日本語でおしゃべりランチ
晴れた土曜日の昼下がり、
この街に住む、今では唯一となった「日本人の女友達」のご家族を我が家にお招きし、日本語でしゃべりまくりの楽しいランチタイムを過ごしました。
そう、この街で唯一の日本人の女友達…。
これまで他社のご家族が数軒住んでいて、時々会ってはおしゃべりしたりしてたんだけどね、ものの見事に全家族、日本に本帰国してしまったの(涙)。
ほんっとに日本人の女友達が皆無(ユカチャンは今、日本に一時帰国中だし)…
そんな中、救世主のごとく現れたYちゃん。
彼女は今年の3月頃に、ブラジル南部の街から引っ越してきたの。
日本への一時帰国直前に一度だけお会いしただけだったんだけど、メールのやり取り、そして先週は私が彼女のお宅に遊びに行ったりして仲よくさせてもらっています。
ご主人はブラジル南部ご出身の青い目のヨーロッパ系ブラジル人。だけど日本語ペラペラ。まじでペラペラ。
8年間、日本に留学(とお仕事)をされていたと言うけれど、ただ8年いただけではあんなにペラペラにはなりませんよ。彼の努力はものすごいものだったことでしょう…
ほんとにね、こちらが全然気を使わずに日本語を話してもわかってくれるって言うの?
外国人に日本語で話しかけるときって、何て言うか、教科書的な表現を心がけてつい話すものよね?
それが不要なの。普通に、ほんとに日本人と話してるみたいに話しても会話が成立するのよ〜〜〜。これはほんとにすごい。
Yちゃん一家には、2歳になる男の子Lくんがいて、その子がまた人懐こくて可愛いの!
私のこと、間違えて「ママ」って呼んじゃったりして。こんなに懐いてくれる子も珍しいってくらい。
そして小さい子好きのアレックスは喜んで一緒に遊んでいるし、Lくんも大きいお兄ちゃんと遊ぶのが楽しいみたいで。
ランチは手料理でおもてなし、と言いたいところだけど、ごごごめんラクして隣のバールでビール飲みつつムケッカとピッカーニャを(これが結構美味しいのよ、カジュアルな店なんだけど)。
うちでお出ししたのは麦茶だけ…
だけどその麦茶をご主人がえらく喜んでくれて。「日本では麦茶とおにぎり食べてたねぇ」なんて言ってくれて。
Yちゃんは、日本人がいない街に住んでいた経験が長くて。その頃の話を聞くと、本当にすごいと思う。
日本語で愚痴を言いたくても、その相手がいないし。旦那さんに対する愚痴を旦那さんに日本語で言うわけにもいかないしねぇ…(笑)
当時は、インターネットも今ほど発達してなかったし、スカイプもなかったし…
ご苦労は大きかったと思う。
ポル語があまり出来なかった時期に、お姑さんと二人きりで過ごす時間というのも、相当、きつかったと思う。
いろんなものを乗り越えてきた彼女には目に見えない強さがあって。
そして前向きで明るくて!
いつも思う。どうして私の周りにはいつも、魅力的な女性がいてくれるんだろう…って。数少ない日本人の友達が、いい人たちばかりで本当に幸せ。
こんな素敵なYちゃんとの出会いに感謝…。
私もやっぱり、日本語で話せる相手が、ダンナと子どもたちだけって言うのはかなり淋しいよ。
いや、もう慣れたといえば慣れたけどね。それにスカイプもあるからいつでも日本と会話できるけどさ。
でも、顔を見ながらお茶を一緒に飲みながら話す日本語は格別です…。特に女の人はね、ダンナにはわかってもらえない話もたーんとあるしね。
そんなわけで、Yちゃん。これからも語ろうぜ!
そして、だんご3兄弟(古っ!)みたいに、子どもたちを遊ばせようね。子どもたちにとっても、貴重な日本語のお友達、だもんね。