~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

trinta e oito anos


新年早々、お誕生日を迎え、トリンタ・エ・オイト・アーノスになりました。
北海道の寒い雪の降る街で生まれた私。この時期は特に冷え込みがひどく、病院までの15キロ強の道のりも、吹雪の時には移動が簡単ではない状況。
陣痛が来てから病院に向かうのは、容易なことではなかっただろうなぁ、と当時の母を想います。
(そして近年は産科がどんどん地方から消え、15キロどころか、30キロ以上先の海辺の街などからも名寄の市立病院を目指すんだと言う。ますます冬の出産は大変だ…)


…と。
実際は真夏の誕生日なので、自分が雪の国で生まれたなんて思えないような感じなのですが(笑)



今年も無事、誕生日を迎えることが出来たこと、私を取り巻くすべてに感謝です。38年、ここまで元気に生きてこられたことに感謝です。



誕生日には、我が家の男性陣3人から、ゾウのぬいぐるみをプレゼントされました。名前はCory(コーリィ)、名付け親はコイですって。
これ、Shopping SalvadorのHappy Townというぬいぐるみカスタマイズコーナーで作ってくれたんだけど、ベースとなる動物を選び、綿の詰め具合から洋服、内蔵する音楽などを付けくわえて、一応「世界にひとつしかない自分だけのぬいぐるみ」を作り上げると言うもの。



いつかこれ作ってみたいね〜、なんて言いながらいつも横目で通り過ぎていたんだ。
それをコイは思い出し、3人で作りに行ってくれた。
うれしいねぇ。
コイもアレックスも、もらいたてのお年玉(送り主はもちろん私とダンナ)から少しずつ出資してくれたらしい。ありがたいねぇ。


そして夜はおなじみのOutback Steak Houseにてバースデーディナー。私が行きたい、というより子どもたちの強烈なリクエストにより…
去年はランチタイムにコイと二人で来て、二人でバースデーランチしたんだったね。今年はみんなで夜に。
…と、これがまたものすごい混雑なのだ。夜、年末年始のアウトバックは。
7時半ごろに店に着いたら、すでに13テーブル待ち…店の前は待ちながらビール飲む人であふれかえってる。これは1時間待ち覚悟だね。


ということで、呼び出しランプを持たされ、店内をぶらぶら見て回ることに…。
もうセールに入っている店もちらほらあった。まだ少数だけどね。全館大売り出し状態は、もう少し先みたいね。



約1時間後にランプが光り、ようやく入店出来た…
と思ったら、通された席は、団体様(8〜9人)に両脇を挟まれた、非常に賑やかな、というか正直言ってウルサスギな席。こここれはお誕生日ディナーのムードも何も…
と思っていたら、さらに団体様のお仲間が4人到着。どうみても席はない。っていうかここで私たちが移動すればそこに4名様がおさまれますけど…でも他の4人席はあるのか?この混雑状況の中で???
ダメもとでギャルソンに頼んだら、別に席を用意すると。
ほどなくして、落ち着いた角の4人席に移ることができ、団体様からも大変感謝された。ええ、こっちこそホッとしましたよ、あんな大宴会の中に居続けなくて良かったよ、もう!
っつうか、そういう席に通すなよぅ、最初っから!!!


と、何かにつけ疲れます…。ぜぃぜぃ。
これもまぁ、我慢して最初の席に居続ければいい話なんだけど、この国はね、言ったもん勝ちなの。逆に言うと、言わずに泣き寝入りすれば楽だけど、苦痛を強いられるの。
(なんか私ったらほんと強くなっちゃったよね、ブラジル暮らしで…)


やっと席に着いて、冷え冷えなビールジョッキと子どもたちは好物のミルクシェイキで乾杯!

料理は、なんだか配送トラックが遅れているとか何とかで、肉のすべてが揃っていなかったり、好物のパンも切れていたりで残念なことが多かったけど…
名物タマネギリングは初めて完食したし!

ステーキはお肉がとても柔らかくて、今日はより一層美味しく感じられたし。


最近お気に入りの、肉入りサラダ。これもすごく美味しい。


子どもメニューのペンネトマトソースはやや辛口だけど(なぜに子どもメニューを辛く仕上げるのよ?)、いつもコイはこれをオーダー。そして残して持ち帰りになる。


デザートは、お誕生日の人への特別サービス。アイスとホイップクリームが盛り盛りの上にチョコシロップがかかった、いかにも甘そうなデザート…
でも、スタッフ3人がやってきてパラベンスを大声で歌ってくれて、誕生日を盛り上げてくれましたよ。嬉しいもんですねぇ!
そして他のテーブルでもあちこちで誕生日ソングが聞こえ…1月5日生まれって多いのかしら?
っていうか、特に免許証を見せるなどの誕生日証明は求められず…い、いいのか?そんなら、毎回誕生日って言っちゃうぞ!(笑)


ほんとにね、北の国の雪の中で生まれた私が、38年後には常夏の国で誕生日を迎えているなんてね。
生まれた時には誰も想像しなかったよね。
人生ってどうなるかわからないものだね。



でも、いまの私がここにこうして幸せに暮らしているのも、私を産んでくれた両親のおかげだから。
ここまでの人生を、私の希望どおりに歩ませてくれた、理解ある両親のおかげだから。
本当に感謝しています。ありがとう。



そして私も、息子たちの希望を叶えてやれるような親にならないとね。