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女性の日(国際女性デー)


3月8日はDia das mulheres.ヂーア・ダス・ムリェーリス。
文字通り、「女性の日」なんだそうです。


ブラジルに来るまで全く意識したことのなかった日。だけど、実はこの日って、「国際女性デー」として、世界共通の記念日なんですねぇ。
日本ではほとんど重要視されてないですよねぇ。
鳩山首相ツイッターで「今日は女性記者にミモザの花を贈りました」とあったので、ほほぅ、日本でも認識され始めているのかな…と思ったくらいで。


ここブラジルでは、女性の日はとてもよく知られていますよ。
私が最初に気付いたのは2年程前。サンパウロのシントリーっていう日本食レストランで美味しい鉄板焼きランチを友達といただいたとき、食後に可愛い日本酒の小瓶をプレゼントされたのね。
女性の皆さんへのサービスです、って言われて。なんだろう、って思いつつ帰宅したら、なにやらテレビで「女性の日」って言ってて。ほほぅ、そうなんだ〜、粋なサービスだねぇシントリーも!と感動した記憶が…。



そして今やすっかり女性の日をちゃっかり利用するようになった私です。へへへ。
ここサルヴァドールでも、この日は、レストランで女性限定のささやかなサービスがあるんですよ。それなりの規模のレストランだったら、どこでもやるんじゃないかなぁ。


ということで、期待を胸にバスに乗り、ショッピングセンターへと向かったら…
バスの車掌さん(というか、料金徴収係のおじさん)に、いきなり「今日はおめでとうございます」と声をかけられたよ。びびびっくり。まさか面と向かっておめでとうと言われるなんて。誕生日でもないのに(苦笑)不思議な感覚。
おじさんはさらに言葉を続ける。


「いや、ね、今日は女性の日だからまぁお祝いを述べるけど、僕は常に女性には敬意を表しているよ。女性は尊敬の対象だよ。」ですと。
なんと口が上手いと言うか… ブラジル人っぽいですよね…。
でも、悪い気はしません。今日は特にね。女性万歳の日だもんね。


ショッピングセンターでは、お気に入りのBaby Beef Expressでステーキランチをオーダー。すると、コーヒーショップでの無料コーヒー券をもらいましたよ。女性限定、本日限りのサービスでした。嬉しい。(たかだか150円程度のコーヒーですがね、それでも嬉しいよね)


さらに、イヴェッチタグ付き服が大人気の総合衣料品店「Riachuelo(ヒアシュエロ)」に行ってみると、女性限定・本日限り(そればっか)、ランジェリー・靴・アクセサリーコーナーで3点お買い上げで、4点目を無料サービス!という看板が…
こここれは乗っかるしかないでしょ、もう。女性の日商戦にまんまとはまる消費者…ええ、私だけじゃありませんよ、下着を物色するおばさま方、かなりおりましたぜ。


ちょうどパジャマを買い替えたかったので、適当なのを選び、しっかりおまけ商品もゲットしました。
イヴェッチ服は残念ながら対象外だったんだけどね。


そして、アレックスが幼稚園から持ち帰った連絡帳には一枚の紙がはさまれていて。
そこには、女性(母)をテーマにした詩が書かれていました。
女の人はどうして泣くの?涙は愛のカケラなのよ、みたいな内容の。要は、女性を讃えた内容なわけですね。


そのくらい身近なところにゴロゴロと転がっている「女性の日」ネタ。ブラジルは女性のほうがよく働く…という家庭も多かったりして、女性は国にとっても非常に大切な存在なのかもなぁ、なんて。
バスのおじさんに、「ところで男性の日はいつなの?」と聞くと、「それは存在しないよ〜はっはっは〜」と笑われてしまいました。


ウィキペディアによると、国際女性デーの起源は、
「1904年3月8日にアメリカ合衆国のニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こした。これを受けドイツの社会主義者・クララ・ツェトキンが、1910年にコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したことから始まった。」
だそうですよ。
なるほど、だからミモザなんですね、首相が贈ったお花って。