきました。Praia do Forteよりサルヴァドール寄りにあるから、結構近く感じられましたよ。今まで行ってみたいと思ってはいても、なんとなく行く機会がなかった町。
今回は、海のない内陸の町からバイーアに遊びに来ていた日本人のEちゃん一家と一緒に、アレンビッピでランチしよう!ということになり、行って来たのでした。
きっかけをくれたEちゃん一家に感謝!



さてまずはEちゃんのご主人が調べていてくれた地元で評判のレストラン「Mar Aberto(マール・アベルト)」へと向かいます。人気レストランらしく、予約の電話を入れたら「もう海沿いのベランダ席は埋まってますけどいいですか?」とのこと。
どこでもいいです…ってことで12時半に予約。



その後、少し予約時間を遅らせようと思い、再度電話してみると「予約受け付け可能な時間帯は、12時半が最後なんですよ。それ以降は予約できません。満席の場合、外でお待ちいただくしか…」ですって。
へ〜。
そんなに人気ある店なのね〜。
ならば、12時半のままでいいです、ということで現地へ。



町は海沿いにこぢんまりとあって、本当に小さい村って感じ。
目指すレストランも、入り口はとても小さくて、うっかりすると見過ごしてしまいそうな感じ。
海沿いに似たようなお店が数件並んでいて、そのうちの1軒なのね。



入ってみると、狭い屋内席がいくつかあり、奥に、ビーチ直結のセミオープンエアな席が広くとられていました。これはいい感じ!
海沿いのベランダ席ではないけど、すぐそこに海なので、十分満足できる環境に席をキープすることが出来ましたよ。
しばしビールを飲みつつ、子どもたちを海で遊ばせつつ、料理を待ちます。至福のひと時…

料理は魚系が多くて、ムケッカなど鍋系の魚介料理を食べている人もいました。エビフライみたいなのも美味しそうだったなぁ。
で、私たちが選んだのは魚のグレリャード(焼いたの)。Olho de Boi(牛の目、って直訳だけど、ブリの意味)と、Peixe Bermelho(赤魚)の2種類のGrelhadoを頼みました。どちらも周りに野菜のグリルが付いていて、とても美味しい!
一時期は、こういうところに来るとムケッカばかり注文していたけど、最近はグレリャードが好き。ちょうどEちゃん一家もグレリャード派だったのでちょうど良かったわ。

ここの目の前に広がる海が想像以上にキレイでびっくり!
ちょうど環礁のようになっているのか、外海との境にとりでのような岩場がぐるっとあるのね。だから、とても穏やかでプールみたいな海でした。水もクリアできれいでしたよ。


この時期、雨が降ることも多いバイーアだけど、私たちが行った日は夏真っ盛り!な青空で、海遊びに最適でした。ラッキー。



のんびりランチを取った後、町のはずれにあるAldeia da Hippie「ヒッピー村」へ。60年代のヒッピーブームの頃の生活をそのまま続けているヒッピーな人たちが住んでいるエリアがあるんですって。


レストランのあるセントロから車で5分ほど進んだところにそこはあって、沼?池?のほとりに車を止めて砂の山を足で登って…するとそこには茅葺きの小さな家がぽつぽつと立っていて。
とにかくそこからの眺めが最高でね、なんだか桃源郷ってこういうところを言うのかしら…という感じ。


砂山の反対側には夕陽を映す沼があり、反対側にはきれいな海が広がる…
素敵すぎる…



電気を引いていないエリアらしく、夜になったら真っ暗になるのね。
私たちはギリギリの明るさの中、途中で店開きしていたアルテザナート(手工芸品)売りの兄ちゃんから素朴なペンダントを買い(欲しがったのは男の子たち…)、ゆっくりと砂山を降りて車に戻りました。



それにしても空が、夕陽が、星が。きれいだったなぁ〜。
こんなところが、サルヴァドールから日帰り圏内にあるなんて!
都会の雑踏がうそのような、まるで別世界なヒッピー村でしたよ。こんな大自然を感じられる中で寝泊まりしたら、もう日常には戻ってこれなくなるかもねぇ。ふふふ。