悲しい出来事
今朝、門番の部屋(ポルタリア)から電話が入った。
ジュニオールが昨夜、亡くなったという知らせだった。
うちのプレジオ(マンション)には4人のポルテイロ(門番)がいる。
自慢じゃないけど、4人とも本当にいい人たちで、
彼らの対応が不満で頭に来たことなどは一度もない。
こんなこと、ブラジルでは本当に珍しいこと。
子どもたちにもよくしてくれるし、いつも笑顔だし、しっかりしているし。
サルヴァドールに引っ越してきたばかりの時、家にまつわるトラブルなどが多発して憔悴しきったけど、そんな中で彼らだけは本当にいい人たちで。
ずいぶん救われたものだ。
中でも私が一番気に入っていた、笑顔がひときわまぶしくて感じがいい彼が、ジュニオールだった。
まさかその彼が亡くなったなんて…。
超。かなり。ものすごくショック…。
門番からの電話があったあと、別の若い門番がお香典を集めに各アパートを回っていた。ブラジルにも香典の習慣があるのかどうかわからないし、疑ってかかれば、これらがちゃんと彼のもとに届くのかどうかはわからないけど、ご近所にならって100レアル渡した。
本当はお葬式に駆けつけて、手を合わせたいくらいだ。
ブラジルでは、朝昼晩のシフト制で、24時間だれかが門番としてマンションの入り口にいつもいてくれる。
ジュニオールはちょうど、午後の担当であることが多くて、コイのスクールバスが到着する時間には大抵彼がいた。
私の帰宅が少し遅れてコイが部屋に入れない時など、門番部屋にコイを入れ、一緒に遊んでいてくれたりした。
ほんとにいい人だったんだよなぁ。
あの笑顔にもう会えないと思うと、涙が止まらないよ。
学校とか会社とか、そういう何かの「組織」に属さない主婦な私が日常関わる、数少ないブラジル人の一人を失ったことは、自分にとっても想像以上に辛い。悲しい。
ショッピングサルバドールの向かいあたり(と言っても、幹線道路を挟んだ向かいの、庶民エリアのことだと思うんだけど)で、昨夜、強盗に撃たれて亡くなったんだそうだ。頭を撃たれて。
Sinto muito...
ご冥福をお祈りするしかありません。今までありがとう。あなたのことは忘れないよ。