~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

目の検査、耳の検査、血液検査…

先週から今朝にかけて、アレックスの検査関係で振り回されまくり。
何の検査かというと、視力、聴力、尿に便に血液。これらは、アレックスが通う幼稚園に提出しなきゃならないのだ。去年までは何も言われなかったんだけど、今年、4歳組になってからは、どうやら必須らしい。
スイミングとか、体育の授業を受けたい人は、必須らしい。


しかも珍しく、提出期限まで定めてきている。今まで、かなりアバウトで、なんなら出さずに放置してても別に何も言われないような学校だったのに(って、それもどうよ?)、今回は「3月末までに提出しないと、該当する授業には参加できません」と来た。


その連絡が来たのが3月の半ば。
なので、慌てて小児科医を探し、予約を入れ、受診したのであった。


ブラジルでは、生まれてすぐにかかりつけの小児科医を決め、1歳ごろまでは毎月(だったっけ?)、その後は何カ月おきだっけ… まぁとにかく、かかりつけ医のところに行って身体測定したりする。
うちも、アレックスが1歳になる頃までは真面目に通っていたけど、その後、保険会社が変わったり、それに伴いかかりつけ医を変えなきゃいけなかったり…で、面倒なことになったので、もう何年も小児科通いはしていなかったのだ。
急な発熱などのときは、大きな病院の小児救急に行けば、それで十分、事足りていたのでね。


今回はさすがに小児救急ってわけにはいかない。
なので、うちが加入している保険が適用される小児科医を新規で探すことから始めなければならなかった。


でも、今は何でもインターネットで検索できるから便利ねぇ。
保険会社のサイトに入り、「医者を探す」をクリック。希望する地区と、何科の医師が必要かを選択すれば、ずらりとリストアップして出てくるのよ。便利便利。
確か4年前、ブラジルに来たばかりの頃は、分厚い医者リストブックをぺらぺらめくって、辞書をひきひき、産婦人科医師とかを探したんだったのに。
今はもうあっという間に、近所の小児科医を見つけだすことが出来た。


そして予約を入れ、アレックスを連れて受診。もうそこで必要な検診は終わると思ったのに、実は全然違っていて。
学校から来たオーダーは「聴力・視力」の検査が必要だということだった。
子どもの聴力、視力くらい、小児科医が簡単にやってくれるだろうと思っていた。
でも、そうじゃなかったのね…。


小児科医が「検査依頼書」を書いてくれて、それを持って今度は耳鼻科、眼科にそれぞれ予約を入れて受診しなければならないのだった…。
さらに小児科医は、「血液・尿・便」の検査依頼書も出してくれちゃった…。


そうだった。この国は医療の分業制が激しいのであったよ。



というわけで、また新規で耳鼻科、眼科、検査機関を探さねばならず。でもインターネットで簡単簡単。
さすがに予約まではネット上ではできないので、3か所に電話で予約を入れて。


で、昨日、耳鼻科と眼科をハシゴしてきた。
耳鼻科では、防音室で耳にヘッドフォンを付けて、検査官の声が聞こえたらそれに反応するというものなんだけど。
これがまた。
別室で指示を出す検査官は、「耳って言ったら自分の耳を触ってね。口って言ったら自分の口を触ってね」とアレックスに言う。
や、やばい… アレックスのポル語レベルがどんだけ低いか、この先生、わかってるかしら。
ポル語で耳、口、髪の毛くらいはわかるけど、首(ペスコッソ)がわからないアレックス。一応、検査前にその確認はしたけれど、本番でどうもうろたえてしまったようだ。


要するに、耳は聞こえているけど、何の指示が出されているか「意味」がわからないという状態…。


しかし検査官には、「この子、今の指示が聞こえなかったのね?」という理解になるわけで。


このほか、ピーと鳴ったら手を挙げてね(日本では手元のブザーを押すけど、ここではブザーはなく、挙手することで知らせるのであった。原始的)、というお決まりの検査もあり。
ここではまずまずの出来だったようだけど、検査結果的には、「この結果を持って、小児科を再診してね」というものでした…。
この子は何歳ぐらいから言葉を発し始めましたか、とも聞かれ。いやうちでは日本語、外ではポル語でミックスなもんだから、言葉が出るのが遅くてねぇ…と説明しましたよ。「でもブラジルで生まれたんでしょ」と検査官。
はぁ、確かにブラジル生まれですけど…その割にはポル語しゃべれないよね、ええ、確かに。


というわけで、「耳が悪く、言葉も遅い子」という診断を受けた(ような気がする)アレックスであります。
小児科医の再診はあさってなんだけど、さて、どう診断されるかね。


続いて眼科へ。
今度ももしかして、穴あき丸ではなく、アルファベットを読めとか言うのじゃないだろうね…アレックス、自分の名前のアルファベットくらいしか読めないよー。


と心配していたら、今度は文字ではなく丸でもなく、なんと、絵だった!


しかし、その絵が示す単語を、アレックス、全部知ってるだろうか…(涙)
出てきた絵は、小鳥、電話機(昔の黒電話タイプ)、手のひら、車、バイク。
げげ、電話機がテレフォーニって、知ってたっけ???


と心配していたら、電話機のことを「セルラー(携帯)」って言ってた…。で、先生もそれで理解してくれた模様。
小鳥はピンチーニョ、手のひらはデード、バイクはカーホ。って、どれも微妙なんですけどー(涙)


でも、先生は、ちゃんと見えてはいると理解してくれた模様。
この年齢の視力としては正常です、問題ありません、とお墨付きをくれた。ほっと一安心。


そして最後の検査、血液・尿・便であります。
視力の後、検査機関に行ったら(ここは予約なしで来るように言われていたので)、「血液検査前8時間は飲食禁止ですけど大丈夫ですか?」と、至極まっとうなことを言われた。
そりゃそうですよね…。明日、出直します…。


ってことで、尿と便を入れる容器(日本に比べるとどちらも巨大〜)をもらい、早めに夕食をとらせ、早く寝かせ、今朝6時半のオープン時間まもなく、検査機関に行って来たわけです。早っ。


幼児なので優先窓口にて受付させてもらえ、待ち時間も少なく、すぐに血液検査に入れまして。
私のひざのうえで採血。
しかしだね、幼児の血管は見つけにくくて大変だろうね〜と思ったら、案の定かなり大変で。見てるだけで痛くなるような。針を刺してから中でぐりぐりと針を動かして血管を探している…
6回目ほどのぐりぐりでようやく血が出てきた〜〜〜。
もちろんアレックス、号泣。


でも、偉かったのは、針が刺さる前には泣かなかったこと。
お注射いやだなぁ、と言いながら、でも頑張れる!と言って、泣かなかったこと。これは偉かった。
なんせコイはね、6歳の頃ですら、注射前に号泣してましたから。
それに比べたら、えらいぞ、アレックス!
そして針が入ってからぐりぐりされたら、そりゃ私だって泣くかも…。


結果は2日後、と言われたけれど、明日じゃなきゃ提出に間に合わないんです〜と頼んだら、明日の10時にしてくれた。言ってみるもんです。頼んでみるもんです。


それにしても、医療関係のことは、やっぱり何かと疲れるわ…。健康第一